リーン開発の現場 カンバンによる大規模プロジェクトの運営

  • オーム社
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本棚登録 : 325
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784274069321

作品紹介・あらすじ

官公庁の大規模システム開発における、カンバンシステムを軸にしたプロジェクト進行の様子を、著者の経験に基づいて描写。「リーンソフトウェア開発」を現場でどのように適用するかを直裁的に解説しています。

感想・レビュー・書評

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  • 実際にあったプロジェクトのお話ですが、自分にとって胸に響く言葉がありました。特に「僕たちが学んだこと」はとても大切な事が書いてあると感じました。自分の環境や考え方の違いで実現できそうにないこともありますが、そこが逆に羨ましくもあり…何より現場がとても楽しいもところのようにも思えました。実際には辛いこともたくさんあったと思いますが(笑)。今の自分のいる現場は何なんだろうか…?とついつい考えてしまいます。

    • daipresentsさん
      私も「僕たちが学んだこと」を翻訳していて「良い文章だなぁ」と思いました。現場ラブイベントも企画していますので、どこかでお会いできることを楽し...
      私も「僕たちが学んだこと」を翻訳していて「良い文章だなぁ」と思いました。現場ラブイベントも企画していますので、どこかでお会いできることを楽しみにしています。レビューありがとうございました!
      2013/11/27
  • 「スウェーデン警察中の、これまで紙ベースで行われていた現場の警官と本部の連携をバーコード+ウェブでデータ連携する」というプロジェクトに対して行われていた、リーン開発の事例。「リーン開発を適用した」のではなく、「プロジェクトがより上手く回るように改善していった結果がリーン開発だった」という著者の話には、説得力がある。
    読む前は「ピーク時で60人」というのは大した規模ではない、なんて思っていたけど、プロジェクトの内容からするに、よくその規模で回せたな、というのが、正直なところ。
    アジャイルの教科書的な手法をそのまま適用するのではなく、現場に合わせてよりよいやり方を適用していったところが生々しくてよい。プロジェクトをよくしていく仕組みを作っていく仕組み、それを整えていくことが本質的であり、著者らの行ったことだと感じた。
    付録にリーン開発の簡単な解説もあり、親切な構成なのもよかった。最後の日本語版解説がアツ苦しくてゲンナリしたけど。

    • daipresentsさん
      私も翻訳しながら「結果がリーン開発だった」という部分を強く感じました。レビューありがとうございます!
      私も翻訳しながら「結果がリーン開発だった」という部分を強く感じました。レビューありがとうございます!
      2013/11/23
  • とても参考になりました。ソフトウェア開発の現場に近いところにいる方は読んで欲しい。

  • プロジェクトを進めるにあたっての考え方を学べる一冊。
    アジャイルやXPなどの様々な手法と比較して、how toを伝えるだけにならず、どうやったら継続して改善できるかを書いていて、試そうと思える方法がいくつもあった。

  • 大規模プロジェクトのアジャイルな、リーンな、スクラムな運用ノウハウをまとめた本。
    チームの試行錯誤の結果として成功したノウハウを学べるので、自分のチームの改善アイデアの参考になる。
    しかし、ベースとなるチーム文化、メンバーの性格、チームビルティングなど大事な箇所が分からない。
    また、こういった本は、チームメンバーや組織文化などが大きく関わるので実際に実施するのが難しい場合もある。

    理想として、このようなチームになりたいというあるべき姿を描くために読むという風に読んだらいいと思います。

  • 実際にアジャイル(リーン)プロジェクトを経験した著者が、自身のチームで実施した具体的施策(カンバンの便箋にどういう情報を書き、また逆に何を書かないか、など)を紹介する本。

    アジャイルの理念、一般的施策及びその意図に関する記述は薄いので、「そもそもアジャイルとはなんぞや?」というレベルの人間にはおすすめできない。

    しかし、アジャイルの入門書を一冊でも読み、上記を把握しているのであれば、アジャイル・プロジェクトの雰囲気や、実際に直面する困難、これに対する具体的対応策を知る上で、参考になる。

    ただ、アジャイルとはまさに「あらゆる状況に対応できる銀の弾丸はないのであるから、状況に応じて最適なプロセスを組め」という取組みであるから、本書に紹介されている思索をそのまま自分のプロジェクトに持ってくることはできない(特に、著者のプロジェクトは60人体制という、アジャイルにしては大きめのプロジェクトであり、円滑なコミュニケーションを担保するための施策が多くあったが、大抵のプロジェクトはより少数であり、そうした施策は悪戯に時間を浪費するだけになる可能性が高い)。

    要は「ふーん、アジャイル開発って、こんな雰囲気のもとで、こんな感じでやると、こんなふうに成功しうるのか」という感覚値を得る、程度の期待値で読むのが最適。

    その意味で、悪くはないが、劇的効果が望める類の書籍でもない。☆3つ。

  • ソフトウェア開発手法を学ぶために一読。アジャイルやリーンなどのバズワードが何なのかをひと通り現場で使われる手法の流れを追いつつ学べる。知識だけではなく、現状の問題を分析し、最適なフローによってプロダクトアウトしていく。

    • daipresentsさん
      レビューありがとうございます!
      レビューありがとうございます!
      2014/01/07
  • 簡潔なのに、かなり包括的。中心は実例ベースだけど、最後にテスト自動化や因果関係図、プランニングポーカーまで載ってる。
    継続的リリースを、警察機関の報告業務アプリで実現させたとのこと。こういう開発を日本でもやらなきゃいけない。

    • daipresentsさん
      レビューありがとうございます。翻訳していて1部と2部の構成もいいなぁと私も思いました!
      レビューありがとうございます。翻訳していて1部と2部の構成もいいなぁと私も思いました!
      2013/12/20
  • 良書。60人のメンバーによる「大規模」アジャイル開発の実践記。

    • daipresentsさん
      レビューありがとうございます!
      レビューありがとうございます!
      2013/12/20
  • 面白い。他のアジャイル本よりも役に立つと思う。

    • daipresentsさん
      レビューありがとうございます!そう言っていただけてなによりです。
      レビューありがとうございます!そう言っていただけてなによりです。
      2013/12/20
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