すずちゃんののうみそ 自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの、ママからのおてがみ
- 岩崎書店 (2018年1月18日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784265802364
作品紹介・あらすじ
自閉症ってそうなんだ
すずちゃんは、年長さんになっても、おしゃべりができません。「ねえ、すずちゃんママ、すずちゃんは、どうして年長さんなのに、くつを一人ではけないの?」保育園のお友だちの疑問に、すずちゃんママがお手紙で答えました。自閉症のことがすーっとわかって、ちょっと身近に感じるお話です。巻末には自閉症の特徴紹介も。
感想・レビュー・書評
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自閉症の子を持つお母さんが書いた、園のお友だちと先生へ宛てたお礼の手紙を元にしている。
大人(お友だちの親たち)が聞きにくい障害のことを、受け入れて接してくれた小さな理解者(お友だち)に対して、我が子(すずちゃん)はこう考えているのよと、絵本という媒体を通して読者にもやさしく説明してくれる。
付録として、自閉症の主な特徴を絵本の各場面に照らし合わせて紹介している。自閉症を理解するきっかけとして、この本が学校や一般の図書館にもっと広がればいいなと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自閉症スペクトラム(ASD)について分かりやすく書かれています。勉強になりました。今回は少しっこんだことになっています。
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本文、付録、あとがきを ゆっくり飲み込みように読んだ。
分かっているようで 決してちゃんと理解できていなかった「自閉症」。
よく使う「個性」。これも正解じゃない。気軽に使ってはいけない。学べました。ありがとうございました。 -
すずちゃんという自閉症の子をもつお母さんから、幼稚園ですずちゃんと仲良くしていたお友だちへのお手紙。すずちゃんはきっとこう思っているよ、と伝えている。
作者であるこのお母さんは、子どもたちが皆と少し異なるすずちゃんのことを素直に受け入れることに驚いたという。そうか、普通に接して、こういう特徴があるんだよって説明すれば受け入れられるんだよね。障害のある人と触れ合う機会がなくて、どうして皆と少し違うかもわからないという環境から、偏見とか差別が生まれてしまうのかな。わたしたちはもともと普通に受け入れる力を持っているのに。その力をうまく活用できないなんてもったいないこと。障害のある人とない人は、もっと触れ合って生きるべきだと思う。 -
娘用に借りた本だけど、とっても素晴らしかったので私の本棚にも残す。
感想を書こうと思ったけど、うまく言葉では表現できない。
子どもはもちろん、大人も、たくさんの人に読んで欲しい
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2019/04/15
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自閉症について子どももわかるように描かれた本。わかりやすい。
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読了