アンソニー: はまなす写真館の物語 (あかね・ブックライブラリー 5)

著者 :
  • あかね書房
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本棚登録 : 137
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (154ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784251041852

感想・レビュー・書評

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  • 小学生の頃に読んで、とてもとても好きでした。大人になっても読めば幸せになれる本。

  • 海辺の町で百年以上続く「はまなす写真館」。ここに古くから伝わる、箱形で蛇腹のついたカメラ「アンソニー」が語る、はまなす写真館の歴史とは…。「海に帰った白い馬」「山寺のカエデ」など7話の連作ファンタジー。

    小学生の頃に図書室で何度も読んだ思い出。読みたくなって購入。優しい町の匂いの中で、移り変わる時代とそれを継いできた写真館が思い浮かぶ。自分は昔から「誰かが歴史を紡いでいく」ことが好きだったんだなあと思った。

  • 幻想的な雰囲気の表紙に一目惚れして購入した個人的にすごく思い入れの強い作品です。7つのエピソードがあり連作になっていますが一番好きなのが表紙にもなっている海に帰った白い馬の話です。この本を読む前は写真はあまり好きではなかったけどこの作品を読んでアンソニーを好きになり撮られるのはまだ苦手だけどカメラや写真を撮ることは前より好きになりました。この作品を読んでから自分の持ち物に愛着がわいたのでこれからは今まで以上に自分の物を大事にしたいと思いました。

  • 古い写真機だからこその物語に心温まります。

  • 小学校中学年ぐらいに、友達におすすめされて読んだ作品。
    残念ながらカメラが喋ることぐらいしか憶えてないので、後でしっかり読み返したい

  • 写真館を訪れる人と、最初は嫌々ながら写真館を継いだ主人公の不思議なお話。
    黒井健さんの絵なら、絵本があってもいいなと思います。

  • この本を読んだのは、小学生の頃だった

    そのときは、まだ本を読むのが好きじゃなかったから最後まで読んでないけど

    たぶん、当時読んだ時と今読む時では感じ方も違うんだろうな〜

  • 突然父親の後を継ぐことになった若きカメラマンの主人公が、はまなす写真館で起きる不思議で幻想的な出来事を通して、写真館が何故今も人々に愛されているのかを知り、真剣に写真館の主を務めようと決心していくお話です。カエル、猫、ユニコーン、座敷童など、ユニークな登場人物たちがそれぞれ、撮影技術や修正技術やカメラの知識と共に、人との繋がりの大切さも教えてくれて、中学時代に読んでからというもの未だ鮮やかに覚えている特別な本の一つです。

  • 小学校のころの読書感想文コンクールの課題図書だったので、お父さんに買ってもらった。ろくに内容も確認せず、ただ表紙のユニコーンが綺麗だったのでこの本を選んだ。しかしその内容はとてもすばらしく、何より美しかった。しゃべるカメラ、アンソニーと写真館の主、隆平さん、そして不思議なお客さんたちで織りなす、素敵なファンタジー。

  • 当時は好きになれなかったけれど、今読んでみると印象が全然違いました。
    冒険物語のように上がり下がりがあったりするわけではなく、どきどきするわけでもないのですが、優しい空気がすべての話の中に流れています。
    表紙を見てもわかるようにちょっと神秘的な? 部分もあったり。このグラスが私も欲しいです。
    読書感想文の課題図書だった記憶がありますが、どんなことを書いたのかはさっぱり忘れましたねw

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著者プロフィール

岩手県生まれ。『おちばおちばとんでいけ』(国土社)で、ひろすけ童話賞受賞。おもな作品に、「つるばら村」シリーズ(全10巻)、『ゆうすげ村の小さな旅館』(東京書籍小3国語教科書にも掲載)、「魔女バジル」シリーズ(全5巻)、「おひさまや」シリーズ、『おいなり山のひみつ』『今日よりは 明日はきっと 良くなると 愛犬・太刀と暮らした16年』(以上、講談社)などがある。


「2023年 『ゆうすげ村の紙すき屋さん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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