歴史を記録する

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 45
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309018478

作品紹介・あらすじ

桜田門外三月三日、雪は何時にやんだのか、それがわからないと小説は書けない。史料を徹底的に調べ、現地に何度も足を運ぶ。そうして生まれた吉村文学の舞台裏を一緒にうかがう。記録文学・歴史文学の第一人者がはじめて語った、貴重な歴史の証言。

感想・レビュー・書評

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  • 城山三郎、半藤一利、大宅壮一など12人との対談集。

    城山三郎とはともに昭和2年生まれで、戦争に行く一歩手前で終戦になった時代共有感があるようだ。また大宅壮一氏は氏の結核手術の模様を聞き出し、また「あなたの書かれたものを読んどると、実に執念深いな」と年上らしくズバっと会話をしている。

    2007.12刊
    2019.2.16図書館

  • 吉村昭さんの作品はまだ一作しか読んでいない。
    これほどまでに、史実に即して作品を書かれているとは、この本で明かされる取材の裏話の数々に、驚きの連続だった。
    ノンフィクションライターとして、改めて吉村昭作品に触れてみたい。
    時代を超えて伝わってくる普遍的なメッセージがそこに記されているはずだから。

  • (欲しい!)/文庫

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著者プロフィール

一九二七(昭和二)年、東京・日暮里生まれ。学習院大学中退。五八年、短篇集『青い骨』を自費出版。六六年、『星への旅』で太宰治賞を受賞、本格的な作家活動に入る。七三年『戦艦武蔵』『関東大震災』で菊池寛賞、七九年『ふぉん・しいほるとの娘』で吉川英治文学賞、八四年『破獄』で読売文学賞を受賞。二〇〇六(平成一八)年没。そのほかの作品に『高熱隧道』『桜田門外ノ変』『黒船』『私の文学漂流』などがある。

「2021年 『花火 吉村昭後期短篇集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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