知日 なぜ中国人は、日本が好きなのか!

  • 潮出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (149ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784267020025

作品紹介・あらすじ

『知日』は、2011年1月に北京で創刊された、日本文化やライフスタイルを紹介する月刊誌。毎号テーマを絞り、日本のありのままの姿を紹介する。これまで取り上げてきたのは、「制服」「森ガール」「明治維新」「暴走族」「妖怪」「鉄道」「断捨離」「禅」「犬」「日本食」「手帳」「礼儀」など、日本人もびっくりの計24タイトル(2014年12月現在)。中でも「猫」や「漫画」は10万部を突破するなど、日中関係が冷え込むなかで、メディアを始めとして日中両国で大きな話題を呼んできた。そんな『知日』のすべてがわかるダイジェスト版が、ついに日本初上陸!

感想・レビュー・書評

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  • 第57回アワヒニビブリオバトル「猫」で紹介された本です。
    2019.10.01

  • 知日、面白そう!
    個人的に中国好きだから
    中国語読めるようになりたいな〜。

  • 社会

  • 製作者の”日本愛”が強く伝わってくる。
    ”反日でなく、親日でもなく、知日”という編集長自身のインタビュータイトルがなかなか上手く表現しているように思える。なかなかマニアックなテーマも追及しているようなので、日本語で発行されても日本でそれなりに受けそう。

    ”中国では日本の事物を見て、何かと言えば、源は中国だといい、そこから思考停止している人が少なくない”と述べているが、なんかわかる気がする。北京に居ると、日本は中国の文化(文字等も含め)を盗んだというような表現をする人や、日本にある源が中国のモノが現代中国のモノと違うモノになっていると、日本が曲解したというような発言も聞いたことがある。確かにそこで相手方を否定してしまって終わっているな・・と思う。

  • 帯文:”中国で大ヒット中の「日本大好き!」雑誌、ついに日本上陸!” ”親日でも反日でもなく、『知日』!!!”

    目次:序にかえて 『知日』という希望の扉 毛丹青、知日グラフティ 2011~2013、インタビュー 反日でなく親日でもなく「知日」1創刊まで、「知日への旅」中国人が見た日本、知日グラフティ2013~2013、対談 内田樹+毛丹青、知日グラフィティ2013~2014、…他

  • 読むのが楽しみでした。もっと読みにくい本かと思ったら読みやすい本でビックリ。
    『知日』のアーティスティックさにも感動した。
    この雑誌を作ってくれた著者と携わる人たちに感謝する。ずっと続けて欲しい。
    中国語ができない事を残念に思います。

  • 話題の一冊、らしい。

    “知日”は、中国で日本文化を特集する雑誌、驚いたことに漁船の衝突を期に反日ムードが高まった時期に創刊を決めたらしい。
    反日デモで熱くなる人以上に、単に日本に興味がある、知りたい、という人は多いらしい。
    ふむふむ、その感覚はわかる気がする。

    で、その“知日”を簡単に紹介しつつ、主筆や編集長はじめ、中国の著名人の訪日記などを盛り込んだのがこの一冊。

    さて“知日”、予想を大幅に上回る売れ行きだそうだけれど、タイトルが面白い。
    武士道とか、鉄道などはいかにも、なんだけれど、料理の魂とか燃えるとか制服とか(笑)
    写真とか家宅とか、え?そこ?というものも。
    なにがびっくりって、一番売れた号のタイトルは 猫。
    犬はそんなに売れなかったらしい。
    へーへーへー
    ほんと何がターゲットになるか目のつけどころに意外性がある。
    紙面も洗練されていて、一度実物を手に取りたくなる。

    それぞれの号の簡単な紹介も載っていて、編集長記からの引用文も使われているのだけれど、妙にこねくり回さない すっきりとした感じが “単に知りたい”ってこういうことなんだよね、と腑に落ちる。

    ところで、私たち、隣人のごくごく日常をいろどる文化をどれだけ知ろうとしているだろうか............

    そうだ、今度、日本のアマチュア楽団をテーマにしてみてください。面白いと思います♬

  • 先日(2015年2月頃)、NHKの夜のニュースで「知日」という中国の雑誌のことを取り上げていて興味を持ち、購入した。
    中国人の編集者が、日本文化、しかも結構マニアックな一面の特集を組んだ雑誌を定期刊行している。そしてその雑誌が、日本文化に興味がある中国人読者に売れている、というニュースは、政治的な日中関係からすると意外で、日本人としては嬉しいものだった。
    この日本人向けの書籍版は、「知日」という雑誌の特集の内容、創刊に至る経緯、中国での反応等をかいつまんでまとめたものだ。この書籍版には、本誌の一部が抜粋して掲載されているが、奇抜で美しいデザインの誌面があったり、特集の内容も、かなり徹底的に取材しているようで驚いた。
    本書を読んで中でも印象的だったのは、本書の主筆の毛丹青氏と内田樹氏の対談だった。日本人の「知的廃退」「情報格差」が危険だという指摘は、昨今の売れる本やテレビ番組の風潮を考えると実感がある。

  • ニュースウォッチ9で知り購入です。テレビの力が凄いと感じたのは放送翌日に大手ネット書店数店を覗いたところどこも売り切れていたことでした。

    中国で発刊された日本を知る本。
    各号ごとの数頁の写真と解説、読者の声と読む部分が少ないのでさくさくと読めます。頁の写真が小さく内容が読み取れないのが残念ですがレイアウトや色彩はすっきりとして洒落ています。
    日本人ですら意識していない日本の一部分を特集し、紹介するのは面白い試みだと思います。逆のことを日本でしたとしてはたして売れるのだろうか、と考えてしまったり…。

    出版前の審査で日清戦争を扱った23号が未だ審査結果待ちで発刊できないあたり、中国の厳しさを感じます。

  • 春節期間の中国人旅行者の激増、爆買のニュースを見ながら読む、

    旅行者は富裕層から次の階層に広がっているのか? この知日という雑誌を読む層がかなりいるのだから、

    権力と富を独占する富裕層は土産物なんか買わないだろう、

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著者プロフィール

作家。北京大学卒業後、中国社会科学院を経て、1987年三重大学に留学。2009年から神戸国際大学教授。著書に『にっぽん虫の眼紀行』(法蔵館/文春文庫)、『孤島集』(中信出版社)など。又吉直樹の『火花』などの中国語訳を手がけ翻訳家として活躍。2011年日本文化専門誌『知日』を創刊、2016年上海で『在日本』雑誌を立ち上げる。

「2019年 『長文読解の“秘訣”(新装改訂版) マオ老師の中国語エッセイで楽しく学ぼう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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