辺境メシ ヤバそうだから食べてみた (文春文庫)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (325ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167915995

感想・レビュー・書評

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  • ノンフィクション作家高野秀行氏講演会~言語の天才まで一億光年~ | 大阪大学 21世紀懐徳堂
    https://21c-kaitokudo.osaka-u.ac.jp/events/2021/2133h4

    文春文庫『辺境メシ ヤバそうだから食べてみた』高野秀行 | 文庫 - 文藝春秋BOOKS
    https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167915995

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん

      猫は雑食のつもりですが、、、高野秀行的ヤバ食はクールに完食する自信ありません。。。失礼だろ!って言わない...
      darkavengersさん

      猫は雑食のつもりですが、、、高野秀行的ヤバ食はクールに完食する自信ありません。。。失礼だろ!って言わないでね。

      ハヤカワさ~ん、文庫も出してェ(と言いつつ、やっぱり絵をシッカリ見たいから単行本)

      「口入屋兇次」やっと第2巻購入。積読中「MUJIN-無尽-」も気になっているのですが、、、
      2021/12/09
    • darkavengersさん
      猫丸(nyancomaru)さん

      自分も辺境メシはこれは無理だって物ばかりです。

      文庫版が出るのはまだまだ先ですよ。
      先に出た...
      猫丸(nyancomaru)さん

      自分も辺境メシはこれは無理だって物ばかりです。

      文庫版が出るのはまだまだ先ですよ。
      先に出た幻想篇から新怪奇篇まで未だ文庫化されていないのですから。

      おお!「兇次」2巻も買われましたか!
      残るは3巻ですね。
      ついでに「無尽」にも手を出しましょう!!
      2021/12/09
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      darkavengersさん
      「MUJIN-無尽-」は、気にはなるけど巻数が、、、
      「夢幻」は、やっぱり単行本ですよね!と言いながら放置して...
      darkavengersさん
      「MUJIN-無尽-」は、気にはなるけど巻数が、、、
      「夢幻」は、やっぱり単行本ですよね!と言いながら放置しています。
      先日、booklogには登録出来ない本を買ってしまい、暫く我慢の日が続きます。。。
      2021/12/09
  •  筆者 高野さんの体当たりルポルタージュ!
    非常におもしろいです! 自分にはとてもできないことなので、チャレンジ精神に感服します!!

    • hiro8940さん
      高野さんの作品は どれも面白いですよね。行動力もスゴイ。
      高野さんの作品は どれも面白いですよね。行動力もスゴイ。
      2021/05/03
    • workmaさん
      hiro8940さん、同感です。しかも、文章が分かりやすく、読みやすいですよね~
      hiro8940さん、同感です。しかも、文章が分かりやすく、読みやすいですよね~
      2021/05/03
  • ノンフィクションライターの高野秀行さんが世界各地で口にしてきたゲテモノの数々を語る一冊です。
    当初は現地の方と仲良くなるという大義名分が、あったはずが、だんだん現地の人もそうそう食べないものを探し求め積極的に口に入れており、その類まれなるチャレンジ精神に敬服。
    読み物としては滅茶苦茶に面白い。異形の”食べもの”を目の前に格闘する様はシュールで笑ってしまうし、ツッコミどころだらけ。
    ゴリラに始まり、水牛フルコース、クモのフライ、羊の胃液鍋、”Gホイホイをオーブンで焼いたような”虫ピザ、、アマゾンのキャッサバ製口噛み酒、と絶対に食べたくない料理だらけ。
    韓国のヒルを思わせるタコの踊り食いに”馬鹿じゃないか”と詰るのには笑ってしまった。貴方には言われたくない笑

    本当に世界には変わった料理がたくさんあるし、日本も負けず劣らず。世界の広さ、食の奥深さを実感できます。

  • 早大探検部出身、あの「謎の独立国家ソマリランド」を著した高野秀行氏による、週刊文春に「ヘンな食べもの」について連載したのを纏めた1冊。

    気軽に楽しく、少し刺激的なモノを読みたいという方には最適な本かと思います(ただし、食事の前後(+もちろん最中も)に読むのはオススメできないです…(笑)。
    色々な意味で著者でないと書けない本で、その「行動力」「表現力」「洞察力」どれもが高い次元で、ただどこか間違っているような気もするのが、さすが「間違う力」という新書を出された著者!とも言えるんでしょうかね。。

    「行動力」と言う意味では、「こんな所へ行ってこんなモノを食べた!」というレベルは当たり前のように飛び越えていて、サラッと「国境をこっそり越えて」とか書かれているのがもはや。
    特に著者のキャラが強く出ていると感じたのは、日本のエピソード。美人の編集者にオススメされて一緒に行ったパスタのお店で、著者のパスタにチャバネちゃんが入っていた。まだ彼女からは見えてない。どうする?
    …で、彼女の立場を考えて「食べちゃう」を選んだ著者。そういうトコですよ!

    「表現力」という意味では、アマゾンで幻覚ドリンク(この名前もすごい…)「ヤヘイ」を飲んだ著者の反応、譫妄状態に陥った自分のことを、ここまで緻密に記録できるものか。
    また、同じアマゾンの口噛み酒のエピソードでは、同じ材料から近代的製法で作ったお酒との比較で、近代的製法の方が手間がかからず、アルコール度数は高い。ただし、不味い。つまり、「近代的とは味よりも時短を優先することで、これは退化なのでは?」と著者が提起したのはまさにそのとおりだなぁと思わされました。

    最後、「洞察力」としては、コソボの「フリア」のエピソードが素晴らしく、材料・製法ともにそこまで特別な要素がないように思われる食べ物が「ソウルフード」になっていて、そこに著者が洞察を巡らせるのが、感心するし感動するし、でした。
    この短いエピソードを読むだけでも、人間そのものが持つ「(特別でないものから)特別なものをつくる」才能、可能性を感じました。「フリア」の材料は小麦粉、バター、生クリームなんですが、それだけじゃないってコトなんだなと。

    面白く好奇心を満たしつつも、「ここまでは無理だな」と自分の限界を知るコトもできる1冊でした。水牛料理や鯉の円盤焼きまでかなぁ…。

  • 高野さん、ほんとおもしろい!!
    ヤバそうなものを食べまくるはなし。
    衝撃だったのは、辺境の食事ではなく、美人の女性編集者と東京で食べたスパゲッティ。異物混入なのに、相手の立場を、考えてそのまま食べてしまう。。。辺境の食べ物の話なのに、このエピソードがすごすぎて、全部吹き飛ぶぐらいだった。
    あと、調理前の食材である虫を、間違えて食べたり、、、とか。料理以外のエピソードが強烈すぎる。
    料理は美味しそうな食べ物があり、食べてみたいなーと思うものもあった!辺境に行かなくても食べた気になった!!

  • 世界は広すぎる、何でも食べる信じられないノンフィクション‼

  • たしか、文春オンラインで連載していたのかな。
    水牛あたりからリアルタイムで読んでいた気がするけど、全部読んだ訳ではない。この度、めでたく文庫化したとのことなので買ってみた。

    高野さんは、いい。
    読むと元気になる。
    わけもなく、何でもできそうな気がしてくる。
    爆発ナマズは、何度読んでも同じところでなぜか笑ってしまう。
    一番ぎょえーってなるのは、やっぱり胎盤餃子。高野さん自身もそうらしい。現地の人さえドン引き。書籍だと白黒だからあまり攻撃力が高くないのだけれど、カラーはヤバい。
    ↓と思ったら、ここにありました。
    https://www.google.co.jp/amp/s/bunshun.jp/articles/amp/9497

    自分の「食の可動域」は狭い方だし、これから広げる気もあんまりないけど、探検や冒険と同じで、未知の領域がこの世にあることを知るだけで、楽しくなってくる。ぜひ、続編が出てほしいなと思っている。

  • 普通の食べ物ばかりでなくもう無くなってしまったような食べ物、かなり限定した状況で食べられている食べ物も食べている。
    必ずしもうまいものだけではないところは事実ぽくて良い。

  • 向こうから見たらこちらが辺境だよなとか、となりの家の生活習慣は異境かもとか、文の内容に全く関係ないことを思いながら、ビッグワード満載の文章を楽しみました。

  • 本当にゲテモノ系の食エッセイ。
    冒頭の写真はかなり生易しい部類なので、これを見てだめならすぐ読むのをやめるべきだし、写真が大丈夫でもせめて目次を見てから読むかどうかを考えるべきでしょう。(^^;
    ちょっと、虫関係と生ものはおっかなくて食べられなさそうだけど、割と食べられそうな感じがするのは、やっぱり文章のおかげで、実際は食べられないんだろうなぁ。

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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