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- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784267006616
感想・レビュー・書評
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(日付から察するに、高峰秀子さんの訃報を聞いて登録したらしい)
小学校高学年か中学生のころに祖母の家でであった。昭和57年初版、翌年ですでに第47刷の著者サイン本。気に入って読みふけっていたらもっていっていいと言われて、以来ずっと持ち歩いている。
見開きに食材や調味料などのタイトル一つ、エッセイ+俳句とそれを使った簡単な料理ひとつ。食通ではなくあくまでもただの食いしん坊の「私流の即席インチキ料理」と謙遜するが、気軽に読めてちょっとした料理のヒントにもなる。お料理読本の出会いの一冊は「くまのプーさんのお料理読本」だけれど、料理エッセイにハマるきっかけはこの本だったと思う。当時の自分は女優高峰秀子の作品はひとつも見たことがなかったし、出てくる食材や料理も知らないものが多かったけれど、楽しい文章とともにその名は記憶にしっかり刻み込まれた。
装丁装画が安野光雅だと気づいたのはいつだったのだろう。ひかえめでかわいらしい挿絵やレイアウトの細々とした工夫はたしかにわたしをこの本の世界に誘ってくれた。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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