[試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】

著者 :
  • 技術評論社
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297131487

作品紹介・あらすじ

ITシステムやソフトウェアの基盤OSとして幅広く使われているLinux。エンジニアとしてLinuxに関する知識はいまや必須とも言えますが、あなたはそのしくみや動作を具体的にイメージすることができるでしょうか。
本書では、Linux OS における、プロセス管理、プロセススケジューラ、メモリ管理、記憶階層、ファイルシステム、記憶階層、そして仮想化機能、コンテナなど、OS とハードウェアに関するしくみがどのように動くのか、実験とその結果を示す豊富なグラフや図解を用いてわかりやすく解説します。

改訂に際しては全面フルカラー化。グラフや図解がさらにわかりやすくなり、ソースコードはC言語から、Go言語とPythonにアップデートしています。さらに仮想化、コンテナなどの章が加わりました。今どきのLinuxのしくみを本書でしっかり理解しておきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • linucのレベル3までは取得している。
    でも実務が伴っていない、なあなあのなんちゃって担当なので、表面的にしか理解していないなと常々思っていた。
    リスキリングの一環で『スーパーユーザなら知っておくべき LINUXシステムの仕組み』を読み始めていたのだが、デバイスの章でつまづいていたところ、図書館で予約していた本書が届いた。

    めちゃくちゃ分かりやすいし、程よく突っ込んだ内容で良かった。
    次の一歩を踏み出すために最適な一冊。
    惜しむべきはところどころに、ん!?となる記述、誤植、図解の矛盾があったところ。
    文脈でカバーできるようなものであれば、普段はあまり気にしないのだが、この手の本では内容の信頼度にも直結するため、いただけない。版を重ねて良きものに仕上げて頂きたいもの。

    結局のところ、セキュリティ上の機構や性能・スケーラビリティを担保するための工夫と発想は、linuxという壮大なOSであれ、普通のソフトウェアであれ似通ったところがあることがわかり、恐れることはないと思うと共に、その原理を応用できるようしっかりと理解することが大事だと感じた。

    ただ、コンテナ技術については恥ずかしながら全くわかっていなかった。
    どこかで勉強しないと。
    今のところ使い所もあまりないのだが。。

  • これまた後輩くんのために購入。後輩くんが欲しいと言ってたので、多分参考になる内容かと。

  • これまで断片的に覚えてきたlinuxのカーネル動作についてよく理解できた。同様に断片的に理解してきたエンジニアに進められる一冊だと思う

  • これはわかりやすい。
    実際にプロセスを動かし、straceでログをはかせて、OSの動作を確認する。
    新人のころ、サーバ高負荷に悩んでいたころ、さんざん勉強したのだけど、ググってもこういう解説はなかった。
    もっと早く出会いたかった解説書です。

  • /proc/の下にシステムの各種情報が入ってることを知った。ページキャッシュ。技術革新によって登場したNVMe SSDの効用。
    Ubuntu20.04ではNVMe SSDはデフォルトでI/Oスケジューラを使わないようになってるなど、SSDとOSレベルでの相性の組み合わせもパフォーマンスを考える上で重要なのだと再認識。一巡でふわっと読んでもかなり勉強になった。
    今後も業務でLinuxはよく触りそうなので、もう一巡したい。

  • I thought the contents of this book would be more useful after I experienced programming that operated os's memories.

  • 試して学べる。
    sarやIOPSの話が当時を思い出して懐かしかった。

  • 低レイヤーの初心者が最初に勉強するのにはかなりよさそうな本。
    C言語がわからなくても大丈夫なように、PythonとGoを例にして解説している。

  • 手を動かしながら、楽しかった
    (理解できたかは別ですが)

  • 説明が適度に簡略化されていて概要を理解するのに非常に良かった。特にコンテナとcgroupの章は短いがとても勉強になった。CS:APPの前に読んでおけばよかった。

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著者プロフィール

2005年から2017年まで、富士通(株)においてエンタープライズ向けLinux、とくにカーネルの開発、サポートに従事。2017年からサイボウズ(株)技術顧問。2018年、サイボウズ(株)に入社。cybozu.comの新インフラのストレージ開発に従事。

「2022年 『[試して理解]Linuxのしくみ ―実験と図解で学ぶOS、仮想マシン、コンテナの基礎知識【増補改訂版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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