‟もしも″絶滅した生物が進化し続けたなら ifの地球生命史 (Graphic voyage)

著者 :
  • 技術評論社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297119201

作品紹介・あらすじ

大人が楽しめる、超リアルなビジュアルブック!
今回は、地球生命史における「if(もしも)の進化」に迫ります。

古生物は、すでに絶滅しています。
しかし、もしも古生物が“何らかの理由で”絶滅を回避し、子孫を残したとしたら、いったいどのような姿へと進化を遂げるのでしょう?

古生代の、あの甲冑魚が滅びなかったとしたら。
中生代の、あの肉食恐竜が滅びなかったとしたら。
新生代の、あの哺乳類が海洋進出をしなかったとしたら。

この本では、そんな「ifの物語」を、超リアルなCGを駆使して展開してみました。

もっとも、いくら「if の世界」であるとはいえ、この本に登場する“if の古生物” は、完全な想像ではありません。
これまでの研究によって明らかになっている進化の系統、生態、他の古生物たちとの関係、周囲の環境などの情報をもとに、専門家とともに
「この系譜で進化してきた古生物が、もしも、このまま進化を遂げたら、こんな種が登場したのではないか」
と“科学的思考実験”を行っています。

「あの魚、このまま進むとこんなになっちゃうの?」
「あの恐竜、こんな環境に進出しちゃうの?」
「あの哺乳類、食べ物を変えてこんな姿になるの?」

古生物たちの進化傾向と生存戦略を、直感的につかんでもらえます。

実在の古生物とifの古生物が交錯しながら展開する奇妙な世界。
古生物のもつ「思考実験を行う楽しさ」を感じてもらえる、マニアックな1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • 古代の生物が現代まで生き残りそのまま進化を続けていたらどうなるのか?
    というロマンを本気で追及し
    生物の生態、大きさ、住んでいる場所や学名までつけている
    本気の思考実験がとても面白いです。
    CGでしっかりその生物の見た目まで考えて作ってあり
    読んでいてとても心くすぐられる感じがして面白かったです。

    学生アルバイトスタッフ F.K.

    熊本学園大学付属図書館 OPAC

    https://lib-opac.kumagaku.ac.jp/opac/volume/1529300?current=1&q=%E5%9C%B0%E7%90%83+%E9%80%B2%E5%8C%96+IF&total=5&trans_url=%2Fopac%2Fsearch%3Fcount%3D10%26defaultpage%3D1%26defaulttarget%3Dlocal%26order%3Drecommended_d%26q%3D%25E5%259C%25B0%25E7%2590%2583%2B%25E9%2580%25B2%25E5%258C%2596%2BIF%26searchmode%3Dnormal

  • NDC分類 457.8

    古生物;恐竜;アノマロカリス;進化;フューチャー・イズ・ワイルド;架空生物;リアルサイズ古生物図鑑

    目次
    1 古生代のif(アノマロカリス類(ラディオドンタ類)―エスリオフルディア・マーテルマリス
    ウミサソリ類―プテロバリスタ・ガジャルグ
    三葉虫綱―ヴァロプス・カラルマータ ほか)
    2 中生代のif(ステゴサウルス科―バベリトゥリス・ウルネラータ;偽鰐類―フォネオカンプスス・エラーンス;スピノサウルス上科―シェブロケルクス・プラタニストイデス ほか)
    3 新生代のif(ペンギンの仲間―ケルビデュプテス・ロンギコリス;鰭脚類―バラエノフォカ・プリアプス;肉歯類(サルティヒアエナ・ヘルバティカ;ノクティクストス・スカンソル) ほか)

  • ふむ

  • 請求記号 457.8/Ts 32

  • もしも、絶滅した生物が進化し続けたら?というコンセプトで作られた想像上の生物図鑑?
    25種類の生物のifが紹介されています。 
    とにかくイラストが綺麗。 
    それっぽく学術名が命名されているのも面白い。 作者の本気度がうかがえます。 
    『フューチャー・イズ・ワイルド』や『アフターマン』『新恐竜』が好きなら一見の価値あり。 
    ただ、横とじのデザインがちょっと開きづらい。 図鑑だから仕方ないけどね・・・

  • スペキュレイティヴな生き物が満載
     ティラノサウルスがー 前脚退化しとる―
     翼を捨てた翼竜をるー
     わんこが― 馬に成っとる―
     でもぬこ様はー あまり変らん―
     大変よろしい。

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著者プロフィール

著者:土屋健
オフィス・ジオパレオント代表。サイエンスライター。埼玉県生まれ。金沢大学大学院自然科学研究科で修士号を取得(専門は地質学、古生物学)。その後、科学雑誌『Newton』の記者編集者、サブデスク(部長代理)を経て2012年に独立し、現職。近著に『怪獣古生物大襲撃』(技術評論社)、『前恐竜時代』(ブックマン社)、『生命の大進化40億年史 中生代編』(講談社)など多数。

「2023年 『も~っと! 恐竜・古生物ビフォーアフター』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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