きみが好きだった (キャラ文庫 な 2-11)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 174
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199009396

作品紹介・あらすじ

俺ならもっと、先輩を大事にするのに──。高校2年の高良が恋に堕ちたのは、3年の先輩・真山。けれど彼は大切な幼なじみで親友の恋人で、いくら想っても叶いはしない…密かな想いを胸に盗み見た、綺麗な横顔。昼休みの屋上で一緒に食べたお弁当。夏休み、一度だけ奪った海辺のキス──三人の時間が心地よくて、微妙な均衡を崩せずに…!?
後日談となる「グッデイグッデイ」に加え、書き下ろし番外編「さくら」を収録!!

感想・レビュー・書評

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  • 幼馴染プラス三角関係。高校生の慣れない恋愛感が好きでした。

  • 凪良さんのBLを読んでみようって思った時、
    宝井理人さんの絵が好きなのもあってこちらを選んで購入。
    これは面白かったです。

    眼科医の息子でまじめな高良は、ノンケだった親友、諏訪に彼氏を紹介された。
    その彼氏、マヤ先輩を好きになってしまった。
    どうやらマヤ先輩がめちゃくちゃ諏訪が好きでアタックしたらしい。
    諏訪は複雑な家庭環境から一人になるのが嫌で、マヤ先輩と付き合ってからも
    どうも女の影がちらほら。
    そのたびに大好きなマヤ先輩が傷ついているのを横で見ているのはつらい。

    そんなとき、泊まり込みで海の家のバイトに夏休みに3人行くことになり・・・

    なんかもう、みんなみんな幸せになってほしい。
    って思う話でした。
    そして挿絵の宝井さんの絵はやっぱいいな~

  • BL小説なんてン十年ぶりに読むな・・・と思ったら、最近はこんな地獄みてえな恋愛小説してるの・・・マジで・・・??????
    って度肝抜かされました。
    男子高校生はもっとキラキラしい爽やかな恋愛してくれよ・・・頼むよ・・・と思わず頭を垂れて願いたくなるレベルで地獄
    そんなただれた恋愛してないでくれ・・・頼む・・

  • 出会うタイミングが違ったら、色々変わったのかな。そう思わずにはいられない話だった。遠回りしたからこそ、良かった部分もあるだろうけど。
    高良とならゆったりとした穏やかな時間が過ごせそう。今後も変わらず、2人には一緒にいて欲しいと思った。

  • 家庭環境が過酷な子達とぼんぼんのおぼっちゃん三人の微妙な均衡によって綴られる三角関係の末の青春物語。
    口が悪くて手足がすぐに出る美人の年上受け。あ〜〜凪良さんの好きなやつ。

    ずるくてみっともなくて身勝手でどうしようもない人間模様を丁寧に拾い上げるさまは凪良さんの筆だなあという感じですが、なんというか、全体を通しての感想は可もなく不可もなく。
    あんまり合わなかったな、残念という言葉に尽きる気がしてしまう。
    凪良さんは合う合わないが自分の中で激しい作家さんですが、ちょっと色々相容れなかったなあ。
    恵まれた環境にいた子どもだったから諏訪の抱えている問題にちゃんと寄り添えてやれなかった、と気づく高良はほんとうに優しい子なんだな。
    諏訪の身勝手も真山のダメ男にふらつく人生も自業自得たいえばそれまでですが、『愚かでみっともなくてすぐにぐらつく』人間の危うさ、手に入れたものを壊してしまいそうで不安に怯える、という生々しさを描写していくのも凪良さんの作家性の特徴なんですよね。
    そこも含めてすきな人は好きなんでしょうけど、なんか好みにしっくりこない物語仕立てだった。

    しかし成長した高良のベッドでの完膚なきまでのスパダリぶりはおまえどこでそれを覚えてきたんだ感がハンパないですね。
    真山先輩、いい男を捕まえてよかったね…。

  • 末永くお幸せに

  • 文庫版も、後ろまでイラストがあるー!わぁい。
    高良くんの、高校時代の叶わぬ片恋が苦しくて、そこから手が届いた時の、しつこいくらいの「ずっと好きだった」がもうもう、きゅん……
    一方の真山先輩の、好きになっちゃったけどうまく行くはずない、と諦めかけ……プレゼントされたシャツを見ているうちに自分の本当の想いや望みがぶわっと溢れるシーンで性懲りもなく泣きました。
    ファミレスにいたのに。あー、バカだ。
    凪良先生、好き……

  • 旧版は読んだことがなかったので文庫版として再販は嬉しいです。攻め視点のBLって今では珍しいような気がします。マヤちゃん先輩が綺麗なだけでは高良はここまで惚れることはなかったのかもしれないと思いました。(諏訪と付き合っていて見た目とは反して健気な姿をみせる真山により一層惹かれたのかなと)
    表紙のデザインで損してる気もします...

  • 前半を読むのがしんどかった。

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著者プロフィール

1973年生まれ、京都市在住。2007年、BLジャンルの初著書が刊行され、デビュー。17年『神さまのビオトープ』を刊行し、高い支持を得る。19年『流浪の月』と『わたしの美しい庭』を刊行。20年『流浪の月』で「本屋大賞」を受賞する。同作は、22年に実写映画化された。20年『滅びの前のシャングリラ』で、2年連続「本屋大賞」ノミネート。22年『汝、星のごとく』で、第168回「直木賞」候補、「2022王様のブランチBOOK大賞」「キノベス!2023」第1位に選ばれ、話題を呼ぶ。翌年、同作の続編にあたる『星を編む』を刊行した。

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