- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299005052
作品紹介・あらすじ
小学6年生(12歳)だった少女が書き、文部科学大臣賞を受賞したレポート「モノの値段を考える」。経済学者に絶賛されたこのレポートをベースに、『今さら聞けないお金の超基本』監修者の泉美智子さんが追加・修正・再構成を加え、大人向けのやさしい“お金と経済の入門書”が誕生! モノの値段から景色の値段、命や臓器の値段まで、子どもならではの視点・感性を活かしながら、イラストも豊富で楽しく学べる一冊です。
感想・レビュー・書評
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経済学。
小学6年生の女の子が、夏休みの自由研究で書いたレポートが原案。
本当に基本的な内容ながら、やはり、小学生が経済学を学び、理解し、分かりやすくまとめた、という事実に価値があるはず。
個人的には、"時間の値段"のパートが非常に重要な内容だと思う。
"命の値段"と"臓器の値段"のパートも、難しい問題。
「命に値段はつけられない」みたいなことはよく聞くけど、動物は普通に売買されていたりするし、人身売買だって実際に行われていた(いる?)訳だし。
自分では、とてもじゃないが答えが出せない、
臓器売買が合法とされている国もあるのは初めて知った。
帯の紹介通り、大人も子どもも読んで、考えるべき本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
経済についてわかりやすく書かれていて読みやすく、面白かった。
需要と供給、価格競争など、世の中の仕組みを理解できる本。 -
大人も子どもも楽しめます。面白かったです。
2005年に小中学生作品コンクールで受賞した小学6年生の少女の自由研究をベースに、漫画とイラストで分かりやすくお金と経済を学べる本。少女のレポートは小さい画像しか載ってませんが、セミナーでの学びと自身の経験を織り交ぜ70ページ超の大作を親の力も借りずに書き上げたというのはスゴイとしか言いようがありません。自分が小6の頃の自由研究ってネットで調べたものをほぼ丸写ししてた気がします。地頭力が違う!
経済学の基礎部分を浅く広く解説した内容ですが、身近で普遍的なテーマが多く考えさせられます。市場に出ることなく潰される野菜や生き物の命の価値などは「そういうもん」と言われればそうなんですが、改めて説明されるとやるせなく感じますね。
とっつきにくいお金まわりの話をキャラとストーリー仕立てで分かりやすく学べるので、学校の授業とかでぜひ使ってほしいです。 -
時間の価値、命の価値について考える機会ができた。
全ての判断基準を"金"に置き換えている事について
少し寂しくなった。 -
当時小学6年生(12歳)だった女の子が、自由研究で書き上げた作品を中心に構成された本。
値段の決まり方や、インフレ・デフレなど、基本的なお金の事項から、命の値段や家事労働の値段など、大人にとっても難しい話もあり、結構勉強になりました。
漫画やイラストもありますが、文章も多めなので、高校生~大人向けの本だと感じました。 -
15年前の原案が今やっと本になったのね。それだけ著者に与えたインパクトが大きかったんだな。
私たちの日々の生活の全てにお金が、経済が関わっている。
何もかもお金で換算してしまうのは寂しいという話もあるけれど、そういう観点を持てるというのも大事なこと。
しかし、物価が上がるのはインフレだったはずだけど、給料はあがんないね。 -
お金の仕組みを多面的角度から検証する視点は素晴らしく、そのベースが12歳の少女の夏休みに自由研究ということが驚きでした。十二年前の研究をベースにしながら、現在に共通するトッピックスに置き換えてあり、より一層理解しやすくしていると思いました。
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大人でも良く分かっていないお金の仕組み。
12歳の小学生の自由研究から生まれたこの書籍。
分かりやすいし読みやすかったです。
日本の小学生も小さい時からお金の勉強が必要だと思いました。
私もホントに数年前から、やっと本気でお金の勉強を少〜し本当に少しずつ勉強するようになりました(笑)もう少し早くからっというか、学校でも経済やお金の勉強を教えて欲しかったです。 -
漫画だからわかりやすい。
社会人になる前にもう一度読み直したい1冊。