- Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167915537
作品紹介・あらすじ
《怪談×説法の人気シリーズ第三弾!》この世ではあなたが知らないだけで奇妙な出来事が日夜起きています。動く人形に訳ありの廃村。三木住職の元に寄せられた実話怪談。怪談和尚こと三木大雲住職による京都怪奇譚シリーズ第三作目。怪談と説法を織り交ぜた本シリーズは、他にはない独特の語り口で怖い話好きは勿論、苦手な人でも思わず夢中になって読んでしまう不思議な怪談本です。
感想・レビュー・書評
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★特長
このシリーズが大好きで、
いろんな方におススメしていますが、
「怖いのでは?」と少し惹かれます。
でもよくある怪談話との違いは…。
★感想
幽霊は怖くない。
とは言え、「なんで!?」とか「え!?」と思わず
声をあげてしまいます。
鳥肌が立つこともしばしば。
大黒様のお話やAI認識の話など、「ほんまかいな!?」と思ってしまった話もありますが。
★魅力
怪談話は怪談話でも、
怖がらせるのが目的ではなく、
「仏教に興味を持って欲しい」
「死後の世界が存在することを知って欲しい」
「死が魂の終わりではないということを知ることで、苦しみや悲しい別れも少しは乗り越えられるのでは?」
「自分はひとりぼっちと思っていても、仏さまが一緒にいる。
子供が無心に遊んでいても、親が遠くで見守っているように。」
といったことを感じてもらうことが目的なので、
生きている人にも、亡くなられた人にも、優しくなれます。
★おすすめの人
不思議な実話に興味がある人。
あえて「見えないもの」の存在を信じられない人にも読んでみて頂きたいですね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
さらりと読めます。
怪談として怖い話も、不思議な話もありますが、一冊を通して物事の考え方、仏教の教えについて学べます。
怪談好きの方、仏教について学びたい方にオススメです。私は仏教高校卒なので、なんだか懐かしくなります。
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読んでいて鳥肌の立つ話もありますが、
読後は面白かったと感じました。
『他人を好きになるということは、相手の幸福を願う事です。』と本書に記載があり、しばらく人を好きになる感覚を忘れていたので、ハッとさせられました。
牛のお話が特に強烈でした。 -
今回も読みやすく面白かった。怖いというより不思議な話が多かった。印象に残ったのはインドの牛の話。日本語を理解し「日本人か」と聞くとうなづき涙を流すという牛。生まれ変わりを信じているが人間は人間にしか生まれ変わらないと思っていた。人間以外に生まれ変わることもあるのかと恐怖した(笑) とりあえず、真面目に生きようと思った。
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丁寧で慈愛に溢れた語り口ながら、ゾッとするレベルは下手なホラー映画以上。
ただ最後には、正しくやさしく生きなければ、と思わせてくれるのは著者の徳の高さなのかもしれません。 -
関西弁の大黒様の話が面白かった。
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矛盾を知り大人になる。
大黒様はゴリゴリの関西人。 -
本当にあるのかもしれないけどこういうことを伝えることで迷っている人達を良い方向に導いているのかも知れない。
わかるのは自分がなったときだな。