「やめる」という選択

著者 :
  • 日経BP
3.60
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000289

作品紹介・あらすじ

自分に嘘をつかない、
無理はしない。
だから、可能性が広がっていく。
マイクロソフトを卒業して、
自分らしく生きる僕が大事にしていること


本当はやりたくないし、やる必要もないのに、
自分自身がそれに気づかず、
「せっかく○○したから」
「これまで○○してきたから」
という理由だけで続けていること。
それが、人生の「埋没(サンク)コスト」です。

無意識のうちに人生の重荷となっている
「埋没コスト」に目を向けて、
「やめる」という選択肢を持つ――。
この本で伝えたいのは、そんなシンプルな考え方です。


・仕事   =会議は「貢献」できるものだけに
・人間関係 =人脈構築より「今の心地よさ」が大事
・モノ・お金=手放しにくいなら「上手にゆずる」
・夢・目標 =逆算思考で自分を追い立てなくていい


やめることは、
新しい自分に出会うこと。
人生は、もっと自由にデザインできる。

感想・レビュー・書評

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  • 何かやめることがないかと考えてた時期に本屋で出会った本。埋没コストという言葉をキーワードに、コロナ禍後の新しい生き方への指南書。現在、どこの組織にも属していない私には比較的取り入れやすいように思えました。読了直後の感想は、「もう一回読もう」です。

  • 今いる環境に、無理してとかやみくもに続ける必要あるか?!やりたいことをするために人生の大事な時間を何年も我慢するのは楽しいか?!やめる勇気も大事ということ。
    この本読んで少し決意できた。人生の時間は有限なのだから…

  • 過去が今の自由を奪う!

    自分の過去の経験で、
    思い込み、決めつけから、
    自分の視野が狭められてる
    まさに!
    手放したいですね。

    そして、
    ありたい自分になるために
    小さな一振り!
    打席に立ちたいですね♡


  • 私は澤さんのVoicyをよく聞いているので、基本はそこで話されている考え方なのですが、サンクコストなどが書いてあります。
    澤さんは「べき」という言葉が嫌いで、使わないようにしているとか、好きなものや幸せな状態の解像度を上げるとか、そのために「やめる」という切り口で書いている本かなと思いました。
    ちょうどコロナ禍に出た本なので、その時の時代背景も影響しているかな、と思います。

  • コロナ禍の世界で自分を見つめ直せる1冊。

    個人的には、”終わりに”で書かれている内容やその直前にあるメッセージ達が心に響きました。

    今、自分が何をしているのか。
    分からなくなりかけた時、原点に立ち返らせてくれる本。

  • 小さなひと振り。1人の熱狂的なファンの力。
    コロナ禍に書かれた本ですが、コロナ前も今も、自分の好きなことを軸にして生きることはとにかく後悔しない生き方だなぁと思います。気付けたからには、とにかく小さなひと振りを続けていこうと思います。

  • 無駄なこと、しなくていいことをやめようっていう話よりももっと自己中になっていい、好きなこと、ありたい自分に向かって行動していいんだよって背中を押してくれる一冊。

    今の自分に響いたキーワード
    ・「自分をオープンにできる人」に人は集まる
     うまくいかない自分をアウトプット
    ・コントロールできる、重要なことに集中する
    ・自分発信のGIVEから始める
    ・フラットに接する

  • エッセンシャルなネタが詰まっていて、バランスも良いと感じた。すべてサンクコストというラベルを付けるのはやや無理があるかなと思った。

  • p5 これまであたりまえのように続けてきたやにかをやめると決め、行動を根本的に変えていく

    やめるという選択をすると、新しい自分と出会える

    p23 どんなことも実際に行動した人間しか気づけないことがあるのではないか

    p24 自らの過去の体験の延長線でしか、ものごとをかんがえられなくなる
    とにかく忘れづらく捨てにくいのが過去の成功体験
    大切なのはこれからどうするか

    p26 過去の成功体験にとらわれていると、根本的な変化のときですら自分を変えることができない

    p29 大切なのは、自らが判断して、体験し、自分自身で鮮度と品質をみ見極めること

    p36 埋没コストとは経済学の概念で、「ある経済行為(投資、生産、消費など)に支出した固定費のうち、どんな意思決定(中止、撤退、白紙化など)をしても回収できない費用」を指します」



    p39 使っていないのに捨てられないものもまた、人生の埋没コスト

    p52 過去にどれだけいいことがあっても、いま現在、心がときめなければ、それはいつの間にか埋没コストになっている

    p72 言葉は人をつくるといわれるほど、とても強力な力をもっている

    p75 いくら過去の成功体験があったとしても、時代が変わり否応なく変化にさらされているときには、根本的な価値観を変えていく必要がある

    p76 our industry does not respect tradition, it only respects innovation わたしたちIT業界では、伝統は尊重されません。イノベーションだけが尊重されるのです

    p77 不安に襲われたときは、コントロールできる重要なことに集中しよう

    p134 過去がいまの自由を奪う 
    埋没コストは、基本的に過去の話。そして過去というのは、成功体験であれ失敗体験であれ、それに固執した途端にいまの自分を強く限定してしまいます


    p180 大切なのは自分なりの結果や成果であり、それらを出せなくなった成功体験は、きっぱりと捨て去ったほうがいい
    プロセスを重視しすぎてしまうと、手段が目的化してしまう

    p181 まわりの状況は日々刻々と変わるため、これでうまくいったやり方や、そこから生じた成功体験にしがみついていると、結果が出せなくなる

    p193 やって失敗して後悔するのではなく、失敗したら反省すればいい

    p213 たとえ世界的に認められようが、他者のものさしではなく、あくまで自分がありたいと思うかたちに近づくために努力すればいい

    働くのはありたい自分になるための手段

  • 過去にかけたリソース、知識や経験に縛られずやりたい事をガンガンTRYしよう!そんな気持ちになれる本でした!

    個人的には「1人の熱狂的なファンをつくる」の所がお気に入りですね!スノーボール式に仲間を増やすのがPointですね!

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著者プロフィール

澤 円(さわ・まどか)
株式会社圓窓代表取締役。立教大学経済学部卒業後、生命保険会社のIT子会社を経て1997年にマイクロソフト(現日本マイクロソフト)に入社。情報コンサルタント、プリセールスSE、競合対策専門営業チームマネージャー、クラウドプラットフォーム営業本部長などを歴任し、2011年にマイクロソフトテクノロジーセンターセンター長に就任。業務執行役員を経て、2020年に退社。2006年には、世界中のマイクロソフト社員のなかで卓越した社員にのみビル・ゲイツ氏が授与する「Chairman's Award」受賞した。現在は、自身の法人の代表を務めながら、琉球大学客員教授、武蔵野大学客員教員の他にも、スタートアップ企業の顧問やNPOのメンター、またはセミナー・講演活動を行うなど幅広く活躍中。

「2021年 『「疑う」からはじめる。 これからの時代を生き抜く思考・行動の源泉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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