仕事も家庭もうまくいく! 共働きのすごい対話術

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295407157

感想・レビュー・書評

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  • 夫婦の価値観を共有する会話を【対話】と定義し、考え方から具体的テクニックまでがまとまっている良書
    職場における退職理由No1が人間関係である様に、家庭経営における破綻理由No1もまた夫婦の人間関係。会話力は仕事でも家庭でも使える共通の考え方・スキルだと感じた

    【夫婦関係の考え方】
    ・夫婦は家庭の共同経営者、幸福の最大化を目指していく為に①ビジョン共有②優先順位を決めて実行③迅速に情報共有④PDCAを回す必要がある

    【対話に必要なマインド】
    ・質問責任と説明責任を果たす
     →あつたさんが在籍していたサイボウズで浸透している考え方だそう。理解できないなら質問する責任がある、という定義は非常にいいと思う
     
    ・情報格差を生み出さない
     →お互いの仕事状況等、言わないと配慮できない。必要ないと独断で決めず広く共有する
    ・心理的安全性のある場をつくる
    ・無責的思考で問題解決に挑む
     →しくみの問題について話し解決する
    ・戦略的ご自愛で対話する余裕を持っておく
     →HP0にしない。なった時は対話しない
    ・答えを出す事に執着しない

    【対話の技術】
    ・対話の際は「わたし」を主語にして伝える。例:わたしは〜と思うけど、どうかな?
    ・DESC法で整理し伝える Describe 客観的な状況説明 Express 主観的な気持ちの表現 Suggest 具体的な解決策提案 Choose 選択
    ・対話の技術は相手を変えるためのものではない。攻撃的な自己表現にならない様注意

    以下感想
    夫婦が2人だけの時は付き合っていた頃の延長で対処できるが、子どもが生まれた後の関係はレイヤーが変わり、ある意味0からのスタートになるものと思っている。
    最も日常的な課題である保育園以外の保育対応体制、家事分担、教育方針、お互いの時間の確保、転勤どうする?家買う?など、家庭経営には答えのない課題が噴出し続け非常にストレスがかかる。
    これを乗り越える為のコアになるのが夫婦のチームワークだと思う。ただし、サラリーマンの仕事と異なり、夫婦関係は自分達でジャッジしなければならない事柄が多く、なかなかうまくいかない。だからこそ、日々対話をし続ける事が重要なのだと感じる。
    チームで目指すべき幸福の姿は都度変わるが、これをアウトプットし合い、昇華し続けていく終わりのない旅なのだな、と思いました。

  • 3時間半で読了。
    友人のススメで購入して読みました。
    出版されたばかりの本。

    家庭の共同経営者になる、という考え方が新しかったです。

    言われてみれば当たり前ですが、家庭を一緒に切り盛りしていくのに家庭での経営会議がないと舵を切れません。

    また、「対話」についても詳しく書かれていて、こまめな情報共有(ツールを使うことも)や優先順位、PDCAを回すことなども書かれていました。

    アサーティブな伝え方の有効的な方法、衝突しない方法、相手にうまく伝える「DESC法」も参考になりました。

    質問責任と説明責任という、サイボウズ方式の考え方(曖昧にせずちゃんと聞く、答える)、心理的安全性の確保、無責的思考で仕組みを変える、「戦略的ご自愛」で休むことも大切、保留することなども記載されていました。

    また、相手との対話の前に、自分との対話が出来るようにすること、7つの思考の癖、固定観念を見直すことも学べました。

    最後の5章では、全体のおさらいをしつつ具体的な例で学べます。

    全体を通して対話の大切さとそのやりくりのコツが伝わり良かったです。

    ※ツール
    LINEやSlackなどで情報共有。相手にチェックを強要はしない。

    ※DESC法
    Describe
    Express
    Suggest
    Choose

    ※7つの思考の癖
    白か黒か思考
    過度な一般化思考
    マイナス化思考
    論理の飛躍思考
    すべき思考
    個人化思考
    レッテル貼り思考

  • 【ふたりのビジョン】を共有するために。
    まず私の方向性を書き出す!
    ・人生の優先順位トップ3→家族、趣味、仕事
    ・家庭と仕事のバランス→60:40
    ・何のために働いている?→お金と社会貢献
    ・どんな働き方が理想?→残業ゼロ、週休2日、職住近接
    ・どんな家庭環境で育った?→母子家庭
    ・親の家庭運営で真似したいところは?→程よく手抜き
    ・親の家庭運営で真似したくないところは?→仕事が忙しすぎて子どもが小さいときに遊べなかったことをしたくない
    ・どんな家庭を築きたい?→ゆるく、楽しく、支え合う家庭
    ・パートナーとの理想の関係性を一文で表すなら?
    →支え合うが、可能な限り自分の事は自分でする関係性。

  • 家族だから難しいこと

    家族だからこそ、気まずい雰囲気にならないように、正直なところを話せないということがあると、再認識できました。

    幸い、妻は怒りではなく、一次感情で伝えてくれるので、気付くことができるので、感謝だなと思いました。(言われたときには、なんて言葉を言えばいいのかドキマキですが・・・)

    今は、共働きではなく、パートナーにまだ余裕がある状態、実際に共働きとなったときに、またヒントをもらおうと思います。

    勉強になった箇所
    ・共働き世代が増え、そのため 私たちは、何事も 話し合って決めなくてはいけなくなりました。
    ・関係性に満足している人は話し合えている
    コミュニケーションは十分に取れている、将来の夢や 計画について話し合っている、あなたは配偶者の悩みを聞いている
    ・対話はお互いの前提 や意見の違いを分かり合おうとするものです
    ・二人のビジョンを知るために
    人生の優先順位 TOP 3 をつけるとしたら?、家庭と仕事のバランスはどんな 比率が理想?何のために働いてる?どんな働き方が理想?どんな家庭環境で育った?両親の家庭運営で真似したいところ、したくない所はある?どんな家庭を築いていきたい?パートナーとの理想の関係性を一言で表すなら?
    ・アドラー心理学では「家族」があらゆる で対人関係の中で一番難しいとされています
    ・対話ができる関係性を作る「マインド」。例えば以前仕事から帰宅する前の夫から「今日はストレスが溜まってて、少し 攻撃的になりそう」と連絡が来たことがありました
    ・大事なことは「自分がどう考えがちか」を知っておくことです。自分の思考のクセを把握しておくと 自分が得たい感情に向けて 認知を見つめ直して 書き換える事も出来 感情をコントロールしやすくなります

  • 旦那が購入し夫婦で読了。
    今後夫婦で対話をする際、気をつけていきたい思う点が沢山あり勉強になった。

  • * 入手日20230829
    * Amazonで購入した。

  • まだ読んでいる途中ですが…
    これから子供が生まれること、夫が激務なことから、育休明けに向けて是非参考にしたいと思う内容がたくさんありました。
    でもこういう系統の本では、だいたいが妻側が働きかける、努力するような内容になっているのはいつも違和感を感じます。結局は最初は妻側が夫側に配慮し、関係性を築いていかないといけないの?と思ってしまいます。。生物学上やっぱり仕方ないんでしょうか…

  • ・相手に非があると決めつけず、仕組みで解決できないかを考えること
    ・相手にイライラする前に自分を大切にすること
    ・愛情表現には5つのタイプがあること

    ワーママでワンオペをしてると感情的にパートナー
    に一方的に希望を伝えることも多くなってたことに気がついた。5つのラブランゲージが夫婦で違っていたことも気づいたので、これからの夫婦関係に役立てたい。

  • パートナーとの会話にそこまで満足しているわけではないが、夫婦を共同経営の会社と見立てて考えていくやり方は個人的に好きではない。

    仕事の場合は、「仕事」と割り切り理性で対応できることも多いし、それが求められる場でもある。
    ただ夫婦関係や家族関係は仕事のように理性だけで割りきれるものでもなく、そこに理性を持ち込むことでさらにうまくいきづらい点も出てくるのでは…と感じてしまった。

    家族といえども所詮は赤の他人である。
    だからこそ
    ・常に自分自身をご機嫌に保ち、
    ・相手に不快を与え深いを与えないようなコミニケーションをとっていく
    それがベースになるのではないか。
    パートナーとの関係に色々持ち込む事に関して個人的には懐疑的である。

    ====
    ジャンル:スキルアップ・キャリア 自己啓発・マインド
    出版社:クロスメディア・パブリッシング
    定価:1,628円(税込)
    出版日: 2022年08月01日

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    あつたゆか(あつた ゆか)
    株式会社すきだよ代表取締役。「誰もが大切な人とずっと幸せでいられる社会をつくる」をビジョンに、家族・パートナーシップに関する社会課題を解決し、ふたりらしい生き方を支援する。8万人以上の夫婦・カップルが利用する対話ツール「ふたり会議」や、パートナーシップを学ぶコミュニティ型スクール「ふたりの教室」を運営するなどの活動を行なっている。企業や自治体向けに、共働きでのキャリア形成・夫婦間のコミュニケーション講座・ライフプラン研修も提供している。TBS・フジテレビ・ABEMAほか、日経ウーマン・日経新聞など多数のメディアで紹介され注目されている。
    https://sukidayo.co.jp/
    Twitter: @yuka_atsuta

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    flier要約
    https://www.flierinc.com/summary/3155

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