生きて死ぬ私: 脳科学者が見つめた人間存在のミステリー

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198608675

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  • 脳科学者が脳について疑問に思うことが書いてある。
    私が疑問に思っていることが書いてあるから、始めは興味津々で読んだが、答えが書いてある訳も無く、途中から飛ばし読み。「クオリア」が新しい発見だった。
    印象に残った文章
    ⒈ 人間の心は、脳内現象に過ぎない
    ⒉ 人間の喜びも、悲しみも、全ての感情は、脳の中にある。人生の全ては、脳の中にある。

  • 人間の心は脳内現象にすぎない 私がいろいろ思うからこそ、私はいるのだ 私のユダヤ人の友人は、かつて、幸福とは、心の平和を持つことだと言った この世界は、死んでいった可能性で満ち溢れている 人類の歴史は天才たちが切り開いてきた 

  • 『ひらめき脳』がたいへん読みやすく面白かったため
    茂木健一郎氏の他の哲学書にも興味がわき手に取った一冊。

    哲学書のつもりでひもといたが
    各項ごとに著者の思い出にまつわるエピソードがちりばめられており
    文体も堅苦しくなく意外にもエッセイ風の軽い読み味。

    脳科学の専門知識については難しくは語られず
    誰でも理解できるレベルで書いてある。

    脳も科学も哲学も学術も研究も
    人生や人間というものと常に寄り添ってこそ存在意義があり、
    またそういうものなのであるということを
    わかりやすい平易な言葉で教え説く。

    シナプスの発火にすぎないはずの我々の目の前の現象に
    必ず存在するクオリア(質感)の謎を
    生涯かけて追求せんとする著者を知るための入門書。

  • はじめの方はすごく仏教の考え方と似ている気がしました。いま私が感じていることは私の脳がそう感じているだけで、私を通した物事しか私には見えていない。そうではない世界があるんだということを意識しなくてはいけない。みたいなね。でも、いまいち何が言いたかったのかがわからなかった。

  • 哲学的で宗教的でときどき科学的。
    この人の宗教感すき

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著者プロフィール

脳科学者。ソニーコンピュータサイエンス研究所シニアリサーチャー。慶応義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科特別招聘教授。「クオリア」をキーワードに、脳と心の関係を探究しつづけている。1962年、東京生まれ。東京大学理学部、法学部卒業後、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻博士課程修了。理学博士。
著書『脳と仮想』(新潮社、第4回小林秀雄賞受賞)『今、ここからすべての場所へ』(筑摩書房、第12回桑原武夫学芸賞受賞)『脳とクオリア』(日経サイエンス社)『脳内現象』(NHK出版)『感動する脳』(PHP研究所)『ひらめき脳』(新潮社)ほか多数。

「2013年 『おぎ・もぎ対談 「個」育て論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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