中島らも その日の天使 (人生のエッセイ)

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  • 日本図書センター
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284700399

作品紹介・あらすじ

一人の人間の一日には、必ず一人、「その日の天使」がついている。憂鬱を笑い飛ばし、絶望の淵で微笑む-。

感想・レビュー・書評

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  • 一時期、中島らもにハマっていた。娯楽性、独特の視点。物事を深刻に考えず、何か解脱、達観しているような生き方。らもの書いた本は読み尽くし、動画も見漁った。しかし、もう亡くなって20年近く経つ。読んで、見て、考え方を味わい尽くしたから、中島らもの経験談や価値観を記憶していた。だからだろう、このエッセイを読んで感じたのは、懐かしさだった。

    人の生活なんて、日々に微妙な違いはあれど、同じ嗜好、感性ならば、毎日は似たり寄ったりの繰り返しだ。だから、取り立てて物語りするような出来事は、そう多くない。まして他人の反応を意識するなら、人生のビッグニュースにランキングをつけても、すぐさま思い出せるのはベストテンもあるだろうか。中島らもですら、そうなのだろう。だから、灘高時代、印刷会社就職、アル中と入院の話、居候達との生活、ドラック、ロック、奥さん、芝居、楽器…これらのテーマは、他でも見聞きしたもの。目新しくなくて良いのだ。懐かしさが嬉しかった。

  • 寄せ集め。9割がた読んでことのあるものだった。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/54524

  • <閲覧スタッフより>
    大手前大学 交流文化研究所主催 文芸講演会
    村上春樹と『阪神間文化』の周辺-私がめぐりあった作家たち-
    講師:ノンフィクション作家 小玉武 先生

    文芸講演会記念 特集展示本
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    所在記号:914.6||ナカ
    資料番号:10201130
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  • 2014.12.14 読了 さらさらーっと読んだ。途中、笑えるところもあれば、恥ずかしくもあるが誰もがわかるような人間の本質が書かれていて共感できる内容だった。1日1日を大切に、というよりも1日1日は自分の視点次第で面白くもなんとでもなるよって感じ。in 給料日前で金欠でやることないある日曜日の午後。

  • 読みたい、テレビで見た。俺も天使がいると思う。処女作?

  • 初めて読んだ、中島らものエッセイ。ハチャメチャだけど筋の通った人、という感じ。小説も読んでみたい。

  • 帯に中島らもベストセレクションって書いてありますが、その通り、
    素晴らしいエッセイ集。

  • 木製のハンマーであたまを後ろからガンと殴られたような感じ。
    ハッとした。

    もっと読みたい。もっと読みたい。
    気がついたらむさぼるように一字一句読んでいた。

  • これは、素晴らしいエッセイ集です。
    人生のエッセイというコンセプト、
    そして「その日の天使」というタイトル。
    すごくよくできた本だと思います。

    なんちゅーか、よーやった、出版社。
    そんな感じです笑。

    こうして見ると、
    この本が誰かの「その日の天使」になることもあるだろうと思いました。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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