2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全

著者 :
  • 徳間書店
3.73
  • (27)
  • (44)
  • (46)
  • (6)
  • (1)
本棚登録 : 583
感想 : 62
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198656454

作品紹介・あらすじ

恐れるか。楽しむか。
未来を知れば、希望が湧く!
ホリエモン、本気の未来予測!

「AIの爆発的進化で、ついにシンギュラリティが来た。この5年で『社会』の在り方は様変わりし、10年後には『人間』の定義も変わる。それを怖いと取るか、楽しみと取るか――。まずは未来を知ることだ」(著者)

日本経済・資産形成・社会保障・老後問題・AI・メタバース・通信技術・エネルギー問題・ビジネス・働き方・産業・犯罪etc
私たちの暮らしに直結する58トピックを完全網羅!

■目次
Chapter1 AI
シンギュラリティ到来。恐れるのか、それとも楽しむのか
・ついに「ドラえもん」が誕生した!
・AIは人間を侵食するのか
・あなたの「個性」が増殖する
・亡くなった人が甦る
・AIデスクワーク元年
ほか

Chapter2 お金・経済
史上空前の人口減、少子高齢化。あなたがいまやるべきことは?
・円安は続き、円安が起爆剤になる
・がん保険料は大幅に値上がりする
・投資形成の鉄則
・銀行が見境ない営業をはじめる
・中国人は二束三文の土地も買っていく
ほか

Chapter3 仕事・暮らし
あらゆる局面でパラダイムシフトが起きる。本質を見抜け
・タイパ格差が拡がる
・満員電車は不滅だ
・オフラインが最強という新常識
・老人の定義が変わる
・全国3万の橋が一気に崩れる
ほか

Chapter4 産業
スケールするもの、縮小するもの。その明暗を読み解け
・日本の産業は三極化する
・「会話」が付加価値になる
・自動車界の日本包囲網が加速する
・ガラケーで起きた惨劇が繰り返される
・電気代値下げのキーマンは外資
ほか

Chapter5 テクノロジー
すべての常識が覆される。未来は希望と興奮に満ちている
・廃れるメタバース
・「人工の太陽」がいよいよ稼働する
・通信の破壊的革命
・人工冬眠の現実味
・健康寿命がさらに延びる
ほか

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ホリエモンの著作は意外に好みで今まで確か8作品ほど読みました。
    SNS上で過激な発言を繰り返し批判もつきない人物ですが、時として彼の主張に目からウロコが落ちることがあります。なので私は全くアンチではありません。彼の新規探索性というか冒険心というか、その好奇心は素晴らしいと思いますし、その博学、博識は羨ましく思います。

    そんなホリエモンが10年後に世界や日本がどうなっているかについて、さまざまな分野、領域について持論を展開しているのが本書です。

    いくつか印象に残った内容を紹介しておきます。

    お金について、投資するならインデックスファンド投資を推しています。オーソドックスな主張ですが元経営者や実業家としての才覚のある彼が言うと説得力が違いますね。少し過激なところでは店舗型銀行の存在自体がリスク、手数料0.5%超運用商品はゴミとまで言ってます。このあたりの主張はまさにホリエモンの真骨頂といったところでしょう。お金については、私が普段実践していることを主張しており、勝手に自己満足できました。

    経済については、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム、カンボジアは人口ボーナス期で生産年齢人口増加しており経済成長著しいなんてことも言ってます。

    仕事・暮らしの領域ではシニア向けマッチングアプリが日本を救う可能性があるとのこと。
    また海水温暖化により日本近海では淡白な魚しか取れなくなるだろうと予測しています。

    産業分野では日本の自動車産業の予測をしており、これからは電気自動車の時代であり内燃機関のガソリン車と電気自動車の関係はガラケーとスマホぐらいの差がありガソリン車がメインのトヨタは大苦戦するだろうとのこと。

    通信関係では5Gとか6Gがどうとか言われるが低軌道衛星による通信技術がゲームチェンジして5Gとか言ってる場合じゃなくなると… 
    低軌道衛星をは活用するスペースXのスターリンクについて、今後光衛星通信と低軌道衛星をかけ合わせると脅威の通信性能になるとのことです。

    また本書では確か触れられていませんでしたが彼の予防医療についての主張は全面的に賛同できます。

    ユーチューバーの中田敦彦氏が彼の主宰するYouTube大学で本書をわかりやすく解説していますので興味にある方は視聴してみてから本書を読んでみるか決めてもらうのもよいかと思います。


  • レビューはほとんど書いていないのですが、
    たま~に読んでいるホリエモン本。
    (何を読んだか正確に記憶がないんですが…。)
    今回は、10年後の未来予測ということで、
    ホリエモン独自の頭の中を覗いてみたくて読んでみました。

    ホリエモンらしい忖度がなく、
    時には過激な予想もありつつですが、
    ホリエモンなりの論理も通っていて納得感もあります。
    そして、小難しくなく、
    ライトに読めるところも有難い。

    こういった未来予測は当たったり、
    当たらなかったりだとは思いますが、
    色んな考え方を吸収して、
    自分なりの考えを確立したいものです。
    この本はそのヒントとなってくれる本かと思います。

  •  ホリエモンの極端に慣習や感情にとらわれず合理主義を貫く姿勢は賛否両論があり、自分としても全面的に賛同するわけではないが、合理的な視点と実践的な知識から書かれた将来の展望は説得力を感じた。事実について感情を交えることなく記載し、読者の期待に応えることなくネガティブな内容がふんだんなく記載されているが、日本が目を背けてはいけない事実であると思う。また日本が活路を見いだすべき優位な点についても少ないながら記載されており、客観的かつ合理的で文書も分かりやすい内容であった。

  • 見出しがたまに気になった一冊。本好きSNSでも紹介されたりしている本。わたしは、ホリエモンさんの力強さにいつも元気をもらっている読者なのですが、今回はちょっと作りに雑さを感じました。「テクノロジーでタクシートラブルが減る」っていいことには違いないけど、ホリエモンさんがいうにはスケールが小さいトピックもあった気がしました。
    ただ、さすがに内容はキラリと光るものがあります。本書で紹介されている核融合発電については2023年12月にY新聞で紹介されているのを発見し息を呑みました。

    ■本書を読んでいると感じること
    前の見出しと全く関係ない話が始まる。と思ったら、見出しにして分けなくてもいいぐらい続きの話が書かれたりしています。ズボラな私でも違和感を感じました。ホリエモンさんの著作でそういう印象を持ったことは初めてでした。

    ■外資で既得権益層を倒す
    これはかなり力強い話ですが、そうでもしないと変わらない気もします。iPhoneやGoogleが私たちの生活に入ってこれたことを考えると、実効性がありそうです。内部から変われないところはとても残念ですが。

    ■AIM医学研究所
    本書の最後に紹介されているこの研究所、実は猫の腎機能低下を防ぐための薬を開発する研究所なのです。それがどうしたと思うかもしれませんが、この研究所も最近Y新聞に載っていました。猫の死因の7割を占める腎臓病。その治療法に立ち向かうとは猫好きの人が多い日本らしいでも、やりがいのある事業だと感じました。
    このトピックの最後の4行はテクノロジーを追求する本質みたいなことが書かれているなと思いました。『「自分の愛する相手と少しでも長く過ごしたい」そう願うのが人間である。』

  • 【なんでもできてしまう今】
    急に未来が広がり始めたような気がします。

    いままでは少しネガティブな未来予想がはびこっていたように感じますが、いまは無限の広がり、夢を感じます。

    なんでもできる!!

  • 1つのテーマを2〜3ページにまとめていて、わかりやすい。最先端技術がもたらす世界と、日本の可能性についてわかりやすく解説。ネットの時のように言いたい放題ではなく淡々と論じているのが印象的だった。

  • 30年後の日本を予測するこの本は、AIや技術革新の流れを捉え、多角的な視点で未来を描いていました。著者の楽観的な様子と、イーロン・マスクの革新的な動きが特に興味深かったです。日本の未来や食の進化についても触れられており、読み進めるうちに、自分の日々の行動や思考を見直すきっかけになりました。変化に富んだ内容で、とても面白かったです。

  • 今後の日本の未来展望について解説されており、新たな情報をたくさん得ることができて面白かった。

    特に印象に残った内容は以下
    ・核融合発電のテストがフランスで行われている。エネルギー問題の解決策として期待。
    ・日本を代表するトヨタが、EVシフトで包囲網を敷かれている。EV開発で遅れをとっているトヨタが、かつてのガラケーがスマホの登場によって一気に入れ替わったようにトヨタもなるのでは。要注視。
    ・日本はロケットの発射場所として最適(東に発射が必要で、東は太平洋という立地)。今後日本における重要産業化が進む
    ・中国による日本の土地買収。例に漏れず、大丈夫か?と心配していた自分。防衛上問題はないし、日本にお金を落としてくれるなら、いいじゃんという堀江さんのスタンスは個人的に驚いた

    改めて堀江さんの本は読みやすいながら、しっかりと情報が詰まってていい。

  • 普段ホリエモンが言っていることがまとめられている感じで、あまり新鮮な内容ではなかった。
    世界も日本も良くも悪くも大きく変わるだろうけど、それらのさまざまな変化事項の中でチャンスにできるものを捉えて楽しんだり成果に繋げていけば良いのだなと思った。というかそうでないと生き残るのは大変だってことなんだろうなと思った。

  • そんな技術があるのかと感心するし、未来にワクワクする内容。


    要点3つ
    ・蓄電池
    ・核融合炉
    ・低軌道衛星

全62件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1972年、福岡県生まれ。実業家。ロケットエンジンの開発や、スマホアプリのプロデュース、また予防医療普及協会理事として予防医療を啓蒙するなど、幅広い分野で活動中。会員制サロン「堀江貴文イノベーション大学校(HIU)」では、1,500名近い会員とともに多彩なプロジェクトを展開。『ゼロ』(ダイヤモンド社)、『多動力』(幻冬舎)、『時間革命』(朝日新聞出版)、『最大化の超習慣』(徳間書店)など著書多数。

「2023年 『(仮)2035 10年後のニッポン ホリエモンの未来予測大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堀江貴文の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×