医師の感情: 「平静の心」がゆれるとき

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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784260025034

作品紹介・あらすじ

医師の感情はコントロール可能か?直視されることのない医師の感情-共感や悲しみ、恥やストレス、または訴訟リスクへの対応など、さまざまな問題を紹介。また、それが患者に及ぼす影響についても解説を加える。現役の医師自らがひもとく、感情のルポルタージュ。

感想・レビュー・書評

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  • 期待して読み始めたが、内容がうまく頭に入ってこない。
    あまりに違いすぎる世界を理解できず、途中挫折。
    残念…

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00566222

    医師の感情はコントロール可能か? 直視されることのない医師の感情——共感や悲しみ、恥やストレス、または訴訟リスクへの対応など、さまざまな問題を紹介。また、それが患者に及ぼす影響についても解説を加える。現役の医師自らがひもとく、感情のルポルタージュ。(出版社HPより)

  • 医師たちは、完璧無欠なサイボーグなどではない。
    むしろ “絶対にミスを犯さず、光速で雑務を捌ける“ サイボーグになれたら、どんなに楽だろうか、と憧れる気持ちすらある。

    筆者が研修を受け、最も忙しい状況で医者をしていたのは数十年前だろう。が、医師たちのストレスの原因や恐れは根本的には変わっていないような気がする。「病気を治療しようとする」営みの最終責任者という立場を医師が負っているかぎり、変わらないのかもしれない。

    忙しさと、重圧と、予定の混沌さと、無力さと、心を尽くした患者さんからの突然の裏切りと、…に対処するのにはマイナスの感情が常についてまわる。自身を守り、不確実性に立ち向かうために医師は鈍感さを身につける。

    「辛い状況にある患者さんに、やさしく共感的に接するべきだ」
    かつてそういった理想像を掲げ、尽力し、心を折られてしまう医療関係者たちのケアをする仕事をしたい。逃げ場になりたい。と強く思った。

    医師自身も自分たちの感情に対処し、ゆとりを持った休みを取り、仲間たちと語り合う時間を持つべきであり、それはいい効果を及ぼす、という仮説のもと始められたフロリダ大学のプログラムが紹介されていた。たぶんこれだろう→ https://artsinmedicine.ufhealth.org
参考にしたい。

    • フタバさん
      https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/35/4/35_306/_pdf/-char...
      https://www.jstage.jst.go.jp/article/generalist/35/4/35_306/_pdf/-char/ja
      2020/09/30
  • 医師だって人間だってこと、当たり前のことに改めて気付かされた。

  • 医師が仕事の中でどういった感情を持ち働いているのかを、著者をはじめ医師のインタビューから掘り下げていく本。
    当然のことながら医師も人間なんだなぁと思った。自分が大病をしたら、腕のいい医者よりも患者に寄り添ってくれる医者に担当してもらいたい。そして自分も医者にとっていい患者でありたい。
    そんな気持ちにさせる本。

  • 医師も大変だ…誤字脱字があるのが気になる。

  • 医師は常に「平静の心」を常に保ち、どんな状況であっても冷静に対処できるように経験やトレーニングを積んでいると思われている。が、実際はそうでもなく、どの医師も世の東西を違わずに悩んだり、悲しんだり、喜んだりしているんだということが著者自身、そして著者がインタビューした医師の話からなっており、説得力もあり、自分自身も強く共感する。訴訟だけでなく、最近は患者さんからの評価がSNSも含めて行われていることが更にストレスに拍車をかけている。米国の医師の半数以上が燃え尽き症候群を呈したことがあるとの報告もあり、さらにそれは悪化しているとのこと。日本も同様の状況で、この本を読んでいて、日本も米国と変わらないと感じた。訳はこなれていて読みやすく、350ページほどの分厚い本であったが、一気読みできた。医療に関わる人達だけでなく、一般の人達にもお薦めしたい本と思われる。

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