おすしやさんにいらっしゃい! 生きものが食べものになるまで (かがくヲたのしむノンフィクション)
- 岩崎書店 (2021年2月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265830831
作品紹介・あらすじ
キンメダイ、アナゴ、イカなど、釣り上げた魚をさばき、
だんだんと美味しそうな切り身へとかわって行く様子を、
動画のような連続性で見せる写真絵本。
魚のとくちょうや部位の名前も解説。
最後はお寿司になって登場!みんなで美味しくいただきます。
「命をもらって生きている自分を大切に」とメッセージを贈ります。
感想・レビュー・書評
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小学生たちがお寿司屋さんに行って、金目鯛、穴子、イカをさばいてすしにするのを見せてもらう。魚の体のつくりがよく分かるし、捌き方もよく分かる。寿司屋さんの技術はさすがって感じ。
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2022年読書感想文コンクール夏の課題図書(小学低学年)
おいしそう!裏表紙の写真なんて生唾ゴックン
本物のお寿司屋さんが書いた写真絵本
特徴のある3種類に絞って
生きている様子
死んでいく様子
さばかれる様子
興味津々の子どもたち
実際に触れて
そして
いただきます
ごちそうさま
心に響きました
≪ いきものの いのちでできる このからだ ≫ -
食べるのも見るのも好きな、魚好き息子のツボに入ったようです。
大人も子供も全国民、魚を食べる前に読むべき!
感謝の気持ちで食事をいただこうと思わせる本でした。 -
2022年読書感想文コンクール夏の課題図書 低学年の1冊。
https://www.dokusyokansoubun.jp/books.html
これは良い。
1、2年生読み聞かせに持っていきました。表紙を見せただけでクラス大喜び。内容も良いので、中高学年の読み聞かせにも良さそうだし、大人にもお勧めです。
最初のページでおすしやさんが「へい!いらっしゃい!」という元気な声。読者が本の世界に引き込まれます。
ページを捲ると見開きいっぱいに新鮮な魚の写真が並んでいます。
この本の中では、キンメダイ、アナゴ、イカの三種類の魚を釣って、捌いて、調理して、お寿司として食べるまでを写真と文とで分かりやすく見せてくれます。
それぞれの魚の体の作りや生態系も説明されています。
魚の口の中はどうなっているのか、胃袋の中に何が入っているのか(その魚が何を食べているのか)、オスメスの見分け方はどうやるのか。
この絵本に出てくる子供たちも自分でお魚をさわります。キンメダイの骨を抜き、イカ墨を使って絵を書き、イカのくちばしや魚の骨を実際に触ってみたり。
自分が食べる生き物の体がどうなっているのかを知ることは大切だし楽しいですよね。
絵本としての文章も「〇〇って知ってる?」などの呼びかけ式の読者参加型です。読み聞かせではそのたびに「知ってる−−」「〇〇でしょー」などの声が上がる(笑)
そしてお寿司ができたら「いただきます」とちゃんと読者も(気持ちで)食べることができます。
最後には「ごちそうさまでした」で、きっちり本から帰ってきます。
<生き物は食べ物になって、きみたちの体の一分になる。私達はたくさんの命でできているんだ>
まさに副題の「生きものが 食べものになるまで」をきっちりと示している写真絵本です。 -
捌くところから紹介されている。
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2022年読書感想文課題図書低学年
キンメダイ・アナゴ・イカがいきているようなすがたから、おすしにかわるまでをしゃしんでしょうかいしてあります。くちやいぶくろ、おもしろいからだのきかんのしょうかいもあってしらないことがいっぱいのってます。
魚を捌いて食べる人が読んでも結構面白く読めると思った。命を頂くという視点以外で、身体の作りとかも解説してあるからかな。形の異なる魚二種類とイカに絞ってあるのも良。 -
2022年読書感想文コンクール低学年課題図書。
この本、本物のお寿司やさんが書いたんですね。
お寿司屋さんと言っても、スキューバダイビングで生態を観察したり、学校などでワークショップをしたり、ただのお寿司やさんではないようですが…
キンメダイ、アナゴ、イカの生態を学びながら、おいしいお寿司に調理していきます。
写真に図解があって、とても分かりやすいです。
大人でも「へ~、知らなかった~」となるところがいっぱいあると思いますよ。
そしてこのお寿司屋さん、大人でもなかなか行けない類のお寿司屋さんですね。
まわってないやつ。
シャリのお米の種類までそれぞれ違うんですね。
美味しかっただろうなあ。 -
写真がとてもきれいで、生きている時の魚の美しきがわかる。そして丁寧にさばいていくと、美しい寿司になる。いただきます、という言葉がしみる絵本。良書。
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命をいただくという事がお寿司を通してわかりやすい。