ねずみのへやもありません

  • 岩崎書店
4.04
  • (8)
  • (10)
  • (7)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 68
感想 : 9
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784265068265

作品紹介・あらすじ

フィズルタンさん、メロディとそのかぞく、金魚のミルキー、コンラン氏とダイコンラン・グランド・オーケストラ、ファーガス団長とオガクズ・サーカス団…つぎからつぎへとおきゃくさんがやってきて、クリストファーのおうちはたいへんなことに!オーストラリア出版社協会デザイン賞・2008年児童書最優秀デザイン賞受賞作品。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • せっかく大きくて部屋数もある素敵な家を持っているのに、仕事が忙しくて自分のやりたいこともできないクリストファーのお母さん。
    表紙の《NO ROOM》と同じような日々を送るお母さんの余裕のなさといったら、自分の息子が勝手に新しい住人を住まわせていることにすら気づかないレベルというのがおかしくも、ちょっと笑えない部分だったりする。
    普通だったら気付けることにも気付けないという視界の狭さを体験したことがある人ならば、ギクッとしてしまうかもしれない。
    ただ、その新しい住人のおかげでお母さんの雑務が少しずつ減っていき、自分の時間を取り戻していく過程がユーモアたっぷりに描かれている。
    楽しく暮らすには大らかであることも大事なんだなと思わせる作品。

  • 家の無くなった人たちを連れてきて,だんだん部屋が埋まっていくところ,楽しかったです.家のなくなる事情がまたユニークで面白かったです.ところでお母さんの仕事はなんだったのでしょうか?伝書鳩の郵便屋さん?気になりました.

  • たくさんの人と暮らすのは、楽しそう⁉️

  • たのしいたてものに、にていた。とてもおもしろいはなしだった。

  • オーストラリア出版社協会デザイン賞・2008年 児童書最優秀デザイン賞受賞

  • 日常の雑務に追われ、気ばかり焦ってしまうことがあります。その割に成果が上がらず、落ち込むことばかり・・・そんなときに読むと元気になれる本です。
    クリストファーは、いつも大忙しのおかあさんと、大親友のねずみのスニーキーといっしょに、どのくらいへやがあるのかわからないほどの、おおきなおおきなおやしきでくらしています。クリストファーは、街で困っているおばあさんや友達の家族を次から次へとウチへおいでと誘いますが、なぜか忙しいおかあさんは、自分の家の住人が増えていることに全く気がつきません。さらにはオーケストラの一団やサーカスも加わり、大きなお屋敷がいっぱいになってしまいます。
    それでも忙しすぎて全く気がつかないおかあさんですが、連れて来た人や動物たちの力でおかあさんの雑務がだんだん減ってきます。
    部屋がなくなるにつれて自分の時間を取り戻していき、最後には、「たのしく、くらそう!」という素敵な結論にたどり着きました。
    細かく描かれた挿絵が素晴らしく、大人が大らかな気持ちになれるすてきな絵本です。

  • お母さんとねずみのスニーキーと大きな大きなお屋敷に暮らしているクリストファー。
    空き部屋がたくさんあるのでクリストファーは困っている人達を見かけると次々連れて来てしまいます。
    部屋が足りなくなるほどの大所帯になっても忙しすぎて全く気づかないお母さんがおかしくもちょっと身につまされる感じがしました。
    結末のお母さんの変化もよかった。

  • クリストファーはお母さんとふたりで大きな家に住んでいました。家には空き部屋がいっぱい。家が無くて困っている人を入れてあげよう。クリストファーは次々にいろんな人をつれてきて…。あれ、ぼくが住む部屋がなくなっちゃった?
    楽しそうな家、いっしょに住みたくなっちゃうね。

  • 大きな屋敷におかあさんと二人っきりで住んでいるクリストファー。
    部屋はいくつもあるのに使わないのはもったいないんでしょうけど、他人を住まわせるのはどうなのよ、クリストファーくん。
    まあ、おかあさんがそれでいいって言うんだったら構わないんでしょうけどね。

    おはなしを楽しむというより、絵を楽しむ本かな。

全9件中 1 - 9件を表示

角田光代の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×