失敗を語ろう。「わからないことだらけ」を突き進んだ僕らが学んだこと

著者 :
  • 日経BP
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000173

作品紹介・あらすじ

「弱くたっていい、間違ってもいい」
誰も使ってくれないプロダクト、接続先からアクセス拒否、
訴訟、サービス全停止の危機、仲間の反発、
ユーザーからの大反発、事業撤退。

胃がキリキリする“黒歴史"が、起業家をタフに変え、
強いチームと成功を生みだした。

感想・レビュー・書評

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  • 一気に読めた。清々しさが残り、読後感がよかった。

    起業家の成功ストーリーの本が多い中で、辻さんは自らの失敗を語ってくれている。もうちょっと格好いい話を入れても良いのではと勝手に心配してしまった。

  • 起業した当初からの悩みが赤裸々に描かれており引き込まれる。成功するまで前を向き続けることの大切さを学んだ。

  • マネーフォワードはとても便利で革新的
    本は読みやすいが、内容は薄いと感じました

  • いま、スタートアップビジネスをしているからこそ、ものすごく励まされるし、動機づく。一方でこれほど赤裸々に直近までの失敗を語ってくれる人もいないだろう。自分は同じ壁を乗り越える事ができるのか?覚悟も問われた気持ちになった。

  • MVVCを作りこみ、採用・プロダクト開発・業務評価に生かす

    【感想】
     先日に東証一部上場を果たしたマネーフォワードCEO辻氏による、起業ストーリー本。この手のケーススタディ本は決まって面白い。自らの失敗談を赤裸々に語ってくれるし、オリジナリティがあるからだ。2012年に操業して、2021年に東証一部上場を果たしているから、かなりの高スピードで成長しているし、数ある上場企業の中でも超優等生に思える。少なくとも、外からは。
     しかし、もちろん、起業から今まで順風満帆なわけなどなく、多くの失敗を重ねてきた。まったく投資をしてもらえない、良きライバルと思っていた企業から訴えられる、自身で顧客データの喪失の危機、数々のプロダクトの撤退など...。そんな数多くの失敗を超えて、今のマネーフォワードがあることが分かる。
     この本から学び取ったエッセンスは以下のようなもの。
    ・失敗しても成功するまで諦めずにやり続けよう
    ・MVVCの作りこみ、デザインはとても重要。意味として同じでも、どのような文言、テキスト、デザインで伝えるかで浸透度合いが変わる
    ・ユーザーの課題に立ってプロダクトを作ろう
     書いてみると当たり前のようなことなのだが。だが、これを日々の具体的な仕事に当てはめて、1つ1つ真摯にやりきることが重要だろうな。

  • 要約
    マネーフォワード の辻さんの人生で、会社の立ち上げから現在までの歴史を振り返り、その時に失敗して得たことをまとめてある。

    感想
    社長の辻さん目線で、今までの失敗を美談にせず、しっかり反省し、その後会社でどう活きたのか鮮明に書かれていて、辻さんの隠さない性格があらためて実感できた。
    また自分は失敗から言い訳していることがどれだけ無駄かがわかり、今後は挑戦し、失敗し、成長のために振り返りし、また挑戦したいと思った


    ・失敗は次に起こすべき行動を知る「学びのチャンス」であって、チャレンジし続ける限り、失敗だと確定しない

    ・たとえひどい仕打ちをされたとしても、品性を保て

    ・応援してくれる人は必ずいる、その人たちを見つけるまで諦めるな

  • とても面白かった。失敗の経験談と解決した方法と後日の振り返りが具体的にいろいろ書かれている。

  • 辻さんがリアルな体験を交えながら書いていたので臨場感を持って読むことができた
    リアルな体験を知れて面白かった
    本当に金融をかえっていってほしいなのおもった

    最終的に人を動かすのは、気持ちだと分かった。
    会社はつぶさなければ、つぶれない。
    誰を船に乗せるかがめっちゃ重要
    人を見る目が大切

  • Spotify の 前田ヒロ Startup Podcast の著者出演回が面白く、そこで紹介されていたので読んでみた。 (https://open.spotify.com/episode/3nyyMob6n2MQdzkPLfsxoo?si=LCKbxkq8QFqJhHHbI_-Ppw)

    内容は、マネーフォワードの歴史で起こった失敗談を、なるべく客観的に、しかし、反省や今の感じ方と並べて述べたもの。

    なかでも、最初のサービスが大コケしてピボット、リリース撤回、MVVC出直し、社員の退社、仮想通貨参入延期、といったエピソードはいずれも当事者だったら思い出すのも辛そうであり、読んでいるだけの私も背筋が凍る思いになった。

    しかし、世の中を少し良くする情熱を持ってSaaSを作ろうとする人ならば、きっと体験することなのだろう。
    思いを共有できる仲間と、思い続けて実行し続ける情熱があって、ここまで来たということもよくわかった。

    ちなみに、マネーフォワードMEは私も長年愛用していて、どうやら2013年かららしく、最初期のユーザーであったことがわかった。本で語られる出来事が自分の体験ともリンクして楽しめたが、特にフィンテック法制が始まり銀行がAPI連携するようになったあたりは、MFが金融界にも認められたと感じて、個人的にも嬉しかった出来事だった。

  • ベンチャー企業の経営者が自分の過去の失敗も成功も含めて非常に素直に書き下した本。
    APIやクローリングの件などはTwitterでも物議を醸していたが、とはいえ法整備もまだまだの事業環境で勇敢に一歩を踏み出していることは評価されるべき。

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著者プロフィール

1976年大阪府生まれ。2001年に京都大学農学部を卒業後、ソニー株式会社に入社。2004年にマネックス証券株式会社に参画。2011年ペンシルバニア大学ウォートン校MBA修了。2012年に株式会社マネーフォワードを設立し、2017年9月、東京証券取引所マザーズ市場に上場。2018年2月 「第4回日本ベンチャー大賞」にて審査委員会特別賞受賞。新経済連盟 幹事、シリコンバレー・ジャパン・プラットフォーム エグゼクティブ・コミッティー、経済同友会 第1期ノミネートメンバー。

「2021年 『失敗を語ろう。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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