- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784286202006
感想・レビュー・書評
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生きていればカードを
引き続けられる。
たまたま悪いカードが
続いても、
その直後に、とびきり
良いカードを引くこと
だってある。
生きてさえいれば良く
も悪くも続きがある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
秋葉と春桜の恋の綱引きが序盤から延々と続きます。モデルで容姿比類なき春桜のキャラクターにこれはないなぁとリアリティーが感じられませんでした。秋葉の草食ぶりにも。作品の半分を越えるまでは感情移入できなくて挫折しそうになりました。
ところが後半、怒涛の展開に思わず一気読み。そしてそれぞれが解決しない人生の問題を抱えつつ明るい未来を予想させる比喩はよかったです。
生きてさえいれば、困難に合うこともあるけれど、幸せだってつかむことができる。いい出会いが待っている。そんなメッセージのこもった作品でした。命と言う重いテーマは小坂さん自身の体験だから真実味と有無を言わせぬ迫力がありました。そして、明るさをもって紡ぎだされる物語は小坂さんならではでした。 -
小坂さんのメッセージが熱く刺さる作品
「生きる」ということのメッセージが刺さります。
フォロワーさんからのお勧めで、「余命10年」の余韻残る中、さっそく読むことが出来ました。
「生きていなくちゃ、悲しみや絶望は克服できないのよ」
「生きて時間を前に進めないことには、感動や喜びや恋に出会えないからね」
生きていれば、人から感謝されることがある。
生きていれば、お腹もすく。
生きていれば、新しい友達ができる。
生きていれば。
恋だって始められる。
生きていれば。
”ほんとうの幸”を見つける旅が続けられる。
作者自身の想いが伝わります。
最初の語り手は、小学生の千景。
いじめられて、自殺を考えていた千景は、入院中の叔母のハルを見舞います。そこで、ハルが出せずにいた手紙を見つけ、一人、その手紙の相手の秋葉を訪ねて大阪へ。
そして、語り手は秋葉に。
大学時代の秋葉とハル(春桜)の青春の日々が語られていきます。
学生たちのアイドル的な存在の春桜。
そんな春桜に一方的に好かれていた秋葉。
周りのやっかみ。そして、二人は...
で、突然の別れ(恋愛小説のいつものパターンですが)
そして、再び、今が語れれます。
生きていれば...
心地よい余韻が残りました。
お勧め!-
初コメです。
読了お疲れ様でしたm(_ _)m
春夏秋冬の良さを感じられるのも、生きてさえいれば、ですね♪初コメです。
読了お疲れ様でしたm(_ _)m
春夏秋冬の良さを感じられるのも、生きてさえいれば、ですね♪2023/04/23 -
2023/04/27
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masatoさん、お返事ありがとうございます♪
いえいえ、良い読書ライフにお役立て出来て嬉しいです♪masatoさん、お返事ありがとうございます♪
いえいえ、良い読書ライフにお役立て出来て嬉しいです♪2023/04/27
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4.9
読んでいる途中でこの作者が気になり調べたところ、そこで初めて作者が亡くなった後に見つかった原稿を元に、発刊された物だと言うことを知りました。
命に対する重み、みたいなもの、迫力、大切さ壮絶さを漠然と文中から感じでいたので気になり作者を調べたわけですが、
難病で闘病されていたとのこと、この作品がいつどの様な状況で書かれたものかは分かりませんが、作者が闘病中に書いたものだとすれば、そこから醸し出されるものが内容に影響を与えてる気がします、
とても暖かく、とても切ないお話ですが、とても良かったです。この続きは永遠に読めないと思うと残念でなりません。
作者のもう一つの作品、余命10年も読んでみたいと思います。 -
余命10年を読み、この本も読みました。生きていれば楽しいことも悲しいこともあるけれどいい人生にしていくということが大切だと分かりました。
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「生きてさえいれば」
本当にタイトルその通りであると改めて思いました。
闘病的な話なのかと思っていたけれど、恋愛に分類されそう?な感じの話でした。
ライトノベルっぽい軽い切り口で読みやすかったです。
語彙力の豊富さに圧巻。
終わりはかなりあっさりしていて、綺麗に終わった感はありましたが、どこか物足りなさは感じました。
そこまで感動はしなかったです。 -
余命10年と対比するならば、小坂流加さんが望みたかった未来を描いた作品なのかな?と思ってしまうほど、心地良い読後感であった。
子供の名前は慎重に考えたい。 -
昨日余命10年を読んで、今日この作品を一気読みしました。
「生きてなくちゃ悲しみや絶望は克服できない。生きて時間を前に進めなければ感動や喜びや恋にであえない」
いい言葉だなぁ。私もいつまでも辛いトラウマにとらわれず、生きて結婚して娘たちがいて幸せに暮らしている事に感謝している。