ダブル・バインド (キャラ文庫)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 601
感想 : 42
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784199005732

感想・レビュー・書評

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  • 英田センセの待望の新シリーズ。お待ちかねのサスペンス系事件ドラマです。
    正直言って、手に取るまでは続きモノみたいだし、暗澹たるストーリーだったらイヤだし、と余計な気を回しすぎていましたが。でも、読み始めたらそんなの一気にふっとんじゃいました。

    BLという括り以外のところでも、事件ものとしてのストーリー運びの面白さが遺憾なく発揮されていて、もうさすがです。「そこで続く!?」と突っ込んで読み終わりました。。。

    登場人物の一人一人がキャラ立ちしていて、読んでいてすごく話にのめり込めます。
    警視庁刑事の上條は男っぽくて、性格も至って真っ直ぐ。そんな彼と対照的な、ツンデレ美形元後輩の臨床心理士瀬名。テンプレであるのに、かと言って、ありきたりにならない魅力が主人公たちにはしっかり備わっているんです。二人の高校時代を回想することで、より深く二人の魅力も伝わってくるし。

    そして、二人にからんでいる、様々な登場人物。どれも、魅力的で、気になる人々ばかり。いろいろありそうなニオイ、プンプンさせてますね。

    とりあえず、ハナシは始まったばかりみたいなので、次回に期待です。

  • 全4巻

  • 初読み作家さん。
    有名な方なので買ってはいたものの積み本に…。
    なぜ積んだ?
    もっと早く読めば良かった。すごく面白い!
    BLといえばBLだけど、サスペンス色が強くてBL苦手な方でも読みやすいんじゃないかな。
    ページ数は少なめだけど、改行少なめの文章で(といっても読みにくさは全然ない)がっつり読める感じ。
    軽く活字中毒な私は、ページ数少なくすぐに読み終わるのは悲しい気持ちになるので、そこらへんも私好みの本でした。

    4巻完結の1巻目、気になるところで終わった。
    事件の行方も気になるし、主役カプの恋愛事情も気になる。
    次巻…というか残り3冊は購入予定リスト入りする前に購入しそうだなー。

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  • 凄惨な殺人事件の犯人と唯一接触したらしき少年の保護者は高校時代の後輩だった。上條刑事は少年から事件に関する情報を引き出そうと2人と邂逅を重ねていくが、少年には特殊な事情があった。記憶の中の可愛かった後輩は憎たらしいぐらいな青年に変化しており…。

    解離性同一性障害の祥とヒカル。クリニカル・サイコロジストとして祥に付き添う瀬名。瀬名とワケありな関係らしき若き東誠会会長の息子・新藤。新藤の自称「愛人」葉鳥。事件は複雑に絡み合い、上條と瀬名の「新しい」関係にややもすれば翻弄されている。

    英田サキさんのお仕事小説はとにかく調べて書かれていると思う。そして魅力的なキャラクター。上條の「もっと小綺麗にすれば!」モテそうなのに何その一寸だけ残念な感じ(そこがいい)、瀬名の上条に対する精神的ブリザード攻撃(実は甘えたちゃん?)もどんどんクセになっていくんだよねぇ。ヒカルと上條の兄弟喧嘩みたいなやり取りも心地よく。
    ただこのシリーズ長いんだよ(苦笑)

  • 久々に英田さんのハードボイルド読みましたけど、
    面白かったです!!

    殺人事件の第一発見者は解離性同一障害で
    犯人を見たのは主人格ではなかったために
    捜査は難航。

    その死体の死因が餓死というのも変わっているし
    犯人の意図が掴めなくて気になります。
    やがてもう一人の失踪事件とも繋がっていきます。

    事件もさることながら、主人公の刑事・上條と
    第一発見者の少年の保護者・瀬名との恋愛が
    高校時代の思い出も絡めてじわじわ進むのが面白いです。
    いい大人なのでそれぞれに過去があるのもいいし、
    どのエピソードにも頷きながら読みました。

    ミステリ物の常として登場人物の多さがありますが
    全く混乱せず一人一人のキャラクターが生き生きしていて
    読みやすかったのもポイント高し。

    4冊続いてるのは事前に知っていたけど、
    事件の解明がこの巻でなされないとは思っていなくて
    ちょっとがっかり…気になるから2巻を読むしかない。

  • 「エロのない商業BL文庫は存在しませんよ」――そう思っていた時期が俺にもありました。
    す、すごいぞこの本!全226ページ本編の200ページ目でメインのカップルが同衾しておきながらそのまま何もすることなく眠って終わった!すごい!これが硬派サスペンスシリーズものBLの第一巻……!感動すら覚える……!そんな感想を覚えた一冊でした。

  • やんちゃ刑事×ツンな心理カウンセラー。
    素直になれないビッチ受。
    振り回される攻が、なんとも2.5枚目で、素敵。
    だまってればカッコいいのに、地雷ふみまくりでおかしい。
    好きな作品です。

  •  夢の島で猟奇的な殺人事件が発生?
     それは被害者が餓死させられた上、性器を切り取られ、喉の奥に詰められていた……という恐ろしい物であった。
     その捜査を担当することになったのは、警視庁の刑事である上條善成。

     事件の第一発見者は、間宮祥。
     ところが彼は、解離性同一障害という病気を患っていて、犯人と接触してはいたものの、その間の記憶がないという。
     そんな彼の保護者として現れたのは、上條の高校時代の剣道部の後輩でもあった瀬名智秋だった。
     高校時代のかわいかった面影もなくなり、嫌みな男になっていた瀬名との再会に驚きを隠せずにいる上條。
     おまけに、瀬名は男と関係を持つようになっていて、ついうっかりされたキスをイヤだと思えなかった上條は自分自身に「ホモjないあ」と言い聞かせる日々。

     けれど事件は、連続殺人事件の様相を呈し、新たな被害者が出てしまう……。

     という話でした。
     登場人物の関係が複雑に絡み合っていて、何処までが事件に関係があって関係ないのかわからない。
     おまけに、完全に続き物で恋愛方面もまったく進展がなく、誰と誰がくっつくのかもわからない。まあ、大体予想が付くけど。

     もしこれから読もうと思う人がいたら、全部揃えてから読むことをオススメします。
     2件目の殺人事件が起こったところで終わっちゃうので、続きを読みたくて困ります。

  • 面白かった(≧∀≦)ラブは殆ど無くて事件の捜査が進んでいくんだけど面白い!勝手に一冊完結だと思ってたので気になるところで続くだった\(^o^)/

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