- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296104635
作品紹介・あらすじ
孫正義の魂が叫ぶ。
起業家たちよ、もっと狂え! 本気で狂え!
50万部突破※のベスト&ロングセラー
『志高く 孫正義正伝』を著した、作家・井上篤夫が
「起業家、および起業家を志す人々のために、
という明確な目的意識を持って書いた」1冊。
事業家・孫正義の精神を体感し、
自らのうちに取り込むことを目指し、
30年以上にわたる取材で知った、
その魂の発露たる言葉と行動を記す。
2019年度中間決算説明会で大赤字を発表した際に吼えた、
「反省もするが、委縮はしない」をはじめ、36篇を収録。
日英両語で発信。両語を突き合せて読める体裁に。
孫が米国メディアで答えたインタビューなどから、
孫らしい英語、
シンプルで力強い日本人の英語の再現を目指した。
表紙揮毫は、書家・前田鎌利(ソフトバンクアカデミア第1期生)。
※紙媒体20万部、電子書籍30万部
感想・レビュー・書評
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幾つか孫正義に関する本やインタビューを見ていたため新鮮味に欠ける部分もあったが、学びがあったのは下記の3つ。
・やってない部分よりも、WIPになっている部分の状況を正確に把握することが予実管理で重要。これが事業管理の極意
・賢いだけの人と愚直に何事もやり通す人のどちらを選択するかの場合は、間違いなく後者を選ぶこと
・アイデアに限界はなく、アイデアは常に考えなくてはならない。脳は筋肉のように継続的に使い続ける必要があること詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB29556077
推薦コメント
−「髪の毛が後退しているのではない。私が前進しているのである。」“My Hair Isn’t Receding. I’m Just Advancing.”(本文より)−ヨイショ本ではありません。「起業家を志す人々のために」書かれた本ですが,平凡なサラリーマンの私も読んだら胸が熱くなってしまった,押し付けではない自己啓発本です。英訳併記で英語の勉強にもなります。 -
広く経営戦略に関わる本です。大きなことを成し遂げたリーダーの言葉をもとに、経営にとって大事な本質的なことを教えています。すべてを真似できるわけではありませんが、心がけとして大事なことを知ることができる1冊です。試すことができることを選んで実践してみるのもよいのではと思います。
【気づき】
・「ビジョン」がないと、いくら「ハードワーク」をしても、ムダな努力となってしまう。どれだけビジョンを考え抜けるか。
・「しつこさ」の大事さが何度も説かれている。何度失敗しても、諦めないことは大事。でもプロセスは柔軟にしておかないと、同じ失敗の繰り返しになる。目指すものは変えず、トライ&エラーを繰り返す。
・AIはこれからの時代で無視できない新たな技術。ただ、AIは手段であり、目的がはっきりしていないと、いくらAIを使っても大きな成果は出ない可能性が高い。導入するには、その市場の特性をまず理解しないと難しい。
【本のハイライト】
〇事を成す
・AI時代のヒーローになるには、まずAIの技術的な要素に対する理解、知恵、知識が必要。加えて、AIを使いこなせるエンジニアの確保が必要。さらに、活用する産業を深く知り、リアルの社員をミックスして、マネジメントできる能力が必要。
・サスティナブルであるためには、どの市場を選ぶかも重要だが、しつこさも必要。行動し続ける。
〇最高の人生
・事業は人に喜んでもらえるものが何より楽しい。
・人には変わってはいけないことと、変わらなければならないことがある。自分自身をしっかり持ち続け、心を大切にし、人を敬い、愛するという人間の本質、情熱は大切にする。技能や知識は毎日進化させる。
〇天才たれ
・アイデアに限界はない。常に考えなければならない。限られた自分の脳をどう使うか。常に道はある。
・自分が最後に目を閉じるときに、痛快な人生だったなと思えたら、それが本当に最高の幸せ。うまくいかないことがあっても、あらゆる努力を尽くし、人事を尽くし天命を待つ。嘘はつかず、約束は守る。
・発明には3つのパターンがある。まず問題解決、必要は発明の母。次に水平思考、既存のものの構成要素や性質をガラリと変えてみる、逆転の発想。最後に組合せ、すでにある複数のものを合体させる。最後の方法が最も多くの発明を生み出した。
〇自己を鍛える
・偉大な発明は、先人が残した土台があり、その上で仲間と切磋琢磨してこそ生まれる。
・賢いだけではダメで、愚直なまでに掘り下げないと人は大きくなれない。
・退却は闘う時の10倍勇気が必要。リーダーは意地で闘ってはいけない。
・しつこく、しつこく考えて完成度を上げる。極端な数を出してみる。シンプルに掘り下げる。すると違うものが出てくる。右脳でアイデアを爆発させ、左脳で現実化する。両方あって説得力が増し、勝ち残れる。
〇戦略と構え
・予算と実績の乖離に備える。バッファーをつくる。人間は弱いもので、自分の実績を過大評価してしまいがち。
・「何をやるか」だけでなく、「どれだけやるか」。戦略の立案以上に、その後の戦術への落とし込み、実践における徹底があって非凡な存在になる。
・危険の最大被害を見積もれる、マネージできるものがリスクで、見積もれないものはハザード。リスクはとってもいいが、ハザードはとってはいけない。違いをはっきり認識する。
〇言行一致
・「ビジョン」と「ハードワーク」の2つがあれば、何をやっても人生で必ず成功する。
〇技術進化論
・ビジョンとは、非常に明確で、論理的で、確実なものだが、急には浮かばない。普段から考えて考えて、考え抜かないといけないもの。時代の流れの先を読んで、仕掛けて待つ。迷った時ほど遠くを見る。
〇AIと共に生きる
・人類は眼に見えるもの、手で触れられるものから推論を行い、進化を生んできた。推論は人類進化の大きな源泉。だから、「眼に見えて手で触れられるデータ」を材料に、推論の演算処理能力を増していくAI革命が、人類を大きく進化させる。AIは全ての産業を再定義する。
・反省もするが、萎縮はしない。挫折は挑戦する者の宿命。そこから何を学び、どう行動するか。そこに真価が現れる。 -
孫正義氏の36の言行録。これまでの発言を濃縮し彼の言動や生い立ちを補足し日本語と英語を並列に掲載し、訴えかけてくる強いメッセージを感じる。内容が充実しているわけではなく、公表済の焼き直しも多い。しかしそれを超えたものがある。
日本、いやいまや世界を代表する経営者が語りかける志に、「自分も何かを成し遂げねば」と鼓舞される想いを強める。すべての起業家やこれから時代を担う若者にぜひ読んでいただきたい。 -
東2法経図・6F開架:335.13A/I57s//K
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とことん考えてビジョンを決める
あとは愚直にやり遂げるだけ -
孫正義の考えていること・生き方を、まとまったかたちで読める、かつ日本語と英語を一度に読める、なかなかの良書。面白かった。
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人類は眼に見えるもの、手に触れられるものから推論を行い、進化を生んできた。
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事業家精神を学びました。