- Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
- / ISBN・EAN: 9784286030593
感想・レビュー・書評
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10年は何かを終わらせるには長く、始めるには短いという言葉が印象的。
これから1年、3年、5年後にどんな自分でいたいかをよく考えるけれど、その先も未来が続いていくことを疑っていなかったなと、そこで人生が終わるとなったら全然違う答えになるなと感じた。
作品自体は、所々に主人公の悔しさや無念さなどの思いは描かれているものの、想像以上に淡々と進んでいった感じ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
余命10年、この10年という長さが物語の軸なんだろうと思う。
確かに、何かを終わらせるには長く、始めるには短い。
しかも20代というタイミングも辛い。
結末はなんとなくわかっていたけど、それでも悲しくて切なくて。
来世でまたボタン付けが出来ますように。
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よくあるような展開なのかもしれないけど泣いてしまった。久しぶりに1日で読み切った本。
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なんだか余命10年にしてはとてもあっさりとえがかれていた。
何となく展開もよめたし、こうゆうお話は五万とあるな、と。 -
余命が10年で、症状が落ち着いているとしたら、何を考えて生きるか、それも周囲が輝いている20代だったら。切迫感は薄く感じられるか、それでも未来とは決まっていて、出会いや新しい取組み、やりたいことには期限があって、周りに伝えるのか伝えないのか、伝えたらその人との関係性が変わってしまうのではと不安になり。。
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なかなか甘くない作品だ。余命10年をどう生きるか、をひたすら突き詰める作品。
著者も、2017年2年逝去。 -
恋愛系はあまり興味がないけど、これは楽しく切なく読めた。人物描写が上手くて、登場人物それぞれに会ってみたいし、姿を見てみたくなった。
特に神童・和人に会ってみたいと、フィクションだと分かっていながら思ってしまうのだから、余程魅力的に描けているんだと思う。
最後の展開は呆気なく軽過ぎて、納得出来ない部分もあったけど、全体的には面白かった。
著者の他の本も読んでみたいと思って探したけど、これ一冊。何かコンクールの受賞作?またはネット小説?
それ位、軽い感じではあった。 -
図書館でふと目に留まったタイトル。
どんな話か全く知らずに読んだが、ただの恋愛物語では終わらず、生きることを自ら楽しむこととかも教えてくれたように思う。 -
主人公はとっても強い人です。
共感できる部分は、たくさんあったけど、
私が同じ状況だったら、
人に対しても自分に対しても甘えちゃって、
彼女と同じように生きれないかも・・・と思いました。
まだまだ、人生逃げてる自分に気づかされます。
もっともっと強くならなくちゃ。 -
綺麗なお話だったなー
確かに、死んで行く時に
大切なものがあるとすごくつらいと思う。
でも、
マツリちゃんみたく自分は
大切なものと離れることはできない、と思った