世界一の三人きょうだい (児童書)

  • 徳間書店
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (140ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198642051

作品紹介・あらすじ

マキシは三年生になったばかりの女の子。パパとママが一週間でかけることになったので、2歳の弟のレオンとふたり、一人暮らしをしている大学生のお兄ちゃんのアパートでくらすことになった。大学の講義にいっしょに行ったり、コインランドリーに行ったりと、おにいちゃんの家でははじめてのことばかり。いろんなことが楽しくて、毎日が冒険みたい! なかよし三人きょうだいの、てんやわんやな一週間をほのぼのと描きます。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりにドイツのお話を。小3の女の子と、まだおむつの弟が、大学生のお兄ちゃんと1週間過ごす…というお話で。けっこう年離れてるな…でもこのお兄ちゃんなかなか育児スキルも高いのか…?弟のおむつはずしちゃうのよね…すごいぞ。2人がお兄ちゃんのバイトについてって手伝ったり、もうかわいい。ほほえましい。最近は一連の大草原のローラの物語を読んでいたから昔のアメリカのお話が続いていて、最近のドイツの本を久しぶりに読んだなあ。なんかドイツの児童文学すきだな…昔から。なぜだろうな。なんとも好き。

  • パパとママが急遽不在することになり、大学生のお兄ちゃんに預けられ、てんやわんやでお留守番生活を乗りきります。

  • 面白かった!主人公のマキシは小学校3年生ぐらいの女の子。三人兄弟の真ん中。ある日、パパとママが1週間留守にするので、大学生のお兄ちゃんのアパートにお泊まりに行きます。弟はまだオムツも取れてない。大丈夫?なんて思ったりしますが…

    親はつい失敗を恐れて先回りしちゃうけど、お兄ちゃんは自分のことは自分でと、とてもおおらか。パパやママと違って、二人にいろんな体験や挑戦をさせてくれる。最後まで飽きずに読めました。訳も読みやすかった。

  • お兄ちゃんの家での1週間の出来事。子供の成長もみられる児童文学。

  •  ドイツ。小3のマキシには、2歳の弟と大学生の兄がいる。両親がおばあちゃんの引っ越しを手伝いに行く間、マキシと弟のレオンは、お兄ちゃんのアパートですごすことに。

  • おばあちゃんの引っ越しの手伝いに両親が1週間も家をあけることになった。3年生のマキシは、まだおむつのとれない弟レオンと一緒に、一人暮らしをしている大学生のトミーお兄ちゃんのアパートに行くことになりました。「1週間だけ」の兄弟3人だけの生活。

    パパとママが離れて過ごすなんてはじめてだから寂しいけど、私たちと離れて暮らすことが寂しいのはパパとママだって同じ!私ががんばらなきゃ!とマキシは思います。
    そして、お兄ちゃんは私たちが行く事を楽しみにしてくれている(はず)だもん!準備は自分でやらなくちゃ!

    でも、お兄ちゃんとの生活は、マキシの思っていたのとはちょっと違いました。お兄ちゃんはマキシたちがどんな風に生活していたかなんて知らないのだから。

    レオンは初めてたくさんしゃべったり、トイレでウンチできたり。はじめてコインランドリーに行ったり、大学で講義も受けたり、お兄ちゃんの友達や教授に親切にしてもらったり。

    なかよし3兄弟の、ほのぼの・てんやわんやな1週間の成長物語。

    ドイツの大人たちが、小さい子たちをあたたかい目で見守って、助けてあげている姿がすごくいい。

  • ドイツの創作物語。
    パパとママがおばあちゃんの引っ越しのため、家を留守にすることになり、私(マキシ・3年生)と弟(レオン・2から3歳)は一人暮らしの大学生のお兄ちゃんのところで1週間暮らすことになる。
    パパとママは心配しているけれど私はお兄ちゃんと暮らせるのが楽しみで仕方ない。
    お兄ちゃんはレオンがまだおむつをしていることやお風呂に入れてあげなくちゃいけないことを知らないで、自分の生活もあまり変えようとしない。私は弟にしてあげなくちゃいけないことはよく知っているけれど、自分だって世話をしてもらい対し甘えさせてもらいたい。
    けれどお兄ちゃんと一緒の暮らしをしていく家に自分のことを自分でしたり歩いてでかけたりすることも出来るようになる。
    お兄ちゃんがアルバイトをしている時も一緒について行って手伝いをすることが出来た。
    最後の日、お別れパーティーをしている間にパパとママが迎えに来て、疲れて眠りそうになっていた私に、お兄ちゃんの寂しそうな声が聞こえてきた。
    マキシの一人称の語りで話が進み、兄弟たちが徐々に成長していく姿がみられる。設定がやや甘いように感じる。置いていくのが心配ならば世話の仕方を細かく説明したり電話をしてきたりするのではないかとか、レオンはママがいないことにもう少しぐずるのではないかなど。授業に参加したりアルバイトを手伝うのもドイツではそれほどおかしなことではないのだろうか

  • パパとママが一週間でかけるので、三年生のマキシは、
    まだおむつのとれない弟のレオンといっしょに、ひとりぐらしをしている
    大学生のお兄ちゃんのアパートでくらすことになりました。
    コインランドリーに行ったり、お兄ちゃんといっしょに大学で講義をうけたりと、
    はじめてのことばかり!いろんなことが楽しくて、毎日がぼうけんみたい!

    なかよし三人きょうだいのてんやわんやな一週間をほのぼのと描いた、心あたたまるドイツの児童文学。
    ~表紙カバー 折り返し文面より~

  •  三年生の女の子と、まだオムツのとれない弟が、両親の一週間のおでかけで大学生のお兄ちゃんと生活する中で、はじめてのことをたくさん経験します。仲良しきょうだいに心あたたまります。
    (カウンター担当/のらぱんだ)

  • ★★★☆☆
    お父さんとお母さんが家を留守にすることに。
    お兄ちゃんと一週間兄弟だけで暮らします。
    ちびちゃんの成長っぷりとお兄ちゃんの振り回されっぷりがおかしかった。
    (まっきー)

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著者プロフィール

ドイツの児童文学作家で、子供の心の機微を丁寧に描く短編小説の名手として知られる。デビュー作「ビルギット」で1983年にチューリヒ児童文学賞を受賞。その後の作品もドイツ児童文学賞を受賞するなど、ヨーロッパで高い評価を受けている。主な訳書に、『赤ちゃんがきた!』(徳間書店)『日曜日のパパとママ』(国土社)『日曜日だけのママ』(講談社)などがある。

「2016年 『世界一の三人きょうだい』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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