ヤングガン・カルナバル・スペシャルファイトバック・ホンコン (TOKUMA NOVELS Edge)
- 徳間書店 (2009年6月1日発売)
本棚登録 : 106人
感想 : 11件
- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198508302
作品紹介・あらすじ
カルナバルが終わり、息つく暇もなく毒島、塵八、弓華の三人である事件を片付けるために香港へ向かう。飛行機で移動中、毒島は瞼を閉じ昔を思い出す。高校生の虚とソニアと毒島は、ハイブリッドと同盟を組んでいる香港の犯罪組織『灣仔十』に加担することに。三人は戦いつつも香港を楽しんだが…?由美子に自分の正体を打ち明けるか悩む塵八(『典型的未成年の殺人者』)。名門女子校に潜入し、伶と似た少女と出会った弓華(『ブーゲンビリアを、愛をこめて』)。卒業式の当日に襲撃される将一(『平等院将一の長い一日』)など、全六話収録の特別番外篇、短篇集。
感想・レビュー・書評
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カルナバルが終わった後の短編集になる。
［典型的未成年の殺人者］
鳳凰連合の生き残りのスナイパーがハイブリッドの幹部を狙撃している。恋人が抗争で死んでその恨みらしい。塵八がカウンタースナイプで倒す。
塵八は由美子に全てを言ってしまおうと思ったようだが言えなかった。どっちに行くのか決めかねているが、殺し屋稼業を辞めるという方に舵を切りたそうだ。だけど、ルイには、この業界は背中を向けた瞬間撃たれるものだと言っている。完全に抜けられないと理解しているのか、自分を納得させるために言っているだけなのか。
今回のスナイパーのように復讐は止まらないだろう。抜けるなんて出来ないと思う。
［ファイトバック・ホンコン］
塵八と弓華とホンコンへ仕事に行く毒島は、むかし虚とソニアと仕事をした時のことを思い出す。
行きの飛行機で見た写真で、むかしの事件の裏切り者が分かって殺しに行く。
毒島は塵八に愛着を湧いてきているみたいだが、やはりいつか殺したいというのは変わっていない。揉め事が起こりそうな気しかしない。
［ブーゲンビリアを、愛をこめて］
いつかの劉北学園の潜入のように高校に行く弓華。今回はお嬢様向けの女子寮付き学校なので塵八はいない。
けど、避けられている少女や、その少女が好きだが近づけない同級生や、少女の父親がどうしようもないなどと劉北学園と類似点が多い。弓華は標的の娘の涼に近寄って、しっかりと詐欺師の父親の命を奪った。
［平等院将一の一番長い一日］
将一は卒業式へ向かう車を鳳凰連合の生き残りに襲われる。禁酒法時代みたいな男と銃撃戦をして、刀で勝負したいという時代錯誤な男とチャンバラをして学校へ行くが、もう卒業式は終わっていた。部室に顔を出すと、お別れ会が開かれて見送られた。
日本刀なんてバカみたいで良い。近距離戦好きだ。
［折れた矢］
毒島の過去と、虚たちを裏切った瞬間の話。毒島の内面を知ると絶対また裏切るんだろうなと確信できる。ギリギリのタイミングで白猫がどうにかするのかもしれないな。流石に2度の裏切りは許さないだろう。
だけど面倒な男だと思う。やはり近くにいるのは大変だ。
［キャビン・フィーバー］
ハイブリッドの面々は合宿所に行く。豊平琴刃とルキとカノコもいる。
親睦を深めるための卓球大会では、男子は順当に毒島が勝ち。女子はなんとなんとカノコが勝った。カノコは琴刃と賭けをしていて、カノコが勝ったら琴刃がしたことを謝ってもらうというもので、約束通りに琴刃は風呂場で裸で土下座をして謝った。
箸休めの笑える話だった。円盤の特典映像みたいなものだ。琴刃が恥ずかしそうに謝る姿を動画で見てみたいものです。
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カルナバルから帰還後―根津由美子に恋心と自らの正体を打ち明けるか悩む塵八『典型的未成年の殺人者』
塵八、弓華と香港へ向かう機内―毒島はかつてソニア、椿虚と仕事で訪れたかの地での出来事を思い出す『ファイトバック・ホンコン』
お嬢様学校に潜入する弓華の話『ブーゲンビリアを、愛をこめて』
卒業式へ向かう朝、登校中に敵の襲撃を受けた将一。無事、卒業式に間に合うのか？『平等院将一の長い一日』
過去、毒島がハイブリッドを裏切った、その背景『折れた矢』
卓球勝負！『キャビン・フィーバー』
の番外編6話収録！
通訳機代わりの虚が！猫舌っぷりに
毒島が可愛いんですケド～それってジェラシー？
ソニアの趣味が801とか、それはどうなの！
漫研893の相変わらずの報われなさに
卒業しちゃって組長業に専念したら、塵八とかとの接触減りそうで淋しいな…トップ同士で白猫とは会いそうだけど。
卓球…恐ろしいっ
毒島は大人気ないね！
アリサがラヴ意識してるのは…なんか違和感かも。
対琴刃のカノコがドSでびっくりです。
負けると全人格否定される、そんなスポーツは見てる分には面白いけども！
刊行に間が空いたからか、私の読書熱・ガンアクション熱が覚めてたからか…以前ほどのめり込む感覚は無かったかな★
20090624
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虚先生とソニアと毒島はやっぱりいい！と再認識させられる短編集。
会長も格好いいし、カノコ最強でした。
弓華はどこまでも弓華だし、ファンにとっては満足のいく一冊だと。
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YGC初の短編集でございます〜このライトな掛け合いと素敵なスプラッタ、そしてエロ描写が相変わらず神がかっとりますなｗｗ
とりあえず全編３回ずつ読んだので、細かく感想書いちゃうし
プロローグ
誰のセリフか判断つかないけどかなり深いな…
典型的未成年の殺人者
ま、まさか短編で稲富さんが御臨終するなんて…！虚先生といい増田さんといいソニアといい会長の周囲の人々といい、好きな大人キャラはサクサクとデリートされちゃう作品でありんす
ファイトバック・ホンコン
表題作。毒島・虚・ソニアが好きな私にはかなりオイシイ…といいたいとこだけど、まさかの三角関係公式認定にもはや眩暈レベルですだわ
若虚、無表情のくせに感情の起伏が妙に激しくてなんかかわいいなあ、猫舌は欠点ではなく神より与えられしチャームポイントですよねわかります
ブーゲンビリアを、愛をこめて
涼ちゃんの顔を見たかった…！挿絵が特殊型になっている以上仕方ないけどね
それにしてもフカミンの出してくる映画作品のほとんどはディープすぎて初耳のものが多いなあ
平等院将一の一番長い一日
どうでもいいけどサブタイに一が三回もｗｗわざとだろうけどウケたｗｗｗ
ああああああ棚橋がああああああ相葉が無事だからいいや←
会長は前夜祭のときがいちばんすき！
エピローグ 折れた矢
いやいやこのトリオ内でアチャーなのは毒島→虚の部分ですよね毒島さん？
ふむふむまたトリオの話かーとへらへらしていたら、まさかの過去の裏切りの全貌が明らかに！な内容で滾ったぜ
そして最後まで虚ガン見な毒島ｗこえーよｗｗｗ
キャビン・フィーバー
なんかドラマＣＤのおまけパートと似た空気を感じるなあ、いい意味で
ってここで大穴の白猫×アリサｷﾀ━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!って思ったけど、よく考えたら別にそんなびっくりな展開ではなかった(笑
いやあ色々言ったけど存分に楽しみました！
イラストも最初手に取った時はなんかいつもとタッチが違う気がしておよよってなったけど裏表紙の虚先生とソニアさんが美人で舞い上がったし＼(^o^)／
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著者プロフィール
深見真の作品
