グレートゲーム・オブ・ビジネス: 社員の能力をフルに引き出す最強のマネジメント
- 徳間書店 (2002年6月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198615338
作品紹介・あらすじ
「グレートゲーム・オブ・ビジネス」、それはミズーリ州の小さな修理工場で生み出され、やがて全米で注目された画期的経営手法だ。著者ジャック・スタックは閉鎖寸前の小さな工場を買い取り、12人の仲間とともに新会社SRCを創った。「吹けば飛ぶようなこの会社が生き残る方法はただひとつ。それは、財務内容をオープンにすることで従業員に会社の現状を理解させ、オーナー意識をもって業務にあたらせることだ」そして8年後SRCは、売上高4倍、株式評価額180倍の優良企業に変身した。しかもひとりの従業員も解雇することなくである。ジャック・スタックは、その成功のカギを「オープンブック・マネジメント」と呼んだ-。従来の経営理論を一新し、フェデラル・エクスプレスやザ・ボディショップをはじめとする世界の有力企業が採用した究極のマネジメント。
感想・レビュー・書評
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財務諸表を社員が見られるようにして、そこから行動を考えられるようになると良いという考え方。
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会社を経営するために必要な、関係者の心構えや姿勢はとても原理原則的で納得のいくものだった。常にこうあるべきだし、ありたいと思った。
数字の話は、自分の職場でやろうとしたら実際にできるだろうか、と少し不安。でも、やってみたい。
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情報の見える化と権限移譲。
agileに通じる経営の仕方。 -
(K) オールドエコノミーの代表格のような古ぼけた製造業が復活していく道のりをドラマ仕立てに仕上げながら、会社経営について語った本。一般的には、この手の復活劇には先進的なIT企業などが取り上げられることが多く、自分の会社とは置かれている環境が違うという違和感を憶えざるを得ない部分があったが、本書にはそれが無いということでかなり期待をして手にしてみた。
結論から言えば、良くできた本なのだが新しい発見は少なかった。実際の話をベースに作っているだけに説得力はそれなりにあるのだが、中で実際に起こっていること自体に目新しさがなく、さまざまな本に書かれているノウハウの寄せ集めという感じは否めない。
会社経営のリアリティや厳しさを感じるには良くできた構成になっているので、「経営って何だ?」というちょっとした疑問を持った人が読むと、いろいろと発見があるのではないかと思う。