虫ガール ほんとうにあったおはなし

  • 岩崎書店
4.00
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本棚登録 : 499
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (37ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265851652

作品紹介・あらすじ

ちいさな頃から虫が大好きなソフィア。
幼稚園の間は人気者でしたが、小学校に入ると、
虫が好きなことが原因でいじめにあうように…。

すっかり落ち込んでしまい、「虫をお休みする」と
言うソフィアを見かねたお母さんが、ソフィアをはげまそうと
昆虫学者のグループに1通のメールを出しました。

すると、世界中の昆虫学者から、ソフィアにぞくぞくとメッセージが!
虫が好きな人が世界にたくさんいること、
さらに女性の研究者もたくさんいることに勇気づけられたソフィア。

「虫を好きだっていいんだ!」
多くの人の励ましで、自信を取り戻したソフィアの実話。

巻末には、ソフィア自身による「虫の本」も収録されています。

感想・レビュー・書評

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  • 虫が大好きな小学生・ソフィアの物語。

    これはもう、そのまんまうちの次女。
    うちの次女も小さい頃から虫が大好きで、素手で虫を平気で捕まえる。本も物語は読まずに、虫などの生き物の図鑑ばかり楽しそうに読んでいる。
    ソフィアのように、将来昆虫学者になりたいと思っているかどうかは分からないけれど、大学は昆虫に関係する学部を志望している(現在、高校生)。
    ソフィアのように、周りの同級生たちから変なコ扱いされた時期もあったけれど、虫が好きという気持ちはずっと大切にしてほしい。夢中になれるモノがあるって素敵なことだと思うから。
    ソフィアもうちの次女も、虫ガールとしてこのまま"虫道"を極めて自分の道を切り開いて行けますように。

  • 彼女が将来どんな風になるのか楽しみです。人と違ってもいい。これだけ技術が発達しているので、どんどん可能性が見つかります。自分の好きなことを続けられる環境でありますように。

  • 虫が大好きな女の子としてアメリカで話題になり、11歳で本作を書いたとのこと。
    これも子どもに読んであげたかったな~。
    お母さんが素敵!!見習いたい。

    成長とともに「好きなものを好きでいる」ことが難しくなることがある。
    周囲のからかいで「好き」が「嫌なもの」に変わってしまうなんて悲しすぎる。子どもが大切に思う気持ち・好きなものを守ってあげたい母親の気持ちが痛いほどわかる。
    『人に「変」だと言われても、世界にはこんなにも虫が好きな人がいる』
    それを知って勇気づけられたソフィア。彼女の将来がとても楽しみ♪
    巻末にソフィアの好きな虫ベストがその理由とともにありました。
    子どもにお薦めしたい絵本です。
    大人も子どもも、好きなものを語るときの表情はキラキラしてて人を惹き付けるものがある。想像してこっちまで楽しくて嬉しい気持ちになりました。

  • 2歳半のころから虫に夢中のソフィア。でも、一年生になって、虫が好きなことでいじめにあい、一旦「虫をお休み」することにした。しょんぼりしている私を見て、ママは、昆虫学者のグループに「娘の虫友だちになってくれませんか。」とメールを送った。昆虫学者のモーガン・ジャクソンさんが、世界中の昆虫学者に声をかけたことで、毎日メッセージが届いた。そして、テレビに出たり、モーガンさんの仕事を手伝ったりするようになった。一人じゃないことが分かったことで、他にも好きなことができた。それでも、虫といるのが一番幸せ。虫の紹介ページあり。
    ※人と違うことで排除しようとする。色々な人がいていいのに。でも、この本は、仲間がいることで強くなれることや、発信していけば仲間が見つかることを教えてくれた。

  • 他人が何を言おうと、自分の好きなものは好きでいいんだということが伝わってくる絵本。挿絵があたたかく、けれど甘すぎず、ちょうどよく寄り添ってくれる。

  • だれが、何を好きでもいいんだぜ!
    じぶんが変わり者ではないかと、悩んでいる子へ。

  • 学校に行くまでは虫が好きなことは良いことだったのに、いつのまにか周りが変化。でも世界を見れば虫好きな女の子、研究者沢山いる。そんなことを教えてくれたお母さんの心の優しさ。自分の好きなものが他の子に理解してもらえない、そんな時も自分の発信次第で仲間が見つけられる時代って素晴らしい。

  • カナダ在住のソフィアちゃんがモデル。幼稚園のころは虫が大好きな女の子で虫友達もたくさんいたのに、小学生になると、虫の好きな女の子は変わり者としていじめられてしまう。心配したママがネットでお友達を募集すると、たくさんの人からメールが届く。そして、テレビでも取り上げられる。
    今は虫も好きだけど、お友達もたくさんいるそうです。
    日本にも、昔から虫愛ずる姫がいることを教えてあげたい。

    少し気になるのが、虫好きの場面にクモが描かれていること。確かに節足動物ではあるけれど、普通クモは昆虫ではないと教えるのでは?最後の説明のところとかに、書いておいてほしかった。

  • 2歳のときから虫が大好きになったソフィー。毎日ようちえんの ともだちと虫をつかまえたり、かんさつしたりしてとっても楽しかった。だけど、小学校にはいったら、「虫がすきなんてかわってる」っていわれちゃった。しょんぼりしているソフィーのために、ママが昆虫学者に「うちのむすめの虫ともだちになってくれませんか」ってメールをおくったら、世界中から返事がきた!
    人と違ってもいい、自分の好きなことを普通に好きといっていい。そんなメッセージが素敵です。

  • 虫好きの女の子ソフィア。
    そうだよね、子どもの頃は虫に興味を示し触ったりできるけど、段々と成長してくと怖くなったり嫌いになり触ることもできなくなる。
    ソフィアのその素直で純粋な気持ちと、それを見守り助けるママ、最高!

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