カピバラがやってきた

  • 岩崎書店
3.98
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本棚登録 : 204
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265851980

作品紹介・あらすじ

もともとその場所に暮らしていたニワトリと、よそからやってそこへきたカピバラ。
違う種類の動物どうし、一緒に暮していけるの?

移民と移民を受け入れる側の話などにも解釈できる、他者との共生を描いたお話。
ヴェネズエラの出版社から刊行されたウルグアイの作家の絵本。世界8か国以上で翻訳出版。

感想・レビュー・書評

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  • もともとその場所に暮らしていたニワトリと、よそからやってそこへきたカピバラ。
    書籍紹介で「移民と移民を受け入れる側の話などにも解釈できる、他者との共生を描いたお話。スペインの出版社から刊行されたウルグアイの作家の絵本。」とあり、はっとしました。
    最初は排他的だったにわとりが小さなカピバラとひよこの危機をすくったやりとりから共生へ。欧州や米国だけの問題ではない。日本国内にもいろんな問題が山積している。互いの文化や歴史、あり方を受け入れること、言語でのコミュニケーションでは足りないことだらけ。諸外国と日本の政策の違いも知る必要があるなあと思った。

    絵本の感想にもどすと。
    シンプルな色彩で、淡々と、でもコミカルにおはなしが進みます。
    最後のページではひつじと出会うところで終わっています。さて、どうなることやら。
    互いを思いやり、ともに生きることができるといいよね。タイトルにひかれ手にしたのですが、想像もしなかった読後感想になりました。読んで良かった。

  • ★結末まであらすじを書いてます。

    安全で、気持ちのいい川辺の鳥小屋は、住み心地がよく、ニワトリたちは、のんびりした毎日を過ごしていた。ところが、ある日、カピバラたちがやってきた。猟の季節になり、カピバラたちはハンターにねらわれて、お家に帰れなくなったからだ。ニワトリたちは、カピバラたちに、食べ物に近寄らないなどの約束をさせる。ある時、カピバラとニワトリの子どもが仲良くなるが、ニワトリの親に、野生動物は何をするかわからないから、近寄るなと言われる。しかし、カピバラの子が、ニワトリの子を助けたことで、一緒に暮らすようになる。猟の季節が終わって、カピバラがお家に帰ることになった。カピバラたちは、ニワトリたちを乗せて川を進む。最後のページは、カピバラとニワトリたちが、ヒツジたちの所に着いて、子どもたちが話をしている場面で終わる。
    ※この絵本は、移民や難民を受け入れる状況を表しているのだろうか。でも、最後に、新たな場所に行くのは、どうしてだろう。ニワトリは、平穏と言っても、いつも、卵や若鳥を盗られていたし、カピバラもまた、猟師たちにおびえなければいけないからか。ヒツジたちのいる場所が安住の地になるのか。うーん。世界の状況を思うと、日本を共生できる場所にしていきたいなあ。でも、難しいよなあ。私がしていることといえば、朝自転車で通勤する外国人の人達に元気よく挨拶するぐらいだからね。この頃は向こうから挨拶してくれるようになったけど。
    絵は、ほとんど黒い線で描かれているが、茶色や赤がうまく色づけされていていい。

  • 図書館本。次女に借りた絵本を長女がもれなく読むシリーズ。ニワトリの領域に侵入してきたカピバラ。牽制しつつも、掟を作ってなんだかんだ上手に共存。イラストもストーリーもユルく可愛らしい。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/786571

    のんびり暮らすニワトリたち。
    そこへ突然やって来たのは…?

    深みのある絵、意外なラスト。
    14言語で出版された話題作。

  • にわとりの平和な日々に、カピバラがやってきた。野生の動物は何をするかわからないと、ルールをつくるけど・・・
    絵も素敵。
    読み聞かせ、ふれあい読書に。

    2023絵本50

  • 最後の展開が最高!
    家族で笑いました。

  • 6歳の娘へ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/786571

  • 7歳11ヶ月の娘
    4歳11ヶ月の息子に読み聞かせ

    短い文章だけど
    ストーリーが
    ぎゅぎゅっとつまってる

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あみのまきこの作品

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