新版 ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296108831

作品紹介・あらすじ

マネジメントは「管理」ではない、「創造」だ──。ドラッカーから直接教えを受けた著者が、ドラッカーが伝えたかった「本当のマネジメント」を解説する。

日本ではマネジメントは「管理」、マネジャーは「管理職」と訳されてきた。だが、ドラッカーが本当に伝えたかったマネジメントの本質は、チームメンバーの強みを生かし、イノベーションを実践し、価値ある成果を生み出す、まさに「創造」のための方法論だった。

著者は、ドラッカーが自らの理論を伝え、また彼と思想を分かち合う教授陣が教壇に立つ米ドラッカー・スクールで学んだ。ドラッカーから直接教えを受けた最後の世代にあたる。
本書は経営の当事者として、またコンサルタントとして、著者が体験した多くの事例をとりあげながら、セルフマネジメント(自分自身のマネジメント)、マネジャーが目指すべき目的、マーケティングとイノベーション、組織とチームづくり、会計や情報技術との向き合い方、コミュニケーションなどドラッカーのマネジメント論を学ぶ上で鍵となる7つの重要テーマについて広く、深く解説する。ドラッカーの理論全体像を学び、それらを現場で活用するための具体的なヒントを得られる構成になっている。

マネジメントは新入社員から経営層まで、さらに民間企業はもちろん自治体、非営利組織など、あらゆる組織に属する人が知っておくべき「教養」だ。マネジメントという教養を身に着けることで、仕事に対して自ら目的を設定し、他者を生かし、日々様々なイノベーションを実践して成果をあげる創造的な働き方ができるようになる。リモートワークをはじめ新しい働き方が広がる中、組織やチームとして最も大切な事が何かを考える上で大いに役立つ一冊。

感想・レビュー・書評

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  • ドラッカー系の読書は初めて。
    イノベーションとは、本当は大袈裟なモノじゃなくて、小さな気づき。
    目的を見失わず、常になぜ?どうして?の対話を繰り返す。

  • ここ最近で読んだ日本人著者のビジネス関連の書籍で1番良かった。ドラッカーの著作は多数あり、どれも読むのに体力が要るが、直接スクールで学んだ著者が要点を押さえて非常に分かり易く伝えていて、どこも参考になる。翻訳本にある事例はあまり共感できないものが多いが、その点で本書は「あるある」と共感しながら読めた。やはり自分には会計や財務の知識が不足しているなーと痛感。多くの人にオススメかとできる。本書を読んだ後に、ドラッカーの本を改めて読んで学ぼうという気持ちになることが、1番の収穫だったかな。

  • 働きがいある組織とは?
    全体の目的が明確
    個人の強みで貢献できる役割が明確
    思いやりとちゃんとしたコミュニケーション

  • 『#ドラッカー・スクールで学んだ本当のマネジメント』

    ほぼ日書評 Day417

    結論、良書。

    「本当の」や「真の」といったワードがタイトルに付くと、一瞬、構えてしまうが、本書はオススメできる。

    やや強引に「事例」を盛り込むために、日本の会社の「ダメな面」はこうだよね、的な論述が多少の鼻につく感もあるが、一歩下がってみれば、正論である。

    ドラッカーの言葉、What do you want to be remembered for? あなたは何によって記憶されたいですか?や、本質を問う、ドラッカー5つの質問
    1.私たちの事業は何か? What is our business?
    2.顧客は誰か? Who is our customer?
    3.顧客にとっての価値は? What does the customer value?
    4.どんな成果を目指すか? What are our results?
    5.で、どうやる? What is our plan?
    (※あえて本書の訳文とは変えてみた)
    あたりは、今一度、しっかり向き合いたい。

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  • 常に思考の中心に置きたい「問い」
    ①私たちの事業は何か
    ②顧客は誰か
    ③顧客が価値と感じるものは何か
    ④何を成果とふるか
    ⑤どう計画するか
    マーケティングとは顧客にとっての価値と自社の提供する価値をすり合わせて行く作業

    顧客価値を創造していくために、上の問いを明らかにする必要があると感じた。アクションとして何をすべきか明確にしたい。

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著者プロフィール

大阪市立大学名誉教授

「2020年 『注釈モントリオール条約』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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