ヤングガン・カルナバル前夜祭・標的は木暮塵八 (TOKUMA NOVELS Edge)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198507411

作品紹介・あらすじ

鳳凰連合にさらわれた伶を助けるため、自ら囚われの身となった弓華は、思いがけずも母・聖火と再会することに…。その頃、塵八は白猫から依頼を受け、一登とともに鳳凰連合幹部暗殺へ向かうが、そこには巧妙な罠が!混乱しながらも生還する塵八。「なぁ、白猫さん…『カルナバル』ってなんだ?」ハイブリッド、鳳凰連合、豊平重工、飛竜会、ヴェルシーナ、紅旗幇、翼心会の殺し屋たちが、それぞれの十字架を背負い、闘い続ける意味を探す…。大人気シリーズ、衝撃の第8弾。

感想・レビュー・書評

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  • いよいよタイトルにもなっているカルナバルが始まる。キングダムという犯罪組織をまとめる中立組織が執り行うカルナバルは、世界の犯罪組織が世界を壊さないようにするためのもので、カルナバルに勝てば膨大な掛け金が得られて、負ければ全てを失う。最初にメキシコ陸軍将軍を暗殺したチームの勝ちとなる。
    弓華は聖火に捕まる。伶を人質に取られている。伶は裸で透明な壁の中に監禁されていて、壁の外には、人間ブタと聖火が呼ぶ連中が100人近くいて、弓華が逆らうと連中が伶を襲う。聖火が弓華に命令したのは、カルナバル中に誰でも良いからハイブリッドの人間を殺せというもの。
    弓華はどういうリアクションをするのか分からないけど、成るように成るしかないのだろう。一番やりやすそうなのは塵八なので、標的は木暮塵八。
    塵八は待ち伏せをくらって、鳳凰連合の雇った精鋭と戦う。そいつらはチェーンソーと火炎放射器を使うという、ブラックラグーンに出てきそうな敵だった。面白い。
    塵八はユミコに告白して返事を保留されたり、漫画原作を頼まれたり、なんだかんだ仲良くなったりと青春はしてる。殺し屋としての自分と、高校生としての自分の狭間で揺れている。ユミコと付き合うには殺し屋を辞めるしかないって事が、本人も分かってはいると思う。弓華ほどに器用には出来ないので、いつ踏み切る覚悟を決めるかの問題。そらはきっとカルナバルが終わった時になるのだろう。

  • ギャウザルに襲われ、拉致された伶。心当たりのある弓華は思惑通り接触に成功するが…思わぬ再会、そして窮地の伶を助けるための取引に…。
    一方、塵八は自身と、周囲が変わりつつあることを感じ…。
    ついに明かされる『カルナバル』―参加するため国を発つ者、残(され)る者、それぞれの戦いが始まる…!
    ちょっと某マフィアランドが頭に浮かびました~
    早く次巻表紙が見たい!塵八の名前、タイトルに付いてるのに表紙にいないから何気に見えてる日本刀も漫研ヤクザだよね?
    そしてタイトル…弓華はなんとかその思考から外れてくれると!ロリータファッションな弓華、イラストで見たかったョ伶ちゃんともどうなるんだろ…カノコもいるし、ね?
    ツキジマさんグッジョブ桃子生きてた~♪克美と一登は…行った先で目的同じく、と合意しちゃいそうどうカナ?
    毒島が~良い人化に拍車がかかってますね真面目に勤めてるっぽいのが!私は生い立ちよりも歌に衝撃を受けました♪
    表紙にいたから“もしや…!?”と思った“彼女”が参戦で嬉しい☆
    しかし、またしても…平等院組長の組織は部下死にすぎだョ★本人の活躍…いや、生き残りに期待してマス
    後何冊続刊かは謎だけど…各組織入り乱れ、弓華vs琴刃、弓華vs聖火、弓華vsギャウザル、毒島vs、毒島vs流毅と、っ…てあれ!?塵八個人のは?あ!風樹か☆各因縁の対決も楽しみ
    あと白猫の本名には

    20070420

  • 続きが気になる…

  • 戦いの前。
    弓華が裏切るのかどうかが気にかかるよ…
    ヤメテー!
    そして弓華母が怖い。
    2007/6/20

  • 今回は、いよいよ今まで、ちょこちょこと仄めかされてきた白猫・・その他の思惑とその実態が明らかになりましたね。うぉ・・奥が深いよ、犯罪組織の掟。

    そして、ここから新たな幕開けが始まる様です。(いやもう、始まってますが)それに加えて、塵八と由美子の関係にも進展が・・いつも以上に、状況が色々と動いた巻でもあったのではと。
    しかも、タイトルに「前夜祭」と付けただけあり、最後は焦らしプレイで次巻行き。相変わらずの深見氏の上手さに嵌る一巻でした。

    ・・・と、色々面白い面満載なのですが!!

    でも、しかし「会長」贔屓な私としましては、それ以上に、それ以上に堪らない一巻だったのは間違いなく!!と、言った所でして。まず、【天国で迷子】以来の会長語りの多さ。(最後はファンとしては冷や汗ものですが;)そして、やはり何と言いましても、八代目の御姿と披露目式!!(素敵過ぎです、会長!)御茶目なのにカッコいい会長が見られて幸せ!その上、例の舞台へのまさかの参戦!(と、言う事は、これからも出番は増える!?)
    塵八との会話で垣間見えてしまった「由美子嬢事件」は、ファンとしましては少しばかりショックでしたが、それをさし引いても素敵な一巻でした。続きが、非常に楽しみです。何でも、どこぞの情報に由れば九巻表紙は、今回の表紙との繋がり物で、しかも、会長と塵八だとか!待ち遠しすぎます。

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著者プロフィール

2000年に第1回富士見ヤングミステリー大賞を受賞、2002年角川Next賞を受賞。代表作は『ヤングガン・カルナバル』シリーズ、『ゴルゴタ』、『GENEZ』シリーズなど。『魔法少女特殊戦あすか』原作、『ちょっとかわいいアイアンメイデン』原作、『王様達のヴァイキング』ストーリー協力。TVアニメ『PSYCHO‐PASS』1期、『PSYCHO‐PASS 劇場版』(ともに虚淵玄と共同脚本)にて、ニュータイプアニメアワード脚本賞受賞。TVアニメ『ベルセルク(2016)』シリーズ構成。

「2017年 『バイオハザード ヴェンデッタ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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