鳥のように、川のように 森の哲人アユトンとの旅 (徳間文庫 な 36-1)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198930721

感想・レビュー・書評

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  • いま、このタイミングだからこそ考えることができた本。
    もう一度、半年後なのか三年後なのか、違うタイミングで再度読んでみたい本。たくさんの事が考えられるし感じられる本だと思う。

    今回印象的だったのは以下のコトバ
    『地上にやってくる時には物音をたてずに鳥のように静かに降りたち、やがてなんの跡も残さず空に旅立って行くのだ。』
    『進歩を掲げ、様々なものを作り出しては後始末に追われている科学とはいったい、何なのか。そんな科学を生み出す文化とは、何なのか。』
    生命あるものないものに感謝し、シンプルに心と体とコミュニケーションを大切に、自然と共に生きていきたい。

  • 地球にいきる民族のひとつとして、
    その文化を誇りにもつことがどれだけ大切か感じられた。

    なにを残すでもなく、自然と宇宙と同化して暮すということ。
    シンプルだけどとても難しい。

    他の先住民族がどうなったかを見たことあるので
    なんとも悲しい気持ちにもなった。

    ぜひ読んでほしい。

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著者プロフィール

1952年北海道釧路生まれ。写真家。同志社大学法学部卒、通信社勤務を経て1980年以降、フリーランス・フォトジャーナリストとして世界の紛争地を精力的に取材した。今日まで南洋から東南アジア、中東、シルクロードを踏破し、直近ではシベリアの少数民族ネネツなど極寒地の人々と暮らしを撮った。代表作にアフガニスタン抵抗運動の指導者マスードに密着取材した「マスード 愛しの大地アフガン」により国際的に高い評価を受け国内では第12回土門拳賞を受賞した。他に「エルサルバドル 救世主の国」(講談社出版文化賞)など著書、写真集多数。

「2020年 『女、美しく わが旅の途上で』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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