大井篤
一九〇二年(明治三五)山形県鶴岡市生まれ。二三年(大正一二)、海軍兵学校(五一期)卒業。三〇年(昭和五)から三二年まで米国バージニア大学、ノースウェスタン大学に学ぶ。上海事変勃発とともに駐米大使館海軍武官室勤務となる。その後、中国沿岸警備艦隊参謀、華南沿岸封鎖艦隊参謀などを経て四三年から終戦まで海上護衛総司令部参謀を務める。海軍大佐。終戦後は、戦史研究家、軍事および国際政治評論家として活躍。九四年(平成六)没。主著に『海上護衛戦』、『大井篤海軍大尉アメリカ留学記 保科さんと私』(解説・阿川尚之)など。
「2022年 『統帥乱れて 北部仏印進駐事件の回想』 で使われていた紹介文から引用しています。」