昭和プロ野球徹底観戦記

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309020884

作品紹介・あらすじ

小学時代名外野手で、昭和十一年の洲崎球場三連戦で沢村栄治の快投を眼にして以来の野球狂による、実戦的プロ野球鑑賞法。キャンプ訪問、日本シリーズ観戦記、酒場での選手とのめぐり合いなどに、表現が冴え渡る。山口瞳流プロ野球論全一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 20130923 自分の意見を持った大人。スポーツにしても趣味にしても。最近はあまりいなくなったのでは。自分が入り込まないだけかも知れないが。

  • 没後17年もたって、山口瞳さんの新刊が読めるとは思わなかったが、しかも野球論。昭和39年のキャンプ、日本シリーズなどの報知新聞のコラムが中心だけれど、氏が野球にもこれだけ造詣が深いとは思わなかった。キャンプの開始時期は早すぎるのではないか、外角低め一辺倒の指導は芸がなさすぎる、投手力の弱い大洋が投手を補強しないのはどういうわけか、などなど、50年たってもそのまま通用しそうな話がけっこうある。内野守備重視の視点にも共感。

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著者プロフィール

1926年東京生まれ。小説家、随筆家。『江分利満氏の優雅な生活』で直木賞受賞。おもな著作に31年間連載したコラムをまとめた「男性自身」シリーズ、『血族』『居酒屋兆治』など。1995年没。

「2014年 『ぐつぐつ、お鍋 おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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