楽園まで (TOKUMA NOVELS Edge)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198508142

感想・レビュー・書評

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  • 美しい世界の話でした。
    雪の効果が、とても出ていた様な気がします。

    都合がいいなぁ、と思う事もありましたが
    虐げるだけ虐げておいて
    自分たちに必要と分かれば手のひらを返す、
    その部分の感情が心に響きました。

  • 神様なんて、いない。

  • 第5回トクマ・ノベルズEdge新人賞受賞作。
    帯と後ろのあらすじを読んで「雪に埋まっていく世界で、人間では無い主人公たちが楽園を目指して旅をするお話」だと理解した瞬間に頭に浮かんだのはウルフズレインでした。
    「楽園」を目指す物語ってありがちだと思うのですが、作者さんが17歳という若さで楽園をどう定義したのかなぁ
    とか気になってジャケットもかわいかったので、買ってみたらすごく良かったです。

    文章がとても丁寧でうまいなぁと思いました。
    全体の空気感が好みで、それと雪国に住んでる者として、雪の表現がリアルで素晴らしいな!と喜んでました。


    冬に読むのにぴったりな物語。
    気が早いけどこの人の本をもっと読みたいな。

    童話物語・紅玉いづき・ウルフズレイン
    このあたりの単語にびびっときた人は好きかも。

  • 「青い鳥」を求めて旅をするきょうだいの話
    この作品が成功しているのは振りやむことのない雪という情景
    それを全編通して良く活かしている形
    「シビア」とか英語が出てくるあたりのファンタジー描写と
    ライトノベル寓話的話つなぎの展開をもう少し工夫欲しいかも

  • 雪に閉ざされた世界で、<悪魔>と呼ばれる異能者である双子は、楽園を目指して旅を続けていた。<悪魔>を追う狩人たちが二人を見つけて……。
    ストーリーはわりとストレートな感じなのだけれど、文章の雰囲気と情景描写がとてもよい。さくさくと音をたてて雪を踏みしめて歩いていく姿が印象的。友風子さんのこの表紙が好きな人は気に入ると思います。どことなく、紅玉いづきさんぽい印象を受けた。これでストーリーがついてくれば、もう鬼に金棒な感じだと思う。二作目は違う話で、を期待!

  • 受賞時に17歳だったことに素直に驚愕。一個下!?っていう興味から手に取った一冊。
    雪の効果がよかったなぁと。全体的な雰囲気がすき。

  • 異能の力を持っているせいで「悪魔」と呼ばれ、追われる双子の姉弟が「楽園」を目指す物語。
    表紙に惹かれて手に取った作品。
    予想以上に重くて切ない内容でした・・・。

  • 雪が全てを覆う世界で、オッドアイを持つ人間は悪魔と呼ばれ、権威ある教会によって罪人とされていた。
    オッドアイを持つ双子のハルカとユキジ。
    彼等は教会の放つ狩人から逃れ、2人の養父であるヨハンの言っていた楽園を探していた。


    とりあえずまとめられていたと思う。
    狩人の過去とかチラ見えしてたけど、そのへんは割愛されてた。
    ハルカは超頑張りやさん。彼らが安らかに過ごせる場所が見つかればよいと思う。

  • あまり救いがなく読むのが少し辛かったです。

  • 若干17歳の受賞作という事で、キレイにまとまった話だと思う。
    次の作品を読んでみたい。

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