メタバースとWeb3

著者 :
  • エムディエヌコーポレーション
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本棚登録 : 664
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295202813

感想・レビュー・書評

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  • メタバースもWeb3もあまり知らないので、
    最近巷で話題なので、まずは最低限知っておくべきということで、
    この本から読んでみました。

    完全な初心者にとってこの本が分かりやすいかどうかと言われると、
    ちょっとそれは人に寄りそうですが、自分はギリギリ何とか付いて行けたって感じ。
    でも、この本の面白いところは、著者が将来予測として、
    スタンスを取っているので、その予測の是非はともかくとしても、
    ある方向性にビットしている姿は、
    スタートアップっぽいなぁ…と思いながら、読んでいました。

    若干(というか、多分に)ポジショントークの面もあるのですが、
    それでもこうやって何かの方に賭けている(逆言うと、捨てていることもある)のは、
    カッコいいなぁ、と。
    著者のスタンスの取り方が学びになる本でした。

    この本の中に紹介されていた「ゲームウォーズ」という小説が読んでみたくなりました。

    ※ゲームウォーズ(上)
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4797365250#comment

    ※ゲームウォーズ(下)
    https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4797373822#comment

  • 昨日の夜からの一気読み。
    國光さんがトークイベントでも仰ってた通り、 #メタバースとWeb3 のまさに教科書的な本。
    これ読めば、概要理解はできるはず

  • web3はまだまだだな、まだ空想論の域を超えない。
    web3はお金お金言い過ぎですきじゃない、、

  • VR、AR、MR、XR、ミラーワールド
    メタ社のoculusQuests
    ジャックドーシーの初ツイートがNFTで3億円。
    NFTでマネタイズできる。
    spotifyやNETFLIXは、コンテンツそのものというより見つけやすいようにするサービスが売り。
    インターネットでは広告とコマースだけが商品だった。NFTによってデータが売り物になった。
    近い将来、ゲームをしながら得たNFTを売る時代が来る。

    DAO=独自トークン。インセンティブ革命=DAOの貢献度合いに応じてインセンティブが渡る。個人クリエイターがDAOの中心になる。

    コンパウンド,
    gamefi,

  • メタバースにより、外見や人種などに囚われないコミュニティが取れたり、普段の限られた関係だけでなく、第三の居場所が作れるのはとても希望のある話だなと感じた。
    一方で、ただでさえ現実世界で生きるだけでもお金がかかるにも関わらず、オンライン上でも人と関わったら何かやろうと思うと支出が増えるので、より色んな方法で稼ぐことを考えなければならないのではないかと思った。

  • バーチャル上にもう一人の自分が存在し、そこで生計を立て得る事もすでに現実化してはいるが、いかにメタバースの"リアル"化が進んでも、あくまで生身の自分あってこそで、その逆ではない。なので、二世界がフラットに並立するとは考えられないが、使い方によっては自分(人生)の可能性を拡げられるツール(世界)ではあるので、その人なりに嗜好やスキルを鑑みて、どれだけの割合でそこにコミットするかの判断が肝要になりそう。

  • ここ最近で急速にバズワード化しているWeb3という言葉。著者は「仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプトのリブランディング」と定義する。当然「それWeb(HTTP + URI + HTML)関係なくね?」という反論が出るが、それには國光流定義としてWeb3.0とWeb3の表記を文脈に応じて使い分けることを冒頭で宣言。さらに「未熟なテクノロジーには、投機的なうさんくさいお金が必要悪」と言ってる辺り著者は明らかに“分かってる”側なわけで、周到というか隠してないから誠実っちゃ誠実だけどほんの少しズルさも感じてしまうwなので自分のように「Web3を支える技術面への興味はあるが、バズワード化による期待値だけでお金を集めてる感じがどうにも…」ぐらいの距離感の人が読むとちょうどいいんじゃないだろうか。

  • 現在の世界観を理解するのに役立つと思い借りた一冊。
    黎明期ではありつつ、メタバースのweb3についてわかりやすく記してくれている良著

    メモ
    ・xr ミラーワールドなのをリブランディングしたものがメタバース、仮想通貨やブロックチェーンをリブランディングしたものがweb3.0
    ・さまざまな整理はあるが、ロブロックスやフォートナイトはオンラインゲームでメタバースに含めない整理
    ・メタバースロードマップ
     世界中のゲーマーをとりのめるか
     タブレットやpc市場を取り込めるか
     ポストスマホ
    ・決定的に重要なのはセンスオブプレゼンス 実在感、そこにいる感
    実在感に大事なのは解像度とレスポンス
    ・ネットの大きなビジネスモデル
     広告、コマース
    ・メタバースの競争に勝つのはvr.arで面白いコンテンツをリリースして月当たり1億のアクティブユーザーをにぎり、プラットフォームできたところ
    ・コミュニティに明確なビジョン。共感して集まってコミュニティができ、独自トークンで経済圏
    ・2025-26あたりがAR元年か?
    ・コミュニティサービスは
     リアルの友人とつながるもの
     趣味などリアル以外でつながるもの
    ・バーチャルでしかできないことをリアルで感じるということ。それがバーチャルリアリティの本質
    ・ブロックチェーンの特徴
     トラストレス自律的非中央集権
     nft
     dao

  • 非常に興味深い話。サマーウォーズのような世界が本当に訪れる日が来るかもしれない。そうなったとき、どんなビジネスが展開できるだろうと思いを馳せることができた。

  • ・これまではリアルが主でネットが従の社会から、これからはネットが主、リアルが従の社会に変わる。ここで理解しておきたいのがメタバースとWeb3。
    ・ネットがすべての生活の中心になるメタバースと、ネットでの価値の流通を変革するWeb3によって、「バーチャルファースト」へ向かっている。
    ・WEB3はブロックチェーン、暗号資産、仮想通貨、クリプトのリブランディング。メタバースはVR、AR、XR、MR、ミラー・ワールドのリブランディング。
    ・メタバースには三つのロードマップがある。
    ① 世界中のゲーマーを取り込めるか
    ② タブレットやPC市場(職場や学校)を取り込めるか
    ③ ポストスマホ(ARグラス分野)
    まずはゲームで切り拓いていき、そこで経済圏を回しつつオフィス分野や教育分野に参入する。そして使用感の良いARグラスが普及して一般の人に浸透していく。
    ・20年以内にはリアルの世界のGDPをバーチャルな世界のGDPが超える。
    ・Web2.0はスマホ、ソーシャル、クラウドによって誕生し、そしてWeb3.0はXR(メタバース)、ブロックチェーン(Web3)、AIによって誕生する。
    ・著者によるWeb3の定義は、仮想通貨、暗号資産、ブロックチェーン、クリプト、これらをリブランディングしたもの。
    ・Web1.0は一方通行の時代、Web2.0は双方向の時代、Web3は分散の時代。
    ・GAFAMに代表されるプラットフォーマーにデータの所有権が握られてしまっている課題に対して、Web3は所有する権利が自分に戻り、自分のデータは自身のものとして持てるようにする動きが加速している。
    ・NFTがなぜクリエーターから支持を得ているか。二次流通しても、作品が売れるたびに、オリジナルの作者にマージンが自動的に行くプログラムを作ることが可能だから。
    ・デジタルはコピーできるので無価値になってしまったが、プロックチェーンを使ってNFTにすれば、供給量を制限できるので、限定商品が作れる。デジタル空間上の中でマネタイズを完結することで経済圏が作れるようになる。
    ・NFTに向いているのは、荒削りでも「最初」という唯一なもの。
    ・ゲームにNFTとトークンを絡めることで、ゲームをしながら、そこで入手したデジタル資産でお金を稼ぐ「Play to Earn」の時代が訪れつつある。
    ・2022年はDAO(自律分散型組織)の時代。これまでのリーダーの指示で動く指示型組織では、成果は個人間の足し算を超えない。自律分散型組織は各メンバーが協調し、自律的には動くことで、成果は個人間の掛け算で増える。
    ・このように強いビジョンをベースに賛同する人が集まり、独自のトークンを発行するDAO。
    ・DAOの本質は「インセンティブ革命」。プロジェクトに関わった全ての人が金銭的なメリットをもらえるようになる。

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