9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険

著者 :
  • 日経BP
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296001286

作品紹介・あらすじ

腸と免疫の第一人者が語る最新科学
「なぜ、+1個のヨーグルトで、体質まで変わりうるの?」
「太りにくい人だけが腸内に多く持つ“痩せ菌”、その正体は?」
「栄養は吸収して、病原菌は排除する――どうやって見分けているの?」
「人間の体は“食べたもの”だけでできてない、とは、どういうこと?」
「睡眠の質改善やストレス対策に、腸のケアが注目されているのはなぜ?」

腸に棲む未確認生命体が、あなたの健康と未来を決める
──不思議な腸内細菌の世界へようこそ!

・最新研究が明かす「太りにくい日本人」の共通菌
・ストレス・睡眠の質低下・慢性疲労は、腸の緊急SOS
・ゲノム(遺伝子)は変えられない。けれど、腸内細菌は変えられる
・健康・栄養の専門家が続ける、ヨーグルト生活――菌との賢い共生
・菌がつくり出す物質=ポストバイオティクスが健康・長寿のもとになる

感想・レビュー・書評

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  • 村上祥子が推す「腸の奥深さと面白さと大切さが分かる1冊」 | 日経BOOKプラス
    https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/041100040/041000024/

    はじめに:『9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険』 | 日経BOOKプラス
    https://bookplus.nikkei.com/atcl/column/032900009/040500319/

    9000人を調べて分かった腸のすごい世界 強い体と菌をめぐる知的冒険 | 日経BOOKプラス
    https://bookplus.nikkei.com/atcl/catalog/23/04/17/00783/

  • 腸と脳が関係し合っていることは言葉では知っていたが、より詳細を知ることができた。
    菌についてもたくさん書かれていて読んで良かったと思う。
    ただどんな食品が良いかだけでなくて、腸がどういう状態になってどういう効果があるかもわかったから、自然な食べ物の中で、いろいろなものを食べていくことで、腸が活性化させていきたいと思った。

  • 他の「腸活本」を読んでいたこともあり、正直そこまで新たな発見はなかったが、「食べ方」の部分は参考になった。

    入門本としてはわかりやすく良書だと思う。

  • (9000人を調べて分かった)「腸のすごい世界」by國澤純

    人間を構成する細胞は60兆個とも言われているが、人の腸内に生息する菌は100兆個に及ぶと言われる。

    ここまで種類と数が増えたのは、人がこれまでいろいろな環境に住み、いろいろなものを食べてきたことによるらしい。

    しかも脳の状態が腸に影響を与えるだけではなく、腸の状態が脳を変える力を持つ。

    というか生命体で脳のない生命体はいるけれども、腸のない生命体はいないらしい。

    それほど腸は人の生命に影響を与えるものだということらしい。

    そんな腸を健康に保ち、育てるには唯一私達自身の食べるものでしかない。

    人間社会でも多様性が大事なように腸の中にも多様な菌が必要で、結局は「バランスの取れた食事」ということか。

  • 仕事であるストレスを感じると、お腹の調子がほぼいつも同じ反応をする実体感がある。最近いっそう注目され始めた腸、脳との関係を含め、より理解したい

    #9000人を調べて分かった腸のすごい世界
    #國澤純
    23/4/20出版

    #読書好きな人と繋がりたい
    #読書
    #本好き
    #読みたい本

    https://amzn.to/3LeMBSy

  • 腸について。

    メモ
    ・腸内細菌が肥満や糖尿病、動脈硬化、高血圧、がんなどの生活習慣病から睡眠ストレスうつ病などの心の状態にも関わっていることが明らかに
    ・脳腸相関
    ・短鎖脂肪酸の働き
     免疫の働きを整える、血糖値を一定に、肥満予防、生活習慣予防と改善
    ・腸内細菌の餌は人には消化できないもの。豆類、切り干し大根、モロヘイヤ、キノコ類など
    ・もち麦も効果的
    ・体の半分以上免疫細胞小腸に集まってる
    ・酸素がある小腸と大腸でいる菌は違う。小腸は乳酸菌、大腸はビフィズス菌
    ・大麦、オーツ麦の有効活用
    ・腸漏れの四つの原因
     老化、有害菌の増殖、短鎖脂肪酸を生み出す有能菌のエサ不足、腸管の表面を覆う粘膜の減少
    ・幸せホルモンは腸で作られる。
    ・いい菌をとる、増やす、いいはたらきをさせる
    ・ヨーグルト、納豆、発酵食品をとる
    ・寝る前にヨーグルト
    ・玄米豚肉などビタミンB1でポストバイオディクスを活用

  • 健康でいたいと思うのであれば、まずは腸へのアプローチが取り組みやすいのでは。

    同じものを食べても結果が違う理由など、腸内細菌が関係していることも

    腸によい食事
    いい菌をとる×増やす×いい働きをさせる

    太りやすさ、各種病気、メンタルに至るまで腸が関係していることをわかりやすく説明

    最近の腸のネタがまとめてある

  • この本を読む前は「腸活」という言葉に胡散臭さ感じていたが、読み終わった今では「腸活」を意識したいと思うようになった。

    エビデンスもしっかりしているし、著者である國澤純先生は東京大学・大阪大学・神戸大学・広島大学の(客員)教授を経て国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所ヘルス・メディカル微生物研究センターセンター長であるので信用性もバッチリな本である。

    腸が私たちに及ぼす影響が想像以上だった。
    脳と腸が繋がっているという事実にも驚いたし、脳の老化を防ぐために脳に直接アプローチするのは難しいが、食べ物を変えるなどして腸に働きかけることで、脳にもいい影響を及ぼすことが期待できるということも目から鱗だった。
    何を食べるといいか、脳と腸が繋がっているとはどういうことなのか知りたい人は、是非この本を読んでほしい。

    腸内細菌に対するイメージも良くなり(?)、
    今は腸内細菌ちゃん達を喜ばせたいとまで思っている。

    とても読みやすく面白くて、あっという間に読み終えてしまった。
    大切な人に読んでほしいと思った本である。

  • どんな食べ物がいい、のような単純な話でないのは信頼できました。
    あくまでも 腸 か主役の説明なのが、興味深かったです。

  • 私は20代前半暴飲暴食のせいかわからないが、アトピー性皮膚炎を発症してしまった。
    ネットでアトピー性皮膚炎は腸漏れが原因などと言うサイトを見つけて納豆など発酵食品を摂るようにしたらアトピー性皮膚炎が治り以前より肌が綺麗になった経験があり腸に関する本が気になって読んでみた。
    確かにこの本に書いてあることは自分が試してみたことがほぼ書いてあり、私の経験では全て効果があると思う。
    読んでみてなぜ自分はアトピー性皮膚炎を発症したのか少しわかった気がした。

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著者プロフィール

国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所 ワクチン・アジュバント研究センター センター長 腸内環境システムプロジェクトリーダー(兼任) 1996年、大阪大学薬学部卒業。2001年、薬学博士(大阪大学)。米国カリフォルニア大学バークレー校への留学後、2004年、東京大学医科学研究所助手。同研究所助教、講師、准教授を経て、2013年より現所属プロジェクトリーダー。2019年より現所属センター長。その他、東京大学医科学研究所・客員教授、大阪大学医学系研究科、薬学研究科、歯学研究科・招へい教授(連携大学院)、神戸大学医学研究科・客員教授(連携大学院)、広島大学医歯薬保健学研究科・客員教授、早稲田大学ナノ・ライフ創新研究機構・客員教授などを兼任。

「2021年 『「便秘解消」「ダイエット」「免疫力アップ」さまざまな健康効果を最大化する!【善玉酵素】で腸内革命』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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