- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167911065
作品紹介・あらすじ
妄想と詩想の間をたゆたう穂村さんの文章とフジモトさんのシュールなイラストの見事なコラボ。未収録分も増補して、これが見納め。
感想・レビュー・書評
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クスッと感じる短編日記風の作品でした。以下抜粋。
①自動車の無人化が進んでいるが、今の自動車は人力車に比べれば確かに自動。ただ全自動ではないから半自動車。
②ウルトラマンタロウは、1人だけ日本人の名前。
③リカちゃんの彼氏レンくん。過去にはワタルくん、マサトくん、イサムくん、カケルくんといるらしい。元彼カテゴリーが必要とな。
④吉祥寺駅の出口。昔はロンロン口(ぐち)、今はアトレ口。昔は読みにくい。 -
単行本も持っているのです。
…でも、文庫の帯にある「シリーズ最終巻」「"にょ"はもう増えない…」の文字を見て、レジへ。
単行本を読んでいた時には、このお二人のコラボがこれからもずっと続くことを当然のように思っていたのですが、もうそれも叶わないのですね。
あいかわらずの面白さににまにましつつ、どうしようもない寂しさを感じながら読了。
一番最後、3月31日のにょっ記に、鼻の奥がツンとしました。
羽生名人についての文章に納得してしまいました。
普通のあたまの良い人は、成長するとあたまの良い子供からあたまの良い大人の顔になる。
「羽生さんは大人になってもあたまの良い子供の顔のまま。そういうひとだけが名人になれるのだ」
う~ん…なんともいえない説得力があるなぁ。 -
にょにょっ記より穂村さんの日常生活感が出てたかも。フジモトマサルさんのイラストがとても味わい深い。
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古本屋のおじさんにおすすめされた1冊
『にょにょにょっ記』
2月末に職場を退職
最近は精神科通いの日々
その旨を軽く古本屋のおじさんに伝えると
「とりあえずこれ、読んでみて
バカバカしくておもしろいよ」とのこと
いざ読んでみると本当に面白かった
テレビとかYouTubeを観ても笑っていないのに
笑っていないというか笑えなかった
でもこの本1冊でゲラゲラ笑った
久しぶりに声出して笑った
大袈裟に聞こえるかもしれないが世界が少し明るくなりました
他の本も読んでみます
古本屋のおじさん、ありがとう -
おもしろい。
本棚に3冊並べて置いておかないと。 -
精神安定剤。かわいい。
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「モグラって本当はサングラスもシャベルももってないんだよね」
11月23日追記。
……。実は「にょにょっ記」のレビューを間違えて本書のレビューとして書いてしまったのだった。
本書でシリーズ終了だとか。恋人だか妻だかを天使と呼ぶおのろけ満載のシリーズだった。
「安室奈美恵」の横棒を大発見! -
フジモトさんが存命でしたら続きがあったのでしょうか。ちょっとシュールなくまさんの絵が穂村さんの文体と合って不思議な読後感です。