- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296116164
作品紹介・あらすじ
KGBの復興、プーチン勢力の台頭、そしてロシアのブラックマネーが世界をどのように覆しているのか--。本書は、プーチンがいかにロシアを変え、権力奪取のために食い物にしてきたのかを元FT記者が冷静なタッチで暴露するかつてないプーチン伝。
本書は、FT元モスクワ特派員で調査ジャーナリストのキャサリン・ベルトンが、ウラジミールプーチンと彼のKGBの仲間たちがロシアで権力を掌握し、新しい同盟をいかに構築したかを秘話を交えて明らかにするドキュメント。主要な内部関係者との独占インタビューを通じて、プーチンの周囲が民間企業を容赦なく押収し、経済を乗っ取り、数十億ドルの資産を洗浄化し、組織犯罪と政治勢力の境界をあいまいにし、敵をシャットダウンし、西側に影響力を拡大したのかを解明する。
「恐れを知らない、魅力的な説明…時にはジョン・ルカレの小説のように読める…プーチン政権の画期的かつ綿密に研究された解剖学、ベルトンの本は、ロシアのお金と影響が現在西側にもたらしている危険な脅威に光を当てている」と高く評価されている。
感想・レビュー・書評
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マフィアが国家になったのであり、国家がマフィアだ。
一部のインナーグループが、権力と暴力を独占する。その為に金も独占する。
夢と欲に踊った一部の資産家を叩き潰して資産を奪い、まあ、全体としてそれで十分かと言えば国としてはそうでもないのだろうが、国民を富ませる気はさらさらなく、自分達が権力に注ぎ込める分があれば問題ない。
腐敗を武器として使う、と言うのは眼鱗であり、現在充分に有効に生きている。
トランプ全米国大統領の影にも、露国が蠢いていたことも間違いなさそうだが、政権中も効果的であったかはどうにもよく分からないが。
変な被害者意識と謎の歴史観と、独善的な使命感と大国意識に囚われている大陸系の方々は恐ろしいと改めて感じる。詳細をみるコメント0件をすべて表示