続・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫 み 40-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 130
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167913366

作品紹介・あらすじ

京都・蓮久寺の三木住職のもとには、助けを求める人が絶えません。悪霊に祟られた人、ポルターガイストに悩まされる人、人形をお祓いしてほしい、さまよう霊を供養成仏させてほしい……。そんな実話や自身の体験など、現代の怪談、奇譚の数々をお届けします。蓮久寺は江戸時代初めの建立で、島原の遊女・吉野大夫との縁も深い名刹。三木住職の怪談は、テレビの「怪談グランプリ」準優勝の名人芸です。見えない世界に触れることで、あなたの人生も変わるかもしれません。現代の怖くて不思議な実話の数々を紹介した前著『怪談和尚の京都怪奇譚』から8年。三木住職書き下ろし現代版「耳袋」の第二弾。シェアハウス、パン屋さん、映画サークル、公園。ほら、あなたのうしろにも……!

感想・レビュー・書評

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  • ★特長
    実話ばかりの怪談話と、そこから導かれる教訓となる法話。
    本文211ページ。

    ★感想
    心霊スポットには興味本位では行かない。
    供養すれば大丈夫ではなく、原因から目を逸らさないことが大事。
    「心」と「怪談話」は密接な関係があると思った。
    間違っているかもしれないが、「人の心」を察するのが苦手な人と、「怪談話」を信じられない人は似ている気がした。
    怪談話の最中は、鳥肌が立つこともあるが、全てを読み終わると疑問が晴れて、スッキリする。

    ★魅力
    とにかく身近で興味を持てる話ばかりで、ショートショートや短編集のように、スイスイ読めます。
    一つ一つのお話が短いので、隙間時間に読むのにピッタリ。


    ★おすすめの人
    読んでも信じられないかもしれないけど、見えないものを信じられない人。
    創作ではない本当の怪談話に興味がある人。

  • この人の怪談話が好きで、購入。
    単なる怖い話ではなく、説話として語られるのが面白い。

  •  面白かったし、ちゃんと怖かったし、タメになりました。

     オバケを見た事も感じた事もないけど、存在してる方が面白いから信じてます。UFOも。

  • 現役僧侶による説法を交えた実話怪談集。
    人間が怖い話はぞわぞわする。

  • 夏は、夏じゃなくても、怪談大好き❤
    京都のお寺の和尚さんの説法とセットなので呪われる心配もありませんっ!

    作り話じゃなくて、誰かの体験談なので、ゾッとくる程度がグロくなくて、ジワジワ。
    日本人の魂持ってる人なら響く怪談です。

  • <目次>
    第1章  無念
    第2章  供養
    第3章  呪い
    第4章  巡る
    第5章  禁戒

    <内容>
    怪談和尚シリーズの第2弾。一冊目よりも厚くなったし、一つ一つの話の長さも長くなった。怖さはまあまま。トイレで読んでいたら、ワンギリの電話が鳴って、ビクッとしたことも…。8月には第3弾も出るそうで、このレベルなら、実話怪談としても、いいのではないか?

  • 【怪談説法の名手の書き下ろし、実話に基づく怪しき噺】鏡、リボン、ぬいぐるみ――身近な物に怨念が宿る。峠、公園、横断歩道――見慣れた場所に怪異は潜む。ほら、あなたのうしろにも…。

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著者プロフィール

京都市で寺の次男として生まれる。
実家は兄が継いだため、各地を流浪した。2005年、蓮久寺の第38代住職となる。
怪談を切り口にわかりやすく説法を説く「怪談説法」を確立。
実際にあった相談に基づく怪奇現象、自身の体験など、現代の怪談を説法へと繋ぎ、考え方や生き方、死生観が変わる仏教の教えを説く活動をしている。

「2023年 『三木大雲 人生を豊かにする日めくり 〜三木住職が大切にしている31の戒め〜』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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