- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309028934
感想・レビュー・書評
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内容が、私の精神に悪影響を及ぼすもので、途中で発作が起きて、読むのをやめた。
精神の病院にかかり、薬を服用している、不安定な精神の人にはこの本は無理。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
物語に引き込まれ一気に読み終えたが謎が多く残る作品か?
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60筆致はスムーズだけど、結局は何が言いたかったのかわからない。おまけの小品もまた意味不明。読解力がなくてゴメン
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なんか、え、ここで終わり?という感じでした。
なるほど。 -
解体作業員の祐は仕事の現場で行き倒れていた「成島」と名乗る青年を助ける。
スネに傷を持つ祐にヒタヒタと忍び寄る成島。
〈そんなにまでして生きている意味あるんすか〉
彼が口にしたひと言から、祐は13年前の出来事を思い出し混乱する。
美しい情景描写に引き込まれたが、祐はどこへ落ち着くのだろう。
成島の正体は?心地よい余韻と共に気になっているところ。 -
2020/11/14
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2020冬の文芸書フェア
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https://libopac.akibi.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2001011704 -
第39回日本SF大賞候補の「名もなき王国」で名前を知った作家。
幻想文学とデリヘル嬢の送迎の話が同居する大作だった。
今作は、元薬物依存症で前科持ち、解体業でまじめに働く男が主人公。
解体現場で倒れていた正体不明の男が入り込み、日常が崩れていく。間には薬物依存症の自助グループでの告白が挟まる。
底辺の生活者にとって安定した生活というのは、ちょっとしたことで壊れやすい、そのもろさが切なく、痛い。
物語の途中から、過去の亡霊がよみがえり現実を侵食する。
非常に現実的な話と幻想とをつなげるのが上手い作家だ。
車のガラス窓を揺れる雨の水滴、子どもころよく見ていた。「シェイプオブウォーター」でも描写されてたっけ。
もう一遍の「不実な水」も水つながりなのね。