おねえちゃんって、きょうもやきもき! (おはなしトントン)

著者 :
  • 岩崎書店
4.04
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本棚登録 : 239
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265074198

作品紹介・あらすじ

この頃お母さんは具合が悪い様子。
「頭が痛い」と言ったり、晩ご飯を食べなかったり。
ココは心配でなりません。

でも、妹のナッちゃんは全然わかってない。
体が辛そうなお母さんに甘えて困らせるので、ココはやきもき!
そんなある日、ママは仕事を休んで病院へ行ったのですが……

ママが再婚して、新しいパパの娘がココの妹になりました。
名前はナッちゃん。これが大変な子だったんです!
「ぎゃおー」って泣くし、公園で泥だらけになるし。
「かいじゅうみたい」ってココは思いました。

何より我慢ならないのは、ココのママにとってもなついてること。
そして、“デカイ”こと!なんと小柄なココより背が高いのです。

『おねえちゃんって、もうたいへん!』から始まったシリーズ6作目。
おねえちゃんの気持ちに寄り添う成長物語。

感想・レビュー・書評

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  • 低学年用児童書。

    「おねえちゃん」シリーズ。

    今回は、お母さんの体調が悪いようでソファに寝ていたのを友だちの家から帰ってきて見てしまったココちゃん。
    だけどそんなのおかまいなしで、騒いでいるのはナッちゃん。
    相変わらずのかいじゅうっぷり。

    お父さんが、朝ごはんを作っていたり…とお母さんの様子が気になってしかたないココちゃん。
    病気だったら大変だと…。
    だけど病気じゃなかった。
    お腹に赤ちゃんがいるんだって。
    ココちゃんとナッちゃんのいもうとか、おとうとが。
    びっくりしたのは、ナッちゃんがおねえちゃん?になるってこと。
    おねえちゃんになったかいじゅうを想像して叫んだココちゃん。

    びっくりだねぇ。
    だけどやっぱりおねえちゃん。
    自分のことよりナッちゃんがおねえちゃんになったのを想像したなんてね。

  • お母さんが体調を崩しています。クラスメイトのみおちゃんから愛犬の具合が悪いことを聞いていたココちゃんの心配は募ります。弱っているお母さんに甘えるナッちゃんに苛立つの、わかるなぁ。
    お母さんの妊娠がわかって、ナッちゃんがおねえちゃんになる姿を想像して心配するココちゃん。自分も二人の弟妹を持つ大きいおねえちゃんになる大変さはまだわかっていないみたいですね。

  • 親から見ると複雑な家庭環境だなと思うのだが、子はスッと受け入れててそんなもんかなと興味深い。
    実際、世の中は複雑な家庭環境の子供もいるのだから、その方が良いのだろう。

  • おねえちゃんは、ほんのちょっと妹が羨ましくて、妹には負けたくなかったりします。この物語のお姉ちゃんは、妹よりも背が小さいけど、やきもきしながら自然にかまって、素直に怒る。そこがとても良いなと思います。

  • 図書館本。長女選定本。夏休み前に本屋で平積みされているのをちらっと立ち読みして、予約した本。「頭が痛い」というお母さん、妊娠してたんだね。なっちゃんがお姉ちゃんになる、ところでガハハハと笑ってました。

  • シリーズの一冊目を出版されてまもなく読み、その後読んでなくて、飛ばしてこの本を読みました。
    この本だけでも十分読めますが、レビュー見ていると、続けて読んだほうが面白いみたいですね。
    おねえちゃんに特化したタイトルと表紙から、男子の利用が少なそうだと、購入を控えた記憶ありますが、一年生で手に取れる、心に寄り添える良い本なので、シリーズを読んでみようかと思いました。

  • 低学年の女の子たちに人気のシリーズの新刊。

    なんだかんだいって、血のつながらない妹にもいじわるしないおねえちゃん。今回は調子の悪そうなお母さんのことまで心配して。

    次作では妹のナッちゃんもお姉ちゃんに!?

    楽しみです。

  • おかあさんが あたらしいおとうさんと さいこんして、いもうとができた

    一年生のわたしより からだが大きい ナッちゃん、三さい
    ないたり、かけまわったり、まるで かいじゅうみたい

    おかあさんのぐあいが わるくても
    ナッちゃんは ぜんぜんわかってない

    まったく もぉ

      ・

      ・

      ・

    おねえちゃんのココの気持ちに寄り添って、成長する姿をあたたかく描く創作絵童話、「おはなしトントン」レーベルから

    えええええええええええ!
    「ナッちゃんが       !?」

    ラストシーンの急展開、次作がたのしみになる

    《全国のおねえちゃんから共感の嵐!!》

    おねえちゃんといもうとのおはなし第6弾、2020年10月刊

    既刊のラインナップはつぎのとおり
    『おねえちゃんって、もうたいへん!』2012年6月
    『おねえちゃんって、ほーんとつらい!』2015年5月
    『おねえちゃんって、いっつもがまん!?』2017年7月
    『おねえちゃんって、まいにちはらはら!』2018年12月
    『おねえちゃんって、すっごくもやもや!』2019年11月

  • お母さんの体調が悪く、おねえちゃんのココちゃんは心配でしょうがない。
    いもうとの怪獣ちゃんことナッちゃんの破天荒な行動にヤキモキするが…

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著者プロフィール

神奈川県生まれ。『糸子の体重計』で日本児童文学者協会新人賞(2013年)、『空へ』で日本児童文芸家協会賞(2015年)、『羊の告解』でうつのみやこども賞(2019年)『朔と新』で野間児童文芸賞(2020年)、『きみひろくん』でひろすけ童話賞(2021年)、『あしたの幸福』で河合隼雄物語賞(2022年)、『つくしちゃんとおねえちゃん』で産経児童出版文化賞(2022年)を受賞。そのほか、『かあちゃん取扱説明書』『二日月』『チキン!』『カーネーション』『ぼくんちのねこのはなし』『よそんちの子』など、話題作を多数発表している。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。

「2022年 『バンピー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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