「三陸津波」と集落再編

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  • 鹿島出版会
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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784306046474

作品紹介・あらすじ

津波常襲地域と呼ばれた東北・三陸地方の、多様な主体がせめぎあう集落再編過程から、現代的復興モデルを説き起こす画期的災害史研究。

明治期以降、東日本大震災まで四度の津波災害に見舞われた東北・三陸地方。常襲地域と呼ばれながら、そのたびに奇跡的な復興を遂げてきた。
なかでも昭和三陸津波において「理想町村」と謳われた大槌町・吉里吉里集落の復興手法は、「近代復興」のメルクマールとして今なお参照に値する。
本書は多様な主体がせめぎあう集落の再編過程を、統治機構の変化とそれにともなう制度・運用の変遷、民衆の動勢から読み解き、現代的復興モデルを説き起こす。

著者プロフィール

岡村健太郎
近畿大学建築学部建築学科講師。1981年兵庫県生まれ。2004年東京大学工学部建築学科卒業。2014年東京大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。東京大学生産技術研究所助教を経て、2019年4月より現職。専門は、都市史・建築史・災害史。著作に『「三陸津波」と集落再編 ポスト近代復興に向けて』(鹿島出版会、2017年)など。

「2023年 『コミュニティのかたちと復興区画整理』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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