PowerPoint資料作成 プロフェッショナルの大原則

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  • 技術評論社
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  • Amazon.co.jp ・本 (528ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297103088

感想・レビュー・書評

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  • 機能の説明ではなく、どうやったら、ちゃんと資料がつくれるのかを語ってくれる本がほしかった。

  • 正しい資料の作り方が学べる本

  • 人を動かす、一人歩きする資料を早く作ることを実現する資料作りのための本。
    単なるTIPSのみならず、心得なども含めて体系的に整理されている名著
    自分のみられ方、相手の分析。など大事なのにしばしばうまくしきれていない部分は良き気づきとなった。

    メモ
    ・パワポ資料は図やグラフで説明できる。メッセージが明確である
     という点が優れる。直感的な理解につながりやすい。
    ・プレゼン資料と説明資料の差分は
     文字をイメージ画像に変えると概ね充足される
    ・資料には提案型と説明型の2種類が存在。
    ・人を動かす資料とするには説明対象者について熟考することが必要
    ・独り歩きする資料のポイント
     メッセージが明確、パッとみてわかる、根拠が述べられている
     情報が整理されている、読者のアクションが明確

    (目的設定)
    ☆資料の目的は4ステップで考える
      伝える相手を分析する
      期待する行動を決める(できるだけ具体化)
      自分の見られ方を分析する
      伝えることを決める(150文字以内でまとめてみる)

    ・インセンティブ、バリア、知識興味性格立場の3つから分析する。
      例えばインセンティブ 社長実績アピール
      バリア 前例がないこと
      知識 プロモーション知識乏しい、数字興味あり など

    ・相手に期待する行動は具体化する。
      すぐに取り組める行動を提示する
       目標までの行動を分解して提示
      3W 1Hを考える
       誰いつどのように何を
      複数の選択肢を提示する
       自分で選んだ感を醸成する

    ・伝えることを決める 150文字で
      課題・解決策・効果・行動の要素を含める
      伝える相手分析と自分見られ方分析から示唆を加味する

    (ストーリー作成)
    ☆ストーリー作成大原則
      スライド構成を決める
      スライドタイトルとスライドメッセージを決める
      スライドタイプを決める

    ・背景で重要性を示す
      現状・ありたい姿・ギャップ 
      ギャップが問題意識となる。統一・共有化が大事

    ・課題では問題をより明らかに特定する
      ギャップを深堀する WHYを重ねる MECEに
      取り組むべき課題を設定する 解決できるか・重要化などの観点から

    ・解決策は課題へ対応させる
      課題に正しく対応しているか
      複数解決策から選択しているか
      具体性ある解決策か

    ・効果は解決策の結果を
      効果・必要リソース・アクションプラン

    ・タイトル、サマリ、目次、結論を必ず加える

    ・スライドタイトルは短くまとめる、主張しない、体言止めまたは名詞、主語を明確にする

    ・スライドメッセージは50文字以内で主張する
     主張を含め、50文字以内、文章で表現

    (情報収集)
    ・情報収集のための仮説を作る
      入門書で仮説作りの準備を 3冊ほど
      フレームワークで仮説を構築、足りないものを明確に

    ・情報収集は人の聞くか、社外情報か社内情報か。

    (スケルトン作成)
    ・スライドマスタ、スライドレイアウトは2枚だけを残す
    ・ロゴ、出どころ、スライド番号を追加する
    ・スライド使用範囲をガイドで明示する

    (ルール設定)
    ・文字色は濃いグレー
    ・配布資料
      本文14pt メッセージ20pt タイトル24pt
     プレゼン資料
      本文20pt メッセージ32pt タイトル36pt
    ・具体は四角、中小は楕円で表現

    (箇条書き)
    ・箇条書きは 1文40文字以内
    ・主語は揃える。文末を揃える。繰り返しを避ける
    ・3項目で整理する
    ・重要度順、時系列順、種類別にまとめる
    ・3階層以内とする

    (図解)
    ・クリップアートを活用する
    ・ピクトグラムで統一する
    ・背景を透過して使う

    (流れの整理)
    ・全体像がわかるようにする
    ・全体の流れをパンクズリストで示す。 
      スライド右上など
    ・一括置換でフォントを統一する

  • パワポを大学の授業で使用する学生はいてもこのようなわかりやすい作り方は学校では教えてもらえない。手も足もでず、社外資料ってどうすればいいの!?とパニックになった挙句本を手に取った。分厚いけれど一通り読めば大体の使い方は覚えるはず。良書です。

  • 比較的苦手に感じていたパワポだったが、
    これを読んでだいぶ改善されたと思う。

  • 体系的にパワポ作成のいろはを学ぶことが出来る。作業効率を高めるテクニックも具体的に記載されており、すぐに実践できる。

  • 例えば、フォントサイズの異なるもの同士を、相対的な大きさを変えずに拡大・縮小するときの方法など、「あ、これやりたい。」と思ったものについて、操作方法まで丁寧に説明されているところが良いと思った。その分文字数が多く、読むのには時間がかかるが。

  • コンサルのパワポの仕事術が書いてある。10年前にこの本に出会っておきたかった。基本に忠実。これまで何となく自己流でやってきたことも、この本によると具体的なスキルとして説明してくれるので、安心感を持てた。500p超えるけど一気に読めた。

  • ★この本で得たいこと/目的
    →コンサルで使うパワポ技術の基礎を身に付けるため

    ★この本で学んだこと
    →パワポはビジネスの総合格闘技であり、レベルが高い。
    ロジカルシンキング、簡潔に伝える力など様々ななスキルの集合体である。
    ベーシックなパワポのルールから、スライドタイトル、スライドメッセージ、図、表の作り方などを網羅的に学ぶことができた。
    アウトプットをしながらやると良い

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著者プロフィール

株式会社ルパート代表取締役社長
神戸大学大学院修了、英国University of East Anglia修士課程修了。米国戦略コンサルティングファームのモニターグループに入社し、外資系製薬企業の マーケティング戦略や営業戦略、外国政府の依頼によるツアリズムのマーケティング戦略、また、国内企業の海外市場進出戦略やパートナーシップ戦略策定にも従事。その後米国NGOの途上国プロジェクト企画立案・実行に従事。

「2018年 『ドリルで学ぶ!人を動かす資料のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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