- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295013174
作品紹介・あらすじ
脱・素人っぽさから抜け出すデザインの入門書が完成! 理由はわからないけど読みにくい、色やフォントが選べない、写真や文字をどう配置すればいいのかわからない…、デザインをするなかで、「なんか素人っぽいな…」と悩むことありませんか? この本ではデザイン初心者さんでも、これだけ覚えておけば間違いない基本と、デザインがプロっぽく見えるコツを5つのカテゴリーに分けて解説。今日から実践できるデザインテクニックばかりです。
感想・レビュー・書評
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デザインに関する本だから当たり前なのかもしれないですけれど、本を開いて、ぱっと見た印象がとても良いです。見やすいです。余白が気持ちいい……。
色合いもちょうど良くて、かわいいです。目がバチバチしてしまうページがありません。
感動したのは、チャプターによって色が違うこと。メインの色がそれぞれ違うので、開いているページがどのチャプターなのか、一目でわかります。
さらに、強調する時の色もすべて違います。これは凄いです。こだわりを感じます。
(以下、読みながら綴った感想)
2023/03/07 p.002-079
p.021
“決めた優先順位で情報が頭に入ってくるか、随時チェックを!”
基本的なことですけれど、作成している間はいろんな情報に触れるので、つい抜けてしまいます。冷静な状態で確認したいです。
全体の、上から優先順位が高いもの。グループごとにわけた時、そのグループ(話題)の上に優先順位が高いもの。……ちゃんと意識して配置します。
p.024
“関連する情報はくっつける、関連しない情報は遠ざける、この2つを意識すれば、見やすいデザインに変わります。”
このマカロンの例、わかりやすいです。変えているのは配置場所だけなのに、ずいぶん印象が違います……。
p.025
確かに、こういうデザインになっていますね、世の中。何気なく見ていた物のルールを知り、意識して見てみると、「確かに~」と思い感動します。
p.045
“
グラデーションで少しずつ色を変えていく
とSTEP感が伝わる。
”
色を増やすとごちゃごちゃしてしまうので、このグラデーションを変える方法はいいですね。真似したいです。
p.047
“縦か横に3分割し、それぞれのエリアに要素をはめこんでいく”
(中略)
“初心者でも実践しやすぐ、応用のきく便利な手法です。”
「初心者にもわかりやすい~」と思っていたら、「初心者でも実践しやすい」とおっしゃっていて、笑いました。
ありがたいです、こういう情報共有。
p.051
“重要な要素は左上から右下に向かって順番に並べる。”
これは、先輩から聞いたことがあります。実践できているか不安ですけれど……。
p.055
“要素間や文字間にも適度な余白を設けることでそれぞれが際立ち、情報がわかりやすくなります。”
54ページのアフターでも見やすくなったと感じましたけれど、55ページではさらにわかりやすいですね! 凄い!
p.066
“
文章メインなら
「読ませる」より
「見せる」のがコツ。
”
文字数が多いものって、なかなか読まれないですからねえ……。パッと見て伝わるほうがいいです。
p.078
文字サイズの目安! これ、ありがたいです。
子ども:12~23pt、大人:7.5~10pt、高齢者:9~12pt……なるほど。高齢者には大きめの文字が良いのだと思っていましたけれど、子ども向けのほうが大きいのですね。
大人向けには9か10なら安心できそうです。かと言って、大きすぎるのもダメなのでしょうか……。奥が深いです。
2023/03/10 p.080-211
p.136
“ワンカラーといっても白・黒・グレーは使ってOK!”
グレーもいいのですか。それは結構幅が広がりそうです。
p.142
“3色のルール”
お部屋のインテリアに悩んで調べた時、これを知りました。お洋服も3色に抑えるとおしゃれになりやすいらしいですね。
2023/03/18 p.212-221
2023/03/20 p.222-239
p.234
“※模写はあくまでスキルアップのための練習。自分の作品や実績にしてはいけません!”
デザインのせかいでも模写があるのですね。イラストではよく練習するイメージです。
この注意文は、おそらくお若いネットユーザーであろうアカウントに対して、言いたいです。
あなたが載せているその絵は、模写ですよね? あなたの実績ではありません。
p.235
“デザインのテイストや目的別に役立つポイントをピックアップしました”
お悩みから本編に移動できるのは、いいですね。改めて読むことで、知識が定着しそうです。
ここまで配慮してくださっているのですねえ。隅々まで素晴らしい本。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
デザイン全般・基礎についての内容となっており、デザインを独学中の自分にはとてもわかりやすかったです。
単に良い・悪いデザインを並べるだけではなく、レイアウト、配色、フォントなど要素を分解し、その要素ごとに非常に詳しく解説されています。
文字の大きさの数値なども、一般的にはこれ、と具体的な数値の記載があったりと
迷ったらとりあえずこれにしておけと具体的な例がいくつも示されているので
実際に手を動かしてモノを作るときに、どこから手を付けたらいいかわからないとなりがちな初心者でも、一旦基本にそって形になるものを作ってみることができそうです。
表紙に「初心者のためのデザイン書」とありますが、まさにその通りの本だと私は感じました。 -
デザイン初心者向けとして、レイアウト・フォント・配色・写真/グラフの使い方・マネしやすい簡単アイデアなどが小難しい文章なしに載っていて良かった。シンプルでぱっと見でも伝えたい内容が分かる&でも見ていてどこか目を惹く、ってやっぱり大事。著者の3色配色本も見てみようかなと思った。
※おすすめサイトも掲載されているのだが、「足成」はメンテナンス状態で現時点(2023.10)では閲覧および利用不可。 -
仕事でデザインに携わることになり、慌てて初心者向けデザイン本を読み漁ってきた中で出会えた本。
今までで手に取った中で、一番わかりやすくて、必要なことが簡潔に満遍なくまとまっていると感じた。
もっと早く見つけていれば…! -
センスのいいデザインが詰まっているので参考になります!
初めの方にデザインのラフの書き方、配置など基本的な知識がわかりやすのってるのが他のデザインの本と違う部分で魅力的です。 -
めっちゃ参考になる。レイアウトやデザインを考える時はこれを読む。広報誌とか掲示物とかちょっとしたとこにも活かせる知識。図文字の配置、フォントのイメージ、イラストと内容の捉え方、なんとなくのイメージが言葉に変わり、絵に変わり、非常に満足感のある内容。常に携帯したいくらいよかった。たまたま見つけて手に取って、いい本見つけたな。
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TEA-OPACへのリンクはこちら↓
https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00612072 -
わかりやすく、おしゃれなポスターやチラシが作れそうな気になった。
気になったけど、できるかはまた別の話し。
フォントや色の使い方の基本にのっとり、見やすくすっきりとしたものが作れるようになりたいなと思った。