- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299003034
作品紹介・あらすじ
雑誌 『リンネル』連載スタートから3年半。
第1回から第42回までと、書き下ろしエッセイを収録!
クスッと笑えて、胸をぎゅうと掴まれる。
チャーミングな言葉で綴られた、日々の暮らしが豊かになるエッセイ集。
映画やドラマ、舞台などで女優として活躍の幅を広げる一方、
雑誌などで多数の連載をもち、著者としても活躍する菊池亜希子さん。
リラックスした雰囲気があるけれど個性的なファッションや、ほっこりするイラストなど、
その独自の世界観にはファンも多く、著書も多数出版しています。
結婚、出産と人生の転機を向かえ、ライフスタイルの変化とともに、その魅力はますます深まり、ファンを魅了し続けています。
本書では、
●タイトルの由来が語られる初回の『へそまがり』
●お子さんが生まれたエピソードの『3人になった日』
●友人とのやりとりを描いた『グラフチェックのあの子』
など、家族・おしゃれ・暮らし――さまざまなテーマのエッセイを楽しめます。
さらに、妊娠から出産までをまとめた特別書き下ろしエッセイも収録。
イラストレーター・小川雄太郎さんがエッセイからのイメージで手がけた、連載時の背景イラストも楽しめます。
昔の自分を思い出したり、今の自分を見つめ直したり……そんなきっかけをくれる、やさしい気持ちになれる一冊です。
感想・レビュー・書評
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菊池亜希子さんの、子どもの頃の話から、結婚、出産、子育てまでの日々のことが綴られている。
意地っ張りで、頑固もので、東京に来たお母さんが田舎に帰る時は泣いてしまう。
かっこ悪い所も書かれていて、ついつい共感してしまった。
ちびまる子ちゃんを思い出した。
姪っ子につい、「潔癖症」って言って後悔した話も印象に残った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.6
結婚してお母さんになって文章の雰囲気も少しまあるくなった。文章だけだからかな。前よりもシンプルないい文章になった。いい歳の取り方をしてるんだろうなって。とても正直で誠実でかわいい人。嘘がなくて清々しくて気持ちがいいんだけど、なんだかちょっと一生懸命頑張ってる部分が見えて、ぐっときた。 -
大好きなあっこちゃんの本。
うまくいくこともいかないことも、彼女なりに乗り越えているのが相変わらず素敵だなあと思う。
私は間違いなく、あっこちゃんに憧れているのだけど、
あっこちゃんからは「こうしなきゃ」とか「なんて私はだめなんだ」と思わされるような圧がいっさいなくて、すんごく純粋にただただ好きで憧れている。
へそまがりといいながら、それさえも素直で、自分も人もフラットに見つめている人だから「こうしなきゃ」みたいなことを人に感じさせたりしないんだろうなと思った。 -
記録
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久々に「ページを捲る」行いがとてもとても楽しく思えた。
もっと、この人の文章を読みたいと思った。
どんだけ疲れていても、一話分は読んで1日を締めくくりたいと思った。
自分の部分にもあるへそまがりな部分を
めんどくさいだけでなく、可愛らしいとも思わせてくれた。
雑誌の連載時の装丁と同じデザインで出てきたのだろうけど、文章だけでなくデザイン面でも楽しめた。
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子育て中の自分には染みることばかりで大切な本になった。親になってもお母さんに甘えたいよね。今のしんどさもぜんぶぎゅっと抱き締めたくなる。
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「マッシュ」で亜希子さんを知り
ずーっと不思議な方だなあと思っていました。
でもエッセイを読んでみるとすごくすごくふつうの感覚を大切にしていて、とても素敵だと思いました。
現在も連載は続いているそうなのでぜひ続編をお願いしたいです。
装丁や挿絵もとても素敵でした。 -
あっこちゃんにも、こんな一面があったんだ、という驚きと親しみやすさがありました。友達への天邪鬼な態度とか、育児で奮闘している姿とか、母への想いとか、飾らない文章が読み心地よく感じました。続編も読みたいな〜
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「そっかぁ、自分の好きなことを堂々と好きでいたらいいのかぁ」とすとんと納得したのは、そんな生き方を体現している菊池亜希子さんの作品を通して。結婚・妊娠・出産・子育ての話がぎゅっと詰まっていると知って、彼女の「その後」を知りたくて読みました。
「触れると嬉しくなって、自分の人生が丸ごと愛おしくなるものを一生懸命愛でて生きていく。それが私の選んだ幸せだ。」
癒されました。