- Amazon.co.jp ・本 (207ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198100018
感想・レビュー・書評
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水彩がとにかく美しい。
洋ゲーや油絵の絵画のようなガッツリ重厚な厚塗り系に長年憧れていたが、水彩の美しい色とその繊細さと、宮崎駿の動きのある線にうっとりしました。
この時代のクリエイターさんたちは、イヤなものはイヤだったなど、コメントが素直で面白い。
映画と漫画連載の同時進行となった当時の氏の混乱っぷりや、『風の谷のナウシカ』になるまでのイメージ画の変遷とそれをコメント付きで読めるのは嬉しかった。 -
「ナウシカはこんな表情はしない」とか「これは描きたくなかった」とか、宮崎先生の歯に衣着せぬコメントがキラリと光ります。
仕事って、やっぱり想いのままにとはいかないんですね…。
個人的には、初期設定画の中の空飛ぶお城を見上げるナウシカに胸が熱くなりました! -
絵が綺麗でルーツなども書いてあったりしてナウシカ好きにはたまらない作品
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高校生のとき、初版で購入しました。地元の本屋になくて、遠くから抱えて帰った記憶があります。
宮崎駿さんの繊細な鉛筆のタッチと水彩の絵が好きなので、本当に満足の一冊です。
ただ、私の好きだった絵が、宮崎駿さん的に、「描きたくなかった絵」みたいなコメントでちょっと苦笑い。そんな宮崎監督のナウシカに対する思いも垣間みれる一冊です。
ナウシカファンなら絶対買って損はないと思います。 -
水彩画集。
8年程前に友人から譲り受けた本。
ナウシカを初めて観たのは、子供の頃にアニメででしたが、
原画ならではの精緻な描き込みや濃密な表現は、本当に何度見ても惚れ惚れします。。
世界観にどっぷり浸かって下さい。 -
絵なのに動いている。
ナウシカになるまでの絵もある。 -
素晴らしい絵の数々!それにしては「描くのが嫌だった」というコメントが多く、なんともおかしい。貴重なスケッチや、話があり、宮崎ファン必見の一冊。
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宮田登説で、経血を当然のやうになめるポジションにゐる生き物としての犬がどうたらと言ふのがあるが、本書に登場するヤラ(リチャード・コーベン『ロールフ』のヒロイン)とわんこを描く御大に、もちろん「たかが宮田登如き読んでない可能性はない」のだが、勉強して捨てました感が見れん。
それは良いのだが、その十二、三世紀の支那でぐるぐる回ってゐた、メリーゴーランドみたいなタイプの風車は、本書と『ナウシカ』七巻では確認できるが、監督のいふアニメ版では残念ながらカットされてゐるといふ不条理がー。
こっちの絵に対するコメントで「これは記憶にない」がいっぱいでー。