勝間式 金持ちになる読書法

著者 :
  • 宝島社
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本棚登録 : 961
感想 : 87
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784299023278

作品紹介・あらすじ

お金持ちになる方法は読書で学習できる。勝間和代さんの最新刊!
この本は読書によって、お金持ちになりたい人のための本です。
お金の正しい使い方を知るためには、様々な形で情報の流れを知り、情報の使い方を知り、情報強者になる必要がありますが、今現在の状況でこの情報について最もコスト安く、かつ的確に教えてくれるのがなんといっても「読書」なのです。
本書はお金の不自由から解放される読書術を提供します。

(はじめにより)
読書は現代の錬金術である。

私はそう、強く確信しています。このことは、ただ私の「信仰」ではなくて、国内外で読書量が年収と相関関係にあるという分析が多数報告されています。
たとえば、アメリカの「Business Management degree」に掲載された研究データによると、富裕層の88パーセントが1日30分以上ビジネス書などの本を読んでいましたが、年収300万円以下の人は、わずか2パーセントしか読んでいません。86パーセントの富裕層は読書家で、また63パーセントの富裕層は、移動時間などの隙間時間にオーディオブックなどを聴いています。
 
(略)

私は、先祖代々の遺産によって生まれながらの資産家である人でない限り、本を読むこと、つまり読書量の累積が、お金持ちになるための、簡単でいちばん手っ取り早い方法のひとつだと考えています。
なぜ、そのように言えるのでしょうか? 答えは、ごくごく簡単なことです。
つまり、「さまざまな本には、直接的・間接的な、お金持ちになるための方法とそのヒントが含まれているから」ということなのです。

感想・レビュー・書評

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  • あまりにそのまんまなタイトルなので、こういう本をブクログで読むのはためらわれる方もいらっしゃるかと思います。

    現在、翻訳書中心に読んでいらっしゃる方には、読まないでいい本だと思います。
    でも、私はこの本を読んでよかった組です。
    私は今、特に仕事もしていないし何の資格も持っていません。だから今更こういう本を読むより、堅実に節約をしたり貯金でもしていた方がお金は貯まるのじゃないかと思っていました。

    でもこの本では情報弱者から情報強者になるということが書かれていました。
    特にお金にまつわる情報をちゃんと集めて、しっかりと情報処理できるようにすること。
    それにはネットやセミナー、スクールより何より読書が一番コスパがいいそうです。

    そして著者の人生が変わるきっかけとなったのは翻訳書だそうです。
    「ポピュラーサイエンス」と呼ばれている、専門の研究者が一般の人にも理解できるように平易に書いたものや、サイエンス・ライターが先端科学をわかりやすくまとめたものがオススメだそうです。
    翻訳書のメリットは厳選され、翻訳書として日本国内に流通していることだそうです。

    いかに希少な情報を持っているかで自分がすべき行動が変ってくる→その積み重ねが自分の資産を作る。

    「情報は金なり。そして情報を手に入れる最も安価で優秀な手段は読書である」そうです。

    巻末に、勝間和代さん推薦の「お金持ちになるための最強本15選」が袋とじでついています。
    これが一番、興味津々だったのですが、なるほど、こういう本を読むものなのかと参考になりました。
    早速、読んでみたいと思いました。

    • 夜型さん
      > 私は今、特に仕事もしていないし何の資格も持っていません。

      おおっ、ぶっちゃけますね。
      高齢者の年金生活者とはやや考えにくいと思う...
      > 私は今、特に仕事もしていないし何の資格も持っていません。

      おおっ、ぶっちゃけますね。
      高齢者の年金生活者とはやや考えにくいと思うから、既婚者で共同生活してる人がいる……というところでしょうか。

      僕は、勝間和代さんの書籍の読者であった試しがありませんが、意識の高いご婦人に非常に人気がある印象の方ですね。
      2022/01/19
    • まことさん
      夜型さん。

      私も勝間和代さんの本は、初めて拝読しました。
      勝間さんは、私のイメージとしては、少し前に流行っていらした方(失礼かもしれません...
      夜型さん。

      私も勝間和代さんの本は、初めて拝読しました。
      勝間さんは、私のイメージとしては、少し前に流行っていらした方(失礼かもしれませんが)という感じです。
      勝間さんが、どういった本を推薦されているのが、興味津々で、この間の、がんについての本は、早速、読んでみましたが、私には、猫に小判とか、豚に真珠とかでした。(短歌や詩なんか読んでいるのにこんな貧困な例えしか浮かばないのですが)
      がんについて、知るのだったら、夜型さんが、教えてくださったような本を読んだ方がよかった気がします。
      図書館にあるみたいなので、春になったら、借りてみようと、思っています。
      2022/01/19
  • この本は、元マッキンゼーで、評論家、読書家でも知られている勝間さんの「読書術」の本です。
    ○たくさん読む
    ○目的を明確にして読む
    ○翻訳された洋書がお勧め
    など、読書について丁寧に書かれています。
    読書をするモチベーションが上がります❕
    ぜひぜひ読んでみてください。

  • 先週、三浦しをんさんのエッセイ『好きになってしまいました。』を読んだら、「高校生に向けて、読書の楽しさをエッセイでアピールしてください」といった依頼がたまにあると書かれていました。

    この本のように「金持ちになる」のような、読書好きじゃなくても手に取りたくなるタイトルをつけたらいいんじゃないでしょうか。

    この本では、読書を通じて情報強者になれば、的確な判断ができ、変化にも対応できるようになるので、結果的にお金持ちになれる、ということが書かれています。

    ただし、この本を読めばすぐ金持ちになれるというものではありません。
    個人的には特に金持ちになりたいわけではないんですけど、10年先20年先に金持ちになりたくなるかもしれないのだし、読書を積み上げていくのはとても良いことだと再確認できました。

    読書っていいんだなあ!と思うことがたくさん書かれているのですが、ひとつだけ選んで載せましょう。

    〈良い本を読めば読むだけ、その情報が無意識に蓄積されていくので、ある一定の臨界点を超えれば、無意識はガラッと変化していきます。
    無意識を変えるには、やはりそれなりの読書量と時間がかかります。読書が効いてくるのは、この無意識が変わったときなのです〉

    実感しております。

  • 【遅効性であり底上げ感】
    読書の良さ、可能性を力説している本はいいです。
    あらためて「本をどんどん読むぞ」という気になります。

    本は良質な情報を得る最強のツールですが、即効性はないと思います。
    じわじわと全体的にベースが上がってくる感覚です。
    この本を読んだから即、人生が好転したというわけではありません。きっかけになることはありますが、全体的な底上げ感の方が大きいです。


    下記は原文とは異なりますが、いいと感じた部分です。

    ・一冊の本で本当にいいところは数行、宝探しと同じ、だがら大量に読む必要がある

    ・過去の英知の集積である魔法の書を読んでいるようなもので、呪文を唱えなければ効果は発揮できない

    ・本を読まずに200~300年の知識を得ようとすれば、本当に200~300年生きなければならない

  • 2022年の始まりにこの本を読めたのはラッキー
    とにかく本を読む
    スキマ時間全て、読書に費やす
    さっそく耳読でこの本を読んでるあたり勝間さん信者かもしれん〜
    年間300〜1000冊を目指そうとのことで、去年は150冊読んで結構読んだなとか思っていたので、気が引き締まりました。
    1日4万字読むのを目指そうとあったけど、字数って調べにくい気がします。1冊ずつ読む目標で頑張りたいです。あと翻訳本を読む。意識していきたいと思います。
    勝間さんの本とかYouTubeを見てると、生きやすくなる気がするし、効率よくストレスなく自由な人生に向かえてる気がするので好き。

  • 情報は力なり。

    お金持ちになるということを「一種のスキル」と表現しているのは、本質的で秀逸。

    意思決定と行動は、無意識に決められているという受動意識仮説に基づいて読書の有効性を展開している。
    意思決定と行動を支配する無意識を変えるためには、集合知を「無意識」に蓄積する必要がある。
    この集合知の内容は、目的意識に応じて変わるというのが肝心なところ。
    お金持ちになりたければ、お金持ちになるという目的意識を持って読書しないと、目的に叶う集合知が蓄積されない。

    無意識を変えるためには、大量の読書が必とのことで一瞬気が遠くなるが、無意識に情報を蓄積するという観点があるかどうかは、モチベーションに大きく影響してくるだろう。
    読書ハックも興味深い。

  • お金持ちになる、なんて書かれると、ちょっと強欲女みたいな気がして、本を手に取ることを躊躇う人もいると思う。かく言う私もそんな一人。

    けれど、最近お金を稼ぐ、という意識に対するメンタルブロックが外れてきたので、手に取った本。

    お金を稼ぎたいか、と聞かれたら、答えはYES、と今は答えたい。
    何かをしたい、と思った時に我慢をしないで一定程度の金額なら自由に使えるようになりたいし、視野を広げる体験や経験をするためにお金のことを考えなくてもいい状態でいたいし、大切な人が困った時に、さっとお金を出してあげられる状態でもいたい。筆者がいうところの、健康体である、と言える程度の金銭的余裕が欲しい。

    本の中で、筆者は「無意識が私たちの行動を規定している」と述べる。
    無意識が受ける影響とは、その人の知識と経験だけであり、お金を稼ぐためには情報を得る必要がある。情報強者となるための多読を基本とした読書が必要であり、貧乏マインドという無意識を変えるためには他人の思考やマインドをシャワーのように浴びなければいけない。

    読書をしよう。
    だって、最大の高コスパで効果的なテクノロジーを活用するのと同じなんだから。
    運動をするように、息をするように読書をする。行動するために本を読む。人生をよりよく生きるために、情報強者になるために。

    情報は力なり。
    知は力なり。

    勝間さんのさすがの説得力で読むことができる本。とりあえず内袋でオススメされている本で気になるものを本棚に登録。

  • 読みやすく、一気に読んだ。情報強者になろう。
    翻訳書が良いとのこと。
    勝間さんは少し変わっているので、なんでも受け入れないようにしている。

  • 年間50冊以上読んだ自分はまだまだだと思った。
    ・年100冊まず目指す
    ・アウトプットと行動をセットにする
    ・自分の好きなもの、簡単なものから読む

    自分の読書をするゴールは?
    ・家族5人で幸せに暮らす
    ・いつでもどこでも働ける
    ・短時間労働でもお金に困らない
    ・自分の強みを生かして働く
    ・100歳まで健康に生きる

  • 勝間さんの考え方が好きなので、新刊が出たことを知ってすぐに読んでみた。

    いつも通り、読みやすい。そしてなぜかモチベーションが上がる。

    中でも、

    良い本をたくさん読むことでその情報が『無意識』に蓄積されていき、臨界点を超えるとその『無意識』がガラッと変化していく

    という主張が心に響いた。

    これまで、本に限らず、潜在意識に良いものを見せていくことが大事なのかな?とボンヤリと考えていたけど、臨界点を超えてから『読書が効いてくる』と書かれていて、ハッとした。

    私は良さそうなものをつまみ食いのように取り入れていたなぁと反省。

    量が質に転化すると言うが、この言葉、私にとってはついつい無駄な努力を正当化するのに使ってしまって、努力する自分に酔ってしまう危険ワード。

    量は確かに必要だけど、質に転化するポイントを意識して、適切な目標とルートを設定していかないと、量だけが増えていってしまって目指すところになかなか辿り着けないよ!と自分に言い聞かせてみる。

    ☆良いものをきちんと選び、目標に向かって量をこなす。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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