パブリックスクール: -八年後の王と小鳥- (キャラ文庫 ひ 3-8)
- 徳間書店 (2016年6月25日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
- / ISBN・EAN: 9784199008429
作品紹介・あらすじ
イギリス名門貴族の御曹司で、世界有数の海運会社CEO──多忙を極めるエドと、出版社で働く礼は、遠距離恋愛中の恋人同士。そんな中、礼が長期出張で渡英し、三ヶ月間エドと同居することに!!けれど、昔の反動のよう
に甘く優しいエドは、嫉妬も束縛も激しい。仕事で作家と会っても不機嫌を隠せずに…!? 恋人になって初めて迎える聖夜をエド視点で描く「八年目のクリスマス」他3編収録!!
感想・レビュー・書評
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いやあ、重厚。エドの背負うものの大きさに立ち向かう礼。解き放たれて楽に生きるのではなく、エドの持つ名声やお金だけでなく、血統や責任・蔑みや中傷を抱えたまま、それごと愛す、自分もそれを受ける決心をする。その過程が、うまく言えないんだけど、ひとつひとつ納得の行くエピソードの積み重ねで、すごく良かった~!
八年目のクリスマスも可愛らしくて(エドが)良かった~❤️詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
重いテーマありつつもラブラブな二人が読めてよかった
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1巻2巻がKindleで出た〜! と思ったら全3巻だったという。3巻は今まで据え置かれていたSS的な内容の長編だった。
パブリックスクールにいた頃は「愛さえあれば、たとえ好かれていなくても生きていく希望がある」が支えだったのに、社会に出てから容赦なく突きつけられる「愛さえあれば本当に生きていけるのか?」という問題に立ち向かう本作。すごい。
これが新書ではなく文庫で、三冊できれいに終わったことがすごい。プレゼントに最適だし、誰でもそこそこ気軽に読めるではないか。
改めて身分の差を突きつけられて、それを乗り越えて開き直った礼は改めてかわいいし、礼のために生きるのきめたエドのかっこよさが半端ない。BLの攻めたるやこうでないと。